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DETアフターライフ  作者: 世田谷 太郎
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第4話「新しい世界での住民登録?」

受けつて場所が違うため内田さんは別れ、A受付にいくと職員の人がきて1枚の紙を渡してきた。

職員「お待たせしました。この度はお悔やみ申し上げます。こちらの項目に記入してお待ちください」

「おいおい、そんな笑顔で言われても全然お悔みぽくないよ」と思いながらも紙を受け取る

紙には「住民票登録用紙」と書かれていて「名前、生年月日、現世の住所や仕事、どのようにして死んだのかさらには、銀行の口座や預金、年俸などの項目があり、めんどくさいながら項目を記入して埋めた。

赤沼「死因はともかく、銀行の預金とか関係ないやろ・・・」

少し文句をたれながら用紙を書き終え待つこと30分ぐらいたったころ、自分の番になった。

職員「次の方こちらの受け付けにどうぞ」

案内された席に座ると、前には眼鏡をかけた温厚そうなおじさんが座っていてニコッとした顔で話してきた。

紺藤「この度はお悔やみ申し上げます。私、担当の紺藤こんどうと申します。」

どうやら「お悔やみ申し上げます。」はただのあいさつ程度につかうことばらしい。

紺藤「では、用紙を拝見いたします。え~赤沼関也さん、歳は27歳ですかお若いですね」

  「死因が女性の幽霊に見とれて反対車線に飛び出しとトラックと正面衝突ですか」

  「場所は、あ~ここですか。結構いるんですよねここで亡くなる人」

赤沼「え、どうゆうことですか。自分のほかに彼女が原因で死んだ人いるんですか」

紺藤「はい、そんなに珍しいことではありません。今では全体の3割ぐらいはこういった人達による死因が原因なんですよ」

「あなたはその彼女を見たといいましたが、大体の人は姿を見ずに事故に合って亡くなられる方がほとんどですので珍しいですね」

赤沼「そうなんですか。彼女はなんであそこにいるんですか」

紺藤「申し訳ありません。それは個人情報になるのでお教えすることはできません」

  「それでは、赤沼さんの住民票を作成しますので私の質問に答えてください」

そういうと紺藤は用紙の内容をパソコンに入力し、項目に対して細かい質問をしてきた。

学歴や、職歴、持っている資格やスキル自分の長所短所までまるで大学のころの就職活動みたいな質問だった。質問と入力が終わり紺藤から説明を受ける。


紺藤「はい、これで質問は終わりです。ここから簡単に説明いたしますのでよく聞いてください」

  「まず、この世界では現世と同じように「お金」というものがあります」

  「用紙に書いていただいた学歴や資格、預金残高もそのままこちらの世界に反映されます。

   また、少しではありますが、国からお悔み金もでますので今後の生活の足しにしてください。」

  「え~まずは、この後、この世界での生活を送るための説明会がありますので、詳しいお話はそちらでお願いします。」

赤沼「資格とか反映されるなら就職しないと生活できないですよね」

紺藤「はい、その通りです。なので、私が赤沼さんの就活のお手伝いもさせていただきます」

赤沼「そうなんですね。何か大学時代の就活を思い出します。それじゃこれからよろしくお願いします」

紺藤「はい、こちらこそよろしくお願いします。ではこの後、説明会がありますので時間がきたら案内に従って移動してください」

赤沼「はい、わかりました失礼します」

赤沼は席を立ち、次の説明会に向かった。


第4話「新しい世界での住民要録?」 終わり






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