悪魔になった日
私、宮原瑞希。 ごく普通の女子中学生で、いわゆる、その、RPGゲームには、あんまり興味がない。 の、はずだったんだけど・・・。 そなたは今から悪魔だ。って言われて状況理解できる人いたら、手挙げて。私今なら、弟子になれるから。 ええ。私はどうやら、全く興味のなかった世界に無理矢理連れてこられたようです。 私はどうやら、大魔王に連れてこられ、手下の悪魔の1人としてこの城にいることになったようです。っていうか、どうせならナンバーワンにしなさいよ!何で私が、手下の悪魔の中でナンバーツーなの!アンタが連れてきたんでしょ!それ相応の褒美よこしなさいよ! まあ、最も悪魔になって嬉しいか、って聞かれたら、真逆の答え返すけど。 「そなたにはこれから、勇者を倒す精鋭の1人として、闘ってもらう。」 「はい。かしこまりました。(冗談じゃねえよ!!!!)」 まあ、心で叫んだので、聞こえるはずもなく。 結局私は、闘うことになりました。 勇者に倒される覚悟、できてませんが。
「・・・え?何ですかコレは。」
「まあ、その・・・いわゆる、特殊能力を使えるようになる道具、だな。」
私が渡されたものは、小さなハート。
「どうやって使うんですか?」
「そなたが今、何が欲しいか、口で言ってみよ。」
「