浪漫に殉ず
※なんかかっこいいことやってるけど、所詮コイツは覗きです。
◇ リュウゴ
風呂でやることと言えば覗きだろう。多分どっかの偉い人も言ってるよ。さて、冗談はこのくらいにしてさっさと準備に取り掛かるか。
正直ソフィアとかクソ程も興味ないが、その場の雰囲気と大人のお姉さんが煩悩を呼んでいる。宗教とか入ってないから不徳もノーダメなんだよなぁ。
再度話が変わるが、やはり異世界。地球の銭湯とは一味も二味も違っている。
浴槽に浸かるという根本的な定義のようなものは流石に同じだ。だが違うのは、むしろその他全部と言っても過言ではない。
まずここにシャワーなんてものは無く、お湯をぶっかけるだけ。滝のカーテンのように落ちてくるお湯をくぐる。これは勿論魔法を使っている。
ついでに体の汚れも落としてくれるため、とても便利だ。石鹸を使わなくていい。これも100%魔法。
「やっぱすっげぇダイナミック銭湯」
初手で滝行して汚れを落とす。後は湯船に浸かるだけ。こっちの方がよほど楽でいい。でもサウナと水風呂が無いのは減点だ。今度意見書提出してやろう。
ここは火山とは言え木など無く、土すらも岩に隠されてあまり肌をさらさない。隠れるものがないので空から覗くしかないのだが、例えば今ここで空へと飛び立つと目撃者が多く出ることだろう。俺はそんなヘマはしない。故に、まず山頂に向かわねばならない。
でもその前に……
「お疲れ様でぇーす社畜さぁーん」
「……なんだ?……いや本当に何なんだ君は?」
聖都の騎士煽ってからにしようっと!
「まあいいから風呂入ろぉぜぇ」
こいつはたしか俺たちを捕まえた奴と一緒にいた。おそらく同業。まあどっちにしろ敵だ。どうせトリアスの息がかかっている。情けは要らんな?要らんと言え。
「お姫様の近況でも聞かせてやるよ」
「……ハァ、いいだろう」
はいダウトー。俺たちを探りに来たことが確定しました。おおかた各ルートでも張り込みしているのだろう。おっかねえ。
「ソフィアは結構頑張ってたぜ?エルムから生き延びたんだ」
湯船に浸かり、俺たちは並んで語り合う。頭に乗せたタオル代わりのグレンがいい味を出している。
「で?お宅のボスは過保護なのかライオンなのかどっちなんだよ」
かわいい子には旅をさせよと言うが、これはその前準備として崖から突き落としている。その崖の下にジジイやエルムも居たから大事には至らなかったが、そのままパーティに編成されてラスボスを倒しに行くはめになっている。いくら何でもギャンブルすぎるだろう。
「さあな、あの人は何考えてるのか分からん。別に今に始まった事じゃないが。君と似たようなものだろう」
「馴れ馴れしいんだよてめー。ほぼ初対面の相手をなに分かった気になってんだ?自意識過剰か?」
「は?」
俺の口は攻撃性が高い。油断しているとほら、心にも無い事を口走ってしまうー。
「つーかてめーすぐに追いかけて来やがって。ゲロか?酔っ払いにゲロでも吐かれたか?」
「会話に何の脈絡も無いな。うん、でも正解だ」
謹慎食らわせた方がいいんじゃないかあの酔っ払い。多分優しい言葉で「旅行しておいでよ」と言われてその真意に気付いていないと見受けられる。
「なーんかお前とは仲良くなれそうだ」
「そうか、僕はグレイだ。よろしく」
早速無視を決め込んできやがった。でもこういう情報の取捨選択が出来る奴は頭もキレる。バカなことはしないだろう。
「じゃあもういいなー。俺は女湯を覗いて来る」
「そうか……うん?今何て言った?」
「じゃあな真面目クン」
俺は立ち上がり、湯船から出る。まずは山頂を目指そう。そこから空へ飛ぶ。
「え~……お前もやっぱそっち側か……」
「追わね~の?」
「バカなことはしない」
「純然たる正義の行動だろう?」
「お前は胡散臭い」
「つまんな~い」
追いかけて来るなら嵌めてやろうと思ったのに。俺の分の罪を被せようと思ってたのに。ちょっと喉を締めれば女声は簡単に出せる。これだから賢い奴は嫌いだ。
「……知らねえぞ?」
「そうか。僕はのぼせてた。言葉を理解できない程までに」
「フーゥ、悪いねぇ」
「屁理屈は大事だよ。特に理不尽な相手にはね」
前言撤回、いや再撤回?
「フッ、やっぱお前とは仲良く出来そうだ」
◇
「人、少な~い」
やはり、真っ昼間から温泉に来る奴らはどうしても数が少ない。それも夕方に比べてだが。
「煩悩、マァ~ックス」
人、少ない。煩悩、膨れ上がる。はいそうです。
「絶好の覗き日和で~す」
ここでは当然ながら男湯と女湯は区切られている。高い高い壁によって。しかしこう思うのではなかろうか。「高い所からの景色は最高だ。」
いくら壁があるとは言え、その壁よりも上から見下ろされれば意味を為さない。当然俺もその考えに至ったが、ここの設計者は素晴らしいね。絶妙に見えない。
男湯と女湯は壁に隔たれているのだが、何も壁を越えたすぐ傍に隣接しているわけではない。火山各地の表面に沸き上がる――――つまり、入り口こそ同じだが、進んで行く程にどうしようもない距離が開いてしまうのだ。
「だから空から覗く」
だがまとめて高高度から見下ろせば問題あるまい。このために望遠鏡を製造したのだ。流石に手作りなので精度はクソだが。
辺りは完全な岩壁地帯だ。凹凸の激しい山の斜面を登りながら、時々見つかる湯の溜まり場を視界の端に捉える。滑って死人が出てそうな登山道だが、俺の息は上がらない。過酷な環境に加えてこちらの命を狙ってくる魔物がいる『魔の森』に比べれば、あくびしたくなるほどのヌルゲーだ。
さて、ようやく着いたが、山頂だからと言って秘伝の湯なんてものがあるわけじゃない。ただ大きな岩盤が横たわっているだけだ。区切りの壁はここまで続いている。
「なぁツナギ、焼き鳥、聞いてるか?いや聞いてねぇな!」
ツナギは俺が始末し、グレンはもうずっと丸い毛玉になっている。
「ここまで来といてなんだけどなぁ、俺は別に死んでも覗きたいってわけじゃあない」
俺はペンダントから望遠鏡を取り出す。30cm位の短い筒だ。
でも風呂場で覗きは――――
「ただひとえに……作法だからです!」
ラッキースケベなんて言葉があるが、そんな運があるのならギャンブラーにでもなってろ。そして沼れ。堂々たる悪意と煩悩を以てこそ、ご褒美は褒美足り得る。
「【アンチグラビティ】」
重力から解き放たれた俺の体は空へと舞い上がる。あまり時間はかけられない。手早く済ませよう。俺は望遠鏡のレンズを調節して――――
「で?何をしているのかしら?」
「……」
「……」
「……やあ、奇遇だねソフィア。君も空中散歩を楽しんでいたのかい?」
「……」
不味いな、逃げの一択だ。
「【方鎖の檻】」
「ファッ!?」
地上からおよそ50m。邂逅した俺たちを包み込むように、立方体の檻が展開された。こんなことが出来るのはソフィアの【聖域】だろう。絶対に逃がさないという意思を感じる。
「《ライトニング》」
ソフィアが手をかざした所に魔力が集まる。あれは知っている。とにかく高速高威力なのだ。その点軌道は直線的だ。エルムがよく使う。
「うおっ!なに教えてんだあのクソエルム!?」
俺はそれを【叛重力】を解除して避けるも、頭の上を掠めた。流石にソフィアにはこれをホーミングさせる力量はない。
「もう一発……!」
「コラァ!こっちは準備してねぇんだよ!ちったぁ優しさを見せろ!」
現在座標はソフィアよりも下。再び【叛重力】を発動、位置を固定。頭上には自由に動き回れるスペースが。
「そして何より――――俺は裸だ」
「ハッ」
「鼻で笑うな鼻で」
虚勢を張れ。余裕を見せろ。底を悟らせるな。相手はまだ、所詮素人だ。先手二つですでに余裕がないことは気にしない。気にしないったら気にしない。
俺はペンダントから出した即席足場を蹴って再浮上する。
「【叛作用】」
「ッ――――」
ソフィアはこちらへと光の礫を発射する。あれも知ってる。エルムが教えたのだろう。
当たりそうなものだけを軽い短剣で弾きながら、俺は新たに展開した足場を伝う。
「取り敢えず1……と2、3……一つでけぇから良くてあと二枚ってとこかな」
俺が接近した際に防ぐための盾は残しているだろう。だがこの檻のリソースはバカでかいはずだ。それと、ソフィアの足元に足場として一つずつ【聖域】は展開されている。
いいな~俺もそれ欲しい。今よりも楽に空中散歩出来るからだ。だが、無いものは無い。有り合わせでやりくりするしかない。俺はペンダントからビー玉サイズの球体を取り出す。そしてそれを、こちらへと向かってくる礫の一つにぶつける。
視界を遮る煙が広がった。
「煙幕ッ――――!」
ソフィアが気を取られている内に、俺は服を着る。温泉から出たら着ようと思っていた浴衣だ。貸し出し品ではなく、俺は自分のものを持っている。
そしてその場から離脱。煙幕を挟んでソフィアと対角になるよう距離を取る。
下へと移動しつつ、落下していく木片を蹴り上げながらソフィアの足下をチョロチョロする。あまり気にしなくてもいい。ただのリサイクルターンだ。
一工程挟み、俺は今度はソフィアを見下ろせる位置まで浮上する。そこで解除。新たな波紋は生まれない。
「よお、これで一手返したぜ?」
当然下は履いていない。腰にタオルを巻いてはいるが、そんな暇はなかった。
「でもまだ檻の中でしょ?」
「ペラペラの薄氷くらいいつでも割れるさ」
もちろん嘘だ。まず【限界叛逆】しなければ割れまい。俺はソフィアをそこまで低く見ていない。依然、形勢不利なままだ。
「だからいつまでも重り乗せてるわけにゃいかねぇんだよ」
俺はずっと頭の上に乗っていたグレンを左手で鷲掴みにする。呑気に眠っていて、実にその平穏をぶち壊したくなる。
「んじゃぁ……お前ボールな?」
グレンを上に放り、俺はその場で反転、そしてオーバーヘッドシュート!
「ハハハくたばれ!!」
「いぃ!?」
グレンは一直線にソフィアの元まで迫る。当然ソフィアもこれにはたまらない。即座に【聖域】を展開し、襲撃を防ぐ。
「ぐきょぇっ!?」
だが、ソフィアの安全の犠牲になったグレンは無惨にも壁に叩き付けられ、潰れた声を出す。
「アッヒャッハッハッハッ!!」
「あんった……人の心は無いの!?」
「フククッ……、この面の奥にはどす黒い倫理が詰まっているぞ!」
駄目だ、面白すぎる。演技が剥がれ落ちそうだ。
「アッハッハッ、アーー笑った嗤ったぁ~ぁ……よし、じゃあ帰る!」
やりたいことやれたしもういいや。覗きへの熱意はもうとっくに冷めてしまった。そんなことよりもグレンの醜態の方が面白い。長引けば長引くほどこちらの資源は枯渇するので、キリのいいところで終わっておく。故に、多少のリスクは許容する。
「【限界叛逆|:魂の残滓】」
「……グレン。協力してもらうわよ」
なるほど確かに利害の一致。共に俺を叩き潰さんとする意思は同じだろう。だがしかし。
翼を労るように飛ぶグレンが俺を睨み付ける。だがこの程度では俺の防御は下がらないし、怯みもしない。
「……」
「ハッ、やってみろよてめえら!カウンターぶちこむ準備は出来てるぜぇ!?」
俺とツナギは言わずもがな一心同体、繋がっている。そして、ツナギとグレンもまた、紅炎により繋がっている。つまり、俺とグレンとの間にも確実に経路はあるのだ。
だが同じ体の中にいるツナギならまだしも、別の個体であるグレンへの直通経路を、俺はまだ掴んでいない。
しかしグレンから繋げてくれるなら話は別だ。難しいことは考えずに、そこに【残滓】をぶちこめばいい。
ちなみに根拠は一切ない。何となく「これならいけそう!」と思っただけだ。
「どーした怖ぇか?」
嘘ではないがハッタリではある。相手に「何かしてくる」と思わせられれば、それだけで行動を縛ることが出来る。威嚇もあればなお良し。俺はデコピンをグレンに向ける。
「そうかてめぇは脱落か。んじゃ行くぞソフィア。……斬魔:――――」
「ッッ――――!」
俺は刀を一振、ペンダントから取り出した。それに殺気と共に【残滓】を纏わせる。
木片も一つ、そしてそれを踏みしめて――――ソフィアへと飛びかかる。
「クッ……詰み……」
ああそうだ。お前はこれを防ぐために、己の持ち得るリソースを全て費やして新たに強固な壁を張り直さなければならない。当然それでもぶち破る自信はあるし、防ごうとしなければそんな甘えた楽観ごと意識を刈り取る。
目の前に、分厚い壁が現れた。それと同時に檻は霧散する。
「フッ、なかなかに良かったが……まだブラフの対処が甘い」
この【残滓】は見せかけ。中身のないスカスカバフだ。これで反動の心配はない。
俺は体を反転させ、両足で壁を蹴る。このままここを離脱し、街を出る。その後再入場すればいい。この世界では街に入る際にいちいち身元の確認なんてしていないから楽でいい。
「バァ~イ」
「ウッ……」
もし今、壁を解除したならば俺は逃走から襲撃に切り替える。エルムとの修行の成果か、はたまた俺の性格が読まれているのか、ソフィアは拙いながらもそれを読み取っている。
「いいね、その敗北を認めた表情。一度受けた屈辱はきっと君の糧になるよ。知らんけど」
まず、ソフィアは決め手に欠けていた。拘束としては90点くらいあげたいが、その後の行動はせいぜい50点。空を飛べて火力のある奴――――例えばグレンなんかをはじめから取り込んでおけば、俺は本気の【限界叛逆】を余儀なくされただろう。
決め手に欠ける――――奇しくもかつてのツナギと同じ状態だ。使わないものは無いのと同義なのだが。
俺は地面に着地し、火山の裏側を下ろうとする。すでに重力、空気抵抗には【叛逆】済みだ。
「どこだ!エルムの少年!斬らせろ!!」
地面と平行に滑る俺に対して、不意に声がかけられた。いや、そんな優しいものではなく、大声が辺りに響き渡ったと言った方が良いかもしれない。
俺は声の出どころ――――温泉を区切る壁の上に立った人物に視線を向ける。それは着物を着た女性で、無造作に持った刀を掲げている。……なんだあの蛮族は。
その後方には、おそらくチクりやがったのであろう社畜がいる。露骨に嫌そうなその表情からは、同伴者の我の強さが伺える。
「どこだー!お前かー!」
刀の鋒が、未だ空に立ったままのソフィアへと向く。
「いっ、いえ……あっちです……」
ソフィアが俺を指差す。なるほど確かにあの女は少年と言った。さらに追加の情報として、エルムとの関わりを匂わせる。例え違ったとしても条件に合致した生け贄には俺が選ばれるというわけだ。今のソフィアにはそれを躊躇う理由もない。むしろ積極的だと言えるだろう。
「お前かぁぁーー!!」
俺に向けられた表情は、笑み。
なるほど戦闘狂パターンか。エルムの友達として十分な素養をお持ちのようで。
しかし困った。ここでさらに戦闘を続けるつもりはない。「斬らせろ」なんて言う蛮族とは関わり合いになりたくもない。俺は一連の言動から性犯罪者予備軍なのだが、司法が許したのだ。詳しい関わりは知らんがその事実があればいい。
「しゃーねぇなぁ……ハリボテで良けりゃやるよ」
俺は指をクイクイッと――――かかってこいと合図する。その後に人差し指を突き付け、これはその場にとどまれというメッセージだ。
奴は壁から飛び降りる。今にも飛びかかって来そうだ。
「斬魔ぁ……!」
「ハハハァッ!」
ハリボテでスカスカでも、これは【残滓】であることに違いはない。このままではただ霧散する運命であるそれを、俺は固めて、名前も知らない奴にぶつける。
「:白ッ虎ッ!!」
右下から左上への、斜めの斬り上げ。刀を振る瞬間には、地に足を着けて踏ん張る。
ジーンに向けて放った大技と原理自体は同じだが、威力は半分にも遠く及ばない。でもいいんだ、奴の意識が俺から外れる空白があれば。
「ァラァーーッ!!」
豪快に振るわれた奴の刀が虎を斬り裂く。その様子を確認もせずに、俺は離脱を開始する。背後は崖、まずそこに飛び込み、一瞥して地形を把握。足をかける位置に目星を付ける。後は【叛逆】を上手く使いながら点と点を直線で繋いでいく。大丈夫、弾幕音ゲーよりも僅かにゆっくりだ。つまり人間にも出来る挙動である。
5秒後にはすでに麓へ。どれだけ勢いが付きすぎていても、それをゼロに出来る手段があるのなら恐怖心はない。そんなものはとっくの昔に麻痺した。
「どこ行ったぁーー!オレに斬られろぉーー!!」
振り向くと、頂上から獣の咆哮がする。ソフィアは生きてるかなぁ……。あ、【聖域】があるのか。なら大丈夫だな!
◇
「さて、戻ってきたはいいが……どうする」
俺は宿の前で顎にてを当てて思案する。盛大にやらかした俺だが、ソフィアはそれを許さないだろう。白昼夢だと誤魔化せるほど甘くもない。
「あ、でも適任がいるか。ありがたやローゼン様……」
俺は両手を擦り合わせる。そういえば都合のいい犯罪者がいるのだった。今さら罪状の一つ増えても問題ないだろう。
ソフィアは幻覚を見せられた。よし、それで通そう。
ロビーを横切り、階段を上り、廊下を経て、俺はここまで無事に部屋の前まで来る。――――そう、ここまで、だ。部屋の中に誰かいるな。
俺の部屋の隣でドアが開く音がする。
「あら、リュウゴ。ちょうどよかった」
背後からソフィアの声がする。しかし焦る必要はない。あくまでも無知、そして余裕を演出しろ。
「よお、どーし」
俺の意識は、そこでブラックアウトした。
Q.何が起こったの?
A.まずソフィアが陽動、これまでの出来事から必然的にリュウゴはソフィアを意識せざるを得なくなる。この一手目でリュウゴの思考に無意味なノイズを発生させる。
次に、陽動その2。当然リュウゴは罠が仕掛けられていると思うわけだが、リュウゴの部屋の中にいる気配――――ルーンが思考を鈍らせる。ちなみにルーンはソフィアに中にいるよう言われただけで作戦の概要は無知。リュウゴが帰ってきたことを察知し、扉に近寄る。リュウゴの意識を引き付けるファインプレー。
そして本命。意識の外から現れる戦闘狂(斬らせろさん)。ニュートの【転移】でリュウゴの目の前に配置、超速の抜刀。背後にはグレンが展開した紅炎の炎上地帯。逃げることも避けることも出来ず受け流すことを選んだリュウゴだが、顎の骨こそ砕かれなかったものの意識は刈り取られた。もちろん峰打ち。
ソフィアは【聖域】を展開し、紅炎での宿の延焼、カミラの踏み込みで床が抜けるのを防ぐ。ちなみに社畜は酒でやられているところに【アーク】の反動を食らってまたゲロ吐きましたとさ。
長々と書いたがつまりソフィアがやったのは、迅速に最大火力を以てしての敵の制圧。反応を許さないほどの超速です。反省点がきちんと生かされてるね。




