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明けない夜に君思ふ  作者: 瀬川水斗
3/6

3 夜の町と新しい家族との出会い

第三話公開です!!

「君も知ってしまったんだね」


 あまりにも残酷な現実を受け止められず、神社で一人泣いていたぼくの前に現れたのは同い年くらいの三人組だった。

 このとき出会った三人、「東条 真昼」(とうじょう まひる)、「昼河 太陽」(ひるかわ たいよう)、「夜久 藍」(やく あい)は僕と同様に、兄弟が生贄に出されそれを止めようとしたために、家に居られなくなってしまった。


「もう大丈夫だよ、これからは僕らと生きていこう。」


そう言って3人は手を差し伸べてきた。この時の僕にとって、彼女らは絶望という名の暗闇に差した一筋の光のようだった。


 親たちは、僕を探し回っている。おそらく捕まったら、殺されてしまうだろう。だから僕は、隠れて暮らさなくてはならない。それは彼女らも同じこと。

しかし、僕たちが出会ったのは6歳の頃子供だけで生きていけるわけもなく、しかも親たちに見つかったら殺されてしまうと言った超ハードモードと来た。このままでは、親たちに見つかって殺されてしまうそう思っていた。だが、僕たちにも味方が居たのだ。


 「お前さん達、ここで何をしておる?」


 この時現れた一人の老人のお陰で、俺たちは生き残ることができた。


 老人の名は、「朝倉大介」(あさくら だいすけ)と言った。


 「大介さん、この子も知ってしまったみたい。」


 「お、大人…殺される!!」


 僕は命の危険を感じ逃げようとしたその時、僕の腕を真昼が掴んだ。


 「離して!逃げなきゃ、殺される!!」


 真昼たちはなぜこんなに落ち着いているのか理解できなかった。大人の恐ろしさは僕はもちろん3人も知っているはず…なのにどうして。


 「大丈夫だよ」


 真昼の一言を聞いた瞬間僕は何故か安心した。彼女の表情が僕の心お落ち着かせたのだ。


 「この人は味方だぜ」


 「この人は私達を助けてくれて、今も私達を匿ってくれえるの」


 僕はもう一度大介さんのの顔を見た、大介さんの表情は優しい表情をしていた。張り詰めていた緊張の糸が切れそこから僕の意識は途切れた。



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[一言] こういう設定の小説が大好物
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