表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

天に刃向かう月

作者:宮湖
 大陸の南で砂漠と断崖絶壁に挟まれる綾京国の都慶寿では、一月程前から奇妙且つ猟奇的な事件が続発していた。連続勾引と大型獣に因ると思われる惨殺事件である。
 綾京は他国に比べて妖の出現が非常に多く、慶寿は妖が最も跋扈する危険域であると同時に妖退治を生業とする退治屋の総本山でもあったが、綾京は過去に被った退治屋の騙りの害から、国内の退治屋を国に登録する鑑札制を敷いていた。最高位の一札から下の仮札の五札位を俗に札持ち、鑑札制度に与さぬ無資格者を潜りと言った。便宜上妖も五階位に分類され、下から妖雑、下妖、中妖、上妖、大妖、妖雑と下妖を纏めて卑妖、中妖と上妖を貴妖と括った。神にも近いと畏れられる大妖は別格で、一札でも敵わないとされていた。
 既に十六の若さで凄腕として名を馳せる潜りの退治屋吉蝶は名前以外の一切が不明の謎の少女。一月前に彼女に弟子入りしたばかりの千砂にも語り難い過去が有ったが、互いの事を詮索せぬ儘その慶寿で暮らしていた。
 二人は、情報屋と潜りへの仕事の斡旋屋、そして妖に憑かれ妖に変じてしまった人間堕妖専門の退治屋を兼ねる集団「小塚」の頭領甲斐からの非公式の依頼を受け、惨殺事件の調査に乗り出すのだが……。
2021/02/14 11:27
1 綾京妖事情
2021/02/21 16:59
2 慶寿の退治屋
2021/02/28 10:39
3 素敵な昼食?
2021/12/26 18:00
4 妖
2021/12/26 20:17
5 下衆
2021/03/07 10:08
6 鑑札の弊害
2022/01/02 17:02
7 顕現
2021/03/14 15:21
幕間 ―邂逅―
2021/03/21 14:38
幕間 ―亡失―
2021/03/21 14:50
8 初見
2022/01/16 15:47
9 朱雀
2021/03/28 21:22
10 封印
2022/01/16 16:03
幕間 ―禁忌―
2021/04/04 13:52
11 甲斐
2021/04/11 17:11
12 凶爪の被害者達
2022/01/30 13:04
13 獣に無い知恵
2021/04/18 16:28
14 凄腕退治屋の私見
2022/02/06 16:11
15 卑怯者の不覚悟
2021/04/25 15:10
16 憧憬
2021/05/08 23:38
17 驟雨
2021/05/16 23:56
18 格差
2021/05/30 20:40
19 降臨
2022/04/30 08:21
幕間 ―抵抗と言う別離ー
2021/06/05 05:39
幕間 ―祈り―
2021/06/05 05:57
20 勾引と神隠し
2021/06/20 18:37
22 熊狸の悲哀
2021/07/04 07:31
23 千砂の変化
2022/05/24 08:23
24 反逆者の意志
2021/07/11 06:58
25 居ない筈の者
2022/06/05 21:06
幕間 ―甘美なる香―
2021/07/11 07:05
26 妖の論理
2021/07/18 09:51
27 知謀
2021/07/25 11:54
28 餌
2021/07/25 15:42
29 巣
2021/08/01 11:18
30 妬む者
2021/08/01 11:38
31 妖変
2021/08/08 12:58
幕間 ―天への叛意ー
2021/08/08 13:14
幕間 ―月の鞘ー
2021/08/09 11:18
32 成敗
2021/08/09 11:29
33 責任の取り方
2021/08/15 10:18
34 叛逆者の心意気
2021/08/15 10:38
35 慶び寿がれる地
2021/08/15 10:55
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ