旅立ち
眩しい日差しに照らされ私は目が覚めた。
周りは一面の銀世界。
太陽に照らされた雪原が煌めいて美しい
ところで私はなぜこんな場所で?
[[不明生物による攻撃を受けました]]
ホントに?どうやって助かったんだ?
[[意識途絶状態となった為不明です]]
もしかして昨日助けてくれた御老人なのかもしれない?
そうだったら、しっかりお礼言わなきゃならないと思う。
家はどこか分かる?
[[判明しております]]
じゃあ早速行こう…っとあれ?
外套?いやマントか、誰が置いていったんだろう?それに体の色も変わってる?
昨日はホントになにがあったんだろうか?
それで…ここで合ってるの?ホントに?
[[間違いありません]]
えぇ…倒壊してるよ?人も見当たらないし大量の鉄屑が落ちてるし謎は深まるばかりだ。
そいつが来たのは多吹雪の次の日だったよ。
そいつは随分とでかーくてジジくさい茶色のマントで全身隠しててねぇ
ああ、ありゃ手作りだったろうねぇ!
縫いがヘッタクソだったからすーぐ分かったよ!趣味も悪いしね!
顔は良いってんのに勿体無いから私が縫い直してやるっていってんのに強情に断るもんだから引っ剥がしてやって縫ってやったんだよ!
えぇっ⁉︎酷いって?誰が酷いっていうのさ!ええっ⁉︎いいかい旅しようっていうのにあんなもんじゃすーぐ!ボッロボロになって捨てるにも困る荷物になるのさ!
あげくの果てには虫が布に湧いて本人もお陀仏さ!適当な事言うんじゃないよ!
全くあの子の親は娘にキッレェーッ!な鎧買う金あんなら良いマント買ってやるくらいしろってのよ!
えぇ??鎧?ピーチピチの鎧でね。
確か白に黒のアクセントがついた…まーー小綺麗な鎧だったわね。
ていうかアンタいつまで喋ってるんだい!!仕事しな!!!
んぁぁ!??名前??名前名前……えぇと確か…
ライア
つってたねぇ
序章終わったっすー!ここまで読んでくれた皆様ありがとうっす!ありがとうっす!!