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そうめん日記  作者: そうめん
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2022年4月6日(水)

蘇る高校時代。

 新歓3日目。自転車で大学に行く。机を運ぶときに実行委員の方が手伝ってくれて、ありがたかった。重いんだ机が。設営していると近くとベンチに座っていた学生が声をかけて来て、「この後指せますか?」と言う。設営後にその彼と平手で対局した。彼の四間飛車に棒銀で対抗。負けた。ハキハキ喋る一年生で、入部してくれるかもしれない。午後から新入生のイベントに参加する○○学部らしい。午前中はちょくちょく人が来た。「入部を考えている」という子がお昼ごろに来て嬉しかった。

 学食でカレー(大)を食べる。380円也。午後からは一年生は来なかったが、別サークルの一人が遊びに来て、六枚落ちで対局した。僕が勝った。彼は冷やかしで来たのではなく、僕の言うことを真剣に聞いてくれた。『上達するヒント』をおすすめすると、すぐにアマゾンで調べて「これ?」と画面を見せてきた。彼は将棋をメインでやっている訳じゃないから、なかなか難しいと自身で言っていたが、そういう楽しみ方をするのでも十分だと思う。身近にも将棋指しはいるものだ。

 隣のサークルの人が話しかけて来て「なんで今日は男が多いんですかね?」と言う。そこから会話が盛り上がり、「新歓のイベントに行った?」ということを話した。彼は一人でそのサークルを始め、現在の部員も彼ひとりだそうだ。

 その後は、大学の職員のおじさんが来て、我がサークルのことや藤井くんのこと、名人戦のことなどを話した。机に置いてある三手詰の本を見て「俺にはちょうどいい」と言っていたので、将棋をやってる人かもしれない。タイトル戦のことも知っていたし。

 話を聞きに来る新入生が全然来ないのでスマホを見ていたら、高校時代の将棋部LINEグループが動いた。Kが、××と会ったという。Kは、将棋ウォーズで四段になったと以前報告していたので、強い人との交流があるのかも知れない。羨ましい。J君も少し会話に参加していた。僕は、(驚くことに)そんなにためらわずに会話に参加した。一言質問しただけだが。僕は当時もそんなにみんなの輪に入って行けなかったから、こういう機会で普通はためらうのだが、なぜかその気持ちがあまり湧かなかった。文字だけのコミュニケーションの怖さというのは、久しぶりの交流時によく現れるが、現代ではそれを乗り越えて関係が再開することも多いだろうし、それがほとんどだろう。「またあの輪に入っていいんだ」と勝手に思った。

 将棋サークルの来訪者はさらに2人。ひとりはR君で、就活支援のところに行く時と帰る時に寄ってくれた。就職ガイダンスが始まる前に個人面接を申し込んだらしい。その行動に感服した。僕は「就活サイトのメール設定は切った方がいい。大量に来て、訳分かんなくなるから」というアドバイスをした。

 もう一人は初め「どっかで見たな……」という印象だった。初めはお互いが「相手が自分を認識しているか分からない」という理由で見つめ合いながらおろおろしたが、彼が帰りに寄った時に僕から声をかけた。1年生の頃のボードゲームサークルのメンバーだった。そのサークルは自然消滅したらしい。なので、将棋サークルを見て驚いたらしい。彼とは就活の話をした。彼はもう単位を取り終わっているらしく、忙しくしているようだ。僕も見習わねばだ。16時ごろまで話して別れる。かなり楽しく話せたが、LINEも交換しなかったし、名前も分からない。もう会うこともないかも知れない。

 許可証を返却し、机と椅子を返却したが、受付の人がいなかった。だが、その場を立ち去る時に実行委員が来たので確認できた。

 無事今日の活動を終えた。暑くて非常に疲れていた。自転車で帰宅。洗濯機を回し、シャワーを浴びる。モンエナ・緑を飲んだ。母からLINEで就活を聞かれ、1社だけ最終面接まで行ったことを伝えた。母はこの前送った『昭和天皇物語』を3巻まで読んだらしい。続きはないのかと聞かれたので、本屋で買うよう勧めた。昨日の日記を投稿。サークルのツイートが少し伸びているのが謎だ。早めにシャワーを浴びたので非常にスッキリしている。出来れば就活も、少しでもやってから寝たい。お米も炊かねば

暑くて疲れる日でした。マスクを残して日焼けした。

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