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第1話 プロローグ

 目が覚めるとそこは私の知らない世界だった……。


 私は人類が平等に幸せに過ごせる社会という理想を掲げ、革命家として活動を続けてきた。そして私はロシア帝国を打倒、同志レーニンと共に我々が夢見た社会主義国家を建国した。


 しかし、同志レーニンの死後、私は追い込まれることになってしまった。私は西欧先進諸国の社会主義革命の波に乗る「世界革命論」を主張した。一方、スターリンは「一国社会主義論」を主張した。スターリンとは対立を深め、スターリン独裁が完成するころにはソ連国内には私の居場所は無かった。


 ソ連で追われる身となった私はスイスへと亡命したが、結局スターリンによって送り込まれた刺客によって殺されてしまった。


 そして現在に至る。私は前世の記憶はそのままに、知らぬ世界へと生まれ変わってしまったようだ。この世界は私の見たところ19世紀ヨーロッパ、まだ帝政が続いていたころのロシアに酷似している。その社会は王侯貴族と一般の国民、富が見事に二分されている。いわゆる中産階級が存在しない。一般の国民はひたすら農作物を作らされる、私のいたロシアで言うところの農奴だ。


 ただひとつこの世界には私のいた世界と違うところがある。すべての人間がいわゆる「魔法」を使うのだ。私は不思議で仕方がない。この世界の国民は王政を打倒できる力を有しておきながら、なぜ誰一人行動しようとしないのか。


 私は一つの結論に行き着いた。この世界の国民を圧政から解放するため、革命を起こさせるために神が私をこの世界へ転生させたのではないかと。


 前の世界では無念のうちに死んでしまった私だが、この世界ならば真の共産主義の実現、私の夢を叶えられるかもしれない。演説の名手と言われたこの私だ。私が先頭に立てば民衆はついてくるはずだ。


 前世で実現できなかった真の共産主義国家実現の夢を胸に、私はこの世界で革命を起こすことにした。

友人と「トロツキーを異世界転生させたら面白そうじゃね?w」って話になったので勢いで書いてみました。


読んでいただける方が多そうだったら続きを書いてみようかなと思います。

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