エピローグ 2
放課後。
血の気が戻ったゾンビから話があると告げられて教室に残っていた。さすがに愛の告白じゃないだろうし。
「律儀なこった、オメーも随分奴隷根性が座ってきたな」
「恩義を感じてるんだから、もっとマイルドな表現にしてよ」
「じゃー下僕でいいぜ。にしし」
あまり変わっていない気がするんだけど。
「前々から思うことがあってなー。サークル作るぞ」
「サークル?」
「メジャーギルド、マイナーギルドときて、サークルだ。部室はココじゃまじーな。そのうち見繕っておくぜ」
「好き勝手に作れるものなの?」
「安心しろ。以前からフェイには相談してたからな。持つべきものはコネと権力だぜ?」
素質と才能の話に被せたつもりだろうけど、教師の発言としてはちょっといただけないんじゃない?
「そもそもオメー、ココじゃマジェクタルもない、人権もない、金もないだろ。ギルドにすら入れず暇してんだ、悪い話じゃねーはずだ」
「ぐうの音も出ないよ」
「毎日ってわけじゃねーし、活動内容だって決まってねー。ようするに何でも屋だ」
「なるほど楽しそう」
「だろ。今回の事件みてーに表立って動けない時でも情報収集って必要だからな。そもそもだ、オメーが可哀想でよ。毎日ギルドが終わるまで待ちぼうけしてんのが」
「うんうん。それでさ……………………本音は?」
「部費は出るし、仕事として請け負えばウハウハじゃねーか」
素直って、正直って、いいよね。




