褒めて育てるのですの
褒めて育てる……良く聞くお言葉で御座います。私が子育て時代……、むーリ無理無理!
親の字を崩せば……
立つ木の上から見る。
その様に愛する我が子を見守るのです、無理です!私は同じ地上に降り立ち、
なんでそんな事になる
知らんわ
はあ?お母さんも知らん!
うわーん(泣)
とやり取りしておりましたから、小学生にもなると、
『自分の道は自分で考え歩け、親とは何時までも、当てには出来ない存在だ』←酷
の教えの元、たくましく育った我が子達。息子は自宅通勤にも関わらず、一通り出来る様に育っております。彼曰く。
「おとんが炊飯器すら使えんからな、ああはなりたくない」
なるな、息子よ……。
そうです。褒めて育てる、これはわんこ様の事で御座います。わんこ様はこの度おトイレの場所を少しばかり変えたのです。
すると……
おかあしゃん!トイレないでち!失敗しちゃったでち!
当然こうなります。消臭剤と雑巾バケツを用意し、失敗したら即座に掃除、ドライヤー駆使して乾かします。
そしてトイレはそっちよーと、教えること半日……お利口しゃんのわんこ様は
できたでち!ぼくえらい!
とご報告忘れません!すかさず!褒めたたえ!褒めまくり!ドヤ顔のわんこ様に、おやつを支給、を繰り返すと、最早完璧。
最近ではご褒美のおやつをゲットする為に、おトイレされておりますが……。まあいい。可愛いから。
褒める事を時々に要求してくるのは、旦那様でございますわね。可愛くもクソもございませんが……。
「米はお父さんが作っとるねん」
「あ~、ハイハイ美味しいな」←少しばかり棒読み息子
「草もお父さんが刈っとるねん」
「きゃー、綺麗に刈って流石やわ」←即座に褒める悪妻。
「草刈りも大変なんや」
「そうそう、大変やんねー。私草刈り機使えんし、お父さんしか出来ないのよねぇ」
使おうと思えば出来ますが、田んぼテリトリーに、手を出さない嫁。
「まあな!綺麗に刈るのもコツがあるからな」
「そやそや、親父は上手いもんな」←手伝いたくない息子は、即座におだてる。
「ワシが死んだらどうするや!」
すかさず息子に切り返す。
「その時は、親父を見習い頑張るわ」←真剣さを装う。
俺も仕事やなんやかや忙しいし……、今は稲刈り位しか手伝われへんなぁ、ごめん。と適当に話す息子。
「ん!ええんや!若い時はそんなもんや、で、豆の種、撒いてくれたか」
旦那様は、米、しいたけ栽培と共に黒豆栽培も、趣味なのですが、豆の苗作れないのですよ。何回か挑戦してた様ですが上手くいかずに、私が育てた苗を強奪していくのです。
原因は、過度な早撒きだと思うのですけどね、何でも早く撒けば良いとの、持論を持ってらっしゃいます。言っても文句を言われるので、放置してます。
私はお取り寄せした幻の枝豆やら、だだちゃ豆を作るのが好きなのですが、旦那様は黒大豆Only、なのでここは旦那の豆、こっちは私の豆、と頼まれて去年、分けて育てていたのに……
「全部こっちで植える」
「えー!別の品種やで」
「豆は豆や!」←いやいや違う、収穫時期が違う。
そう言いましたが、旦那曰く、豆は豆の元、持ち去って行かれ……そして当然、文句がでます。
早生の品種なので一ヶ月程収穫時期が違うのですね、枝豆ちゃんの方が早いのです。小さい豆なので背も低い、代わりに鈴なりですが……すると。
「なんか大きさが違うし……お前!変な豆の苗作るな!」
こうなるのです。勝手に持ち去ったのは旦那様です!キィィ!変な豆、秘境と生育環境が似ている種苗屋さんからお取り寄せした豆ちゃんに、文句をつけます。
この枝豆、親戚宅の法事に持っていけば、評判良かったのですよー。美味しい枝豆ちゃんです。旦那様に、豆は、枝豆の品種と硬豆の品種があると説明しても、
豆は豆←違う!農家なのだから少しは覚えろ。
なので、今年は旦那様の黒大豆は、うほぉぉな量を種まきしましたの。頑張って植えてください。
私はグルメな息子が、
これは旨い!この枝豆めっちゃ美味しい!来年もこれな
と去年食べて美味しかった枝豆を、こちらで植えますのでよろピクー♡
( ゜д゜)ハッ!!また旦那様のネタで終わりましたの。