第一話
「はぁはぁ・・・。」
とりあえず一段落。今私が置かれている状況を整理しよう。
まず、あれだ人間は私だけだ。・・・待って一から考えよう
私の名前は一ノ瀬凛華でしょ?言語は日本語。残ってる記憶はこれくらいか
うーん、とりあえず住めそうなとこないかな?地下とか・・・
_一時間位_
「ああお腹空いたぁぁぁ!!」
探す途中食べれそうな野草やきのこを拾ったけれど安全な調理場がない
「うわぁ!!」
滑って転んで落ちた。
「痛っっ!」
お尻が痛い。もう泣きそう。でも広い空間は見つけた幸い蟲君たちは居ないみたい
「木も集めたし、きのこを焼こう!!」
一気に元気になって火を熾す。
「よし!回復!!」
そう言ってだだっ広い空間を探検して見たが特に害蟲は居ないみたいだ
何匹か無害なやつがいたな・・・
「うぅぅぅぅ蟲嫌いぃぃぃ」
そんなこと言っても何も始まらないし私が終わるわけでもない。
「なんて理不尽なんだ」
そんなことぼやきながら草を編んで即興ハンモックを作る。どやぁ
それを適当な出っ張りに引っかけるまずは此処で寝るしか無いな
カサカサカサカサ
不気味な音が下の方から聞こえる
「ん?」
下を見ると其処には大量の子蜘蛛が居た
「なんだ蜘蛛か」
落ち着いて状況を確認する蜘蛛がなんでぇというノリでハンモックから
降りる。しっしっと蜘蛛を追い払い火を熾すなんで
「よりによって蟲なんだ・・・。」
嗚呼嫌だな