表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/28

爵位 ― 男爵

 ※色々参考にはしていますが、あくまでこの世界観での定義として作者が独自に整理したものです。



 男爵の所領は州単位ではなく郡ひとつあるいは複数といった規模であり、それらは荘園と呼ばれる。


 荘園は基本的に伯爵以上の上級領主の所領に属しており、彼らは上級領主よりその荘園から収入を得る権利を分け与えられているに過ぎない。


 男爵は領主ではなく、中央政府の高官・議員あるいは王騎士(国王を直接主人とする騎士)を務める家柄。そのため、領地名ではなく家名に爵位が付く。爵位は国王より授与される。


 荘園の収入とは別に爵位に対して王から俸禄が出る(爵位に対しての禄なので、実際の役職に就いているか否かは不問、役職に対しては更に報酬が支払われる)。自身は行政の高官や議員(ちなみに議会が存在するのは一部の国家のみ)として王都に拠点を置いていることが殆どである。


 荘園の上級領主と中央政府の橋渡し役(そのために地方領主から荘園の経営権を与えられている)といった存在。

 例えばディルの旧主のリリー男爵の場合、その荘園の上級領主はフレーズ伯。

 なお、荘園を持たず、爵位に対する俸禄が収入の全てという男爵も存在する。


 行政の高官はともかく、地方領主の息のかかった議員で構成される議会が国政を主導するカンファーは、それだけ王権が弱いと言える。


 国王以外に自領の荘園領主化を男爵に認めない国もあり、その場合の男爵家は純粋に国王直参の臣としての性質を持つ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ