2.仲間が欲しい
さて、俺は生きる希望を少し見つけた
訳なのだが、うん、そうだよな…
異世界物ってもーちょっと
何て言うかさ
仲間いるよねっ!?
おかしくないか!?
蚊だからか!?
蚊だからなのかっ!?
と、くだらないことを叫んだ辺りで
冒険者の姿が見える、あぁ
楽しそうだな…
そんな時俺は冒険者の話に
耳を疑った。
「jyあ~その村の人って
何でもわかるの!?」
「うんうん、どんな言葉でも
ちょちょいのちょいなんだってさ」
ほぅ…
それは虫の言葉でも話せるのだろうか?
それだったらかなり嬉しいのだが…
俺はとりあえずその村を探すべく
通りすがりの冒険者のお姉さん逹を
追う。
決してお姉さん逹が綺麗だからでは
断じてないっ!
…んー…そうだ!お姉さん逹は
噂話が好きそうだからだっ!!!
「てかその人って何村にいるの?」
お!来た来た来たっ!
「何だっけ?…マーブル…
マーベラ…あ!ガーベラ村だ!」
最初なんでマーブルって間違ったか
説明してみろっ!ってそんなことは
いいんだった、そうか…
ガーベラ村…もし本当に
どんな言葉でも話せて虫の言葉も
わかるのであれば
俺が人の形になる手がかりが
見つかるかもしれない
ガーベラ村へ向かおう、
何処にあるのか知らないけど。
すやぁ…俺は寝ていた
蚊も寝るらしい、
とても暖かい用な気がした
……………・.・.・.・.・.・.……………
「小太郎ぉ~」
懐かしきかな
母さんの声がする、
「おい、小太…飯っ飯うまっ
マジうまっkaakakka」
あぁ父さんの声も…
って!今飯かっこんでたぞ!?
なんだ今のは!?
…まぁいい、
懐かしく楽しい思い出だ
すると父さんがかっこむのを
やめて喋る、
「あ、そうそう、神様に
蚊として転生するように
頼んどいたから。」
ふぁ!?
「ちょっ!?父さんっ!?」
「せいぜいニート公爵はどれだけ
楽な生活だったのか
悔やめ!バカ息子っ!kakakak」
だからかっこむのやめろっ!
『と言う訳じゃぁ↑』
目の前のじいさん
もしかして…
「神様…ですか?」
『イェス』
「えーと何故ここに?」
『お前さん勘違いしてるようだから
教えに来たわ…
お前さんはスピード極振りの蚊に転生
したんじゃよ』
「えーとつまり…?」
なんとなく察しはついた…
『なかなか死なないじゃろ?
蚊。
お前さん、それないから』
おい、何そんな重要な事
鼻くそほじくりながら言ってやがる
『ま、頑張れよ~
スピードは親に見捨てられて
可哀想だったから限界は越えれるぞ~
まぁやったら防御力無いせいで
死ぬけどね~
じゃーーぁのぉーっ!』
「はっちゃょっ!?
か…神…おのれ神と親と
前世の俺ぇえええ!!!!!!!!」
はっ!
久しぶりに誰かと話したな
…そうだ俺はガーベラ村の
場所を知るため
情報収集しなくては
いけないのだった、
蚊の姿でどう情報を手にいれろと?
はぁ…
俺は心の中で
働くことは負けでは無かった、
そう確信するのだった。
はあ・・・
ため息をついててもしょうがない、
さっさと何か考えるか…
ん…まてよ、もしかしたら
同じく蚊に転生してるやつどか
いるかもしれない、そいつとなら
喋れたりしないかな?
「もしもーし、もしもーし」
(蚊言。)
・・・・・。
シーンですよね…バカな事言ってないで
さっさとガーベラ村を探そう。