古代兵器六
古代兵器編の最後です。
十一、満月にさらば・・・・
ウサギたちにもう一度、月ちゃんが地球にやってきた経路を鎧王さんよりも詳しく話してもらった。
「・・・まぁ、当然のように、地球人には文字が理解できず、それには月光に当たったらその兵器は起動すると書かれていたのです。しかし、彼らは太陽が出ている間に日のあたらない遺跡の中にそれを封印したのです。」
「はぁ、なるほど・・・・。」
ウサギが立ち話をしながら、人間と話している・・・・・そんな現実はイヤだ・・・。
「・・・・まぁ、後、数分でこの子は力のほとんどを解放させ、地球を滅ぼします。」
「・・・・・冗談ですよね?」
「はい、冗談です。」
なんて、ウサギだろうか?冗談にもほどがある。と、ここで氷さんが話しに入ってきた。
「・・・つまり、月ちゃんたちの本当のお母さんやお父さんたちはあなたたちにあたると?」
「ええ、そうなりますね。」
氷さんは何事か考えると、頷いて、月ちゃんをウサギに渡したのであった。僕がびっくりしてそれを見ていると、悲しそうな顔で僕に告げたのであった。
「驟雨君、月ちゃんはやっぱり、真実を知るべきだと思うんだ。それにな、会おうと思えば、また会えるよ。」
「・・・・そう、ですか・・・」
ウサギたちは僕たちが話している間にさっさと帰っていってしまった。・・・・・まぁ、どこかできっと会えるかもしれないから・・・・今はしょうがないのかもしれない。と、僕としてはこのまま綺麗に終わりたかったのだが・・・・校舎の中から煙のにおいがしたので再び、氷さんと顔を見合せた。
「・・・・驟雨君、まさかとは思うが・・・・」
「・・・ええ、きっとあの人たちが捕虜たちを焼きイカにしようとしているんじゃないんでしょうか?」
もしも、校舎内部でやっていたらそれはもう、ただではおかない。僕は満月を眺めて、また、いつか会えるだろうと思って、手を振るのをやめた。
こうして、かなり短い間だったが、僕は月ちゃんのお父さんであった。
「どうも皆様、坂凪 驟雨です。」
「生徒会長、冬野 氷だ。」
「ええと、作者が気がつくのが遅くなったため、十回記念が遅くなってしまいました!!」
「これはもう、失態というしかないな・・・・全く、何をやっているんだか・・・。」
「さて、それはさておき、ちょっと順番が違っており・・・・分かりづらいところも何箇所かあったと思います、すいませんでした。」
「まぁ、それはいいとして、この話には後日談がある。まぁ、十回記念としてもしも驟雨君があの後、月ちゃんに公園で再び会ったらどうなるか、行ってみようじゃないか!しかし・・・・あんまり、コメディーっぽくないと思うのは私だけか?驟雨君、この終わり方はあくまで、もしもだからね?」
「はい、わかってますって、氷さん・・・・」
あれから数日、僕は毎日のように月ちゃんに出会った公園にやってきている。しかし、当然なのか、月ちゃんに出会うことはなかった。
「・・・・せめて、最後にさよならぐらいはやっぱり言っておきたかったよ。」
涙が、僕の頬を伝ってまるで濁流のように流れ落ちる。
「驟雨さん、何をそんなに泣いているんですか?」
どこかで聞いたような声を聞き、僕ははっとなって後ろを振り返る。そこには、月ちゃんが微笑んで立っていた。
「つ、月ちゃん?」
「はい、そうですよ、驟雨さん・・・・。また、遊びに来ました!!」
月ちゃんは僕に抱きついて、離れようとしなかった。いつかのように彼女は僕の体に馬乗りになっていた。目の前にある彼女の顔は涙を流していた。
「・・・・全く、イカさんに誘拐されて気を失ったと思ったら今度はウサギさんに連れて行かれているなんてびっくりしたんですよ?別れの挨拶ぐらい、してくれたっていいじゃないですか?」
「・・・ごめん。」
「・・・・・驟雨さん、あの時の・・・・続きを一緒にしましょう?」
「・・・・しなくていいよ。」
「・・・・なんでです?」
「多分、後十年後以内にはきっと、現実になってると思うからね?」
古代兵器 〜完〜
「あ〜、白々しい・・・・驟雨君のキザやろー!!ロリコン!!一回、刺身にされちまぇ!!これがifってやつですか?けっ、何考えてんだ?おぉ、なんじゃそりゃ?何で第一回目のENDがどこぞのお姫様じゃ?ああん、こら?」
「うわ、氷さんが壊れた!!あ、今度は通行人に絡み始めちゃった・・・・まぁ、大丈夫だと思いますので、今後の予定を話したいと思います。今後は、やっとというか、なんというか、学校の話になると思います。これからも、よろしくお願いします!」
「くそ、第二のENDこそ、この私にぃ!!」
「・・・・ええと、僕が学校に行く、ちょっと前の話をどうぞ・・・・」
僕の目の前には、豪華な料理がずらりと並んでいる。これまた、ものすごい量だ。
「さぁ、早く食べたまえ、驟雨君。」
「きょ、恐縮です。ええっと、いただきます。」
「・・・・いただきます。」
昨日、疲れていたのか知らないが、ぐっすり眠ることができた。その時間、僕がベッドに入って約一分・・・・氷さんが僕の隣に来る前に、ぼくは既に夢の世界に光の速さで到達していた。そして、少しばかり不機嫌な氷さんに起こされて彼女の父親と一緒に朝食の席となった。しかし、朝からこんな豪華な料理を食べれるなんて、本当にこのお父さんは金持ちなんだな?
「驟雨君、どれも私が自分で栽培したりしたものだよ。」
「す、凄いですね・・・・」
「まぁ、君も今日から学校だろうからね、ぜひとも、がんばってくれたまえ!」
とりあえず、無理しない量だけ食べ終えて、僕は氷さんとともに学校に向かって歩き出した。はじめは、車で来たが、僕としてはそこまで距離を感じなかったので歩いていくことにした。
「・・・・驟雨君、私たちの学校はな、色々と古いところもあったりするのだよ、それで、だ、理不尽だが、そのルールに従ってもらいたい。」
「はぁ、わかりました。」
こうして、僕のどきどきの学校生活は幕を開けたのである。




