個別エンディング2 星を落とす者
GM:では次、静菜ちゃんの個別エンディングね
GM:希望は?
朱硲 静菜:郡堂君との会話
群堂一真:んじゃ出る
朱硲 静菜:お姉さんと話し終わった後くらいかな?
朱硲 静菜:こっちから呼び出す。
群堂一真:んじゃ行く
朱硲 静菜:でいいGM
GM:了解、じゃあ投げるわ。INカシオペヤ
朱硲 静菜:「あの、先日はありがとうございました。おかげでスッキリ……とはいかないですけど前へ進む欲望が出来ました」っていうかな。多分呼び出したとこは学校の屋上
群堂一真:「それは、よかった。というべきなのかな?」
朱硲 静菜:「はい。これで、よかったんです。いつまでもうじうじしていては皆さんにも迷惑かけますし……何より自分が嫌なので」
群堂一真:「初めて会った時の静菜ちゃんは、自分に自信がない感じだったのにね。今とは大違いだ」
朱硲 静菜:「はい、もう私は何があっても突き進むと決めました。自分に自信、というか自分の周りに絶対の信頼を置こうって決めました」
群堂一真:「うん。君はきっと、それでいいんだと思う」
朱硲 静菜:「……あの時は怒りに任せてあんなこと言っちゃったんですけど……本当にいいんですか……?」って少し小声で言う
群堂一真:「?」
朱硲 静菜:「その……私の為に命を懸けてほしい……ってことです……!」
朱硲 静菜:「私だいぶやばい女ですよね!?」
群堂一真:「まあ、普通ではないかもしれないね」
朱硲 静菜:「うっ……すみません……。えっと……郡堂さんはどうしてそんな女の為に命を懸けてくださるんですか……?
群堂一真:「その理由は、あの時に言ったつもりだけどね」少しバツが悪そうに
朱硲 静菜:「あ、えっと……!あ、ありがとうございます!でもこれは卑下とかじゃなく純粋な疑問なんですけど……どうして私を好きになってくださったんですか?」
群堂一真:「うーん、それは、俺もちゃんと言葉にできる自信はないけど……俺は今まで、誰かのために戦うってことをしてこなかったんだ」
群堂一真:「だけど静菜ちゃんと一緒にいて、色々と巻き込まれたりしている時には、何故かそうじゃなかった。自分の願いのためだと割り切ったつもりで、だけどそうじゃなかったんだ」
群堂一真:「たぶん、球空ちゃんを助けるって静菜ちゃんの決意を見たときに、俺の中で何かが変わったんだ。ただ誰かのために戦うこと。そういう選択をできる人間がいて、その決断には回りの誰かを動かす力があるんだって知った」
群堂一真:「その想いの力。意思の力が——綺麗だと思った。きっと、言葉にしてしまえばそれだけなんだと思う」
朱硲 静菜:「そう言っていただいて……本当にうれしいです。酷い話、私……恋ってよくわからないんです。けど、これだけは確実に言えます」
朱硲 静菜:「私は郡堂さん……郡堂一真さんのことが大好きです。かっこよくて頼りになって偶におっちょこちょいなところがかわいくて。だからこれから……もっと私に郡堂さんの事を教えて下さい。……要するに惚れさせてみてください?」って最後は悪戯っぽく言う
群堂一真:その言葉には、思わず顔を手で覆ってそっぽを向く
朱硲 静菜:「うっ、は、恥ずかしいので何か言ってくださいーーーーー!!!」って顔を赤面させる
朱硲 静菜:私はこの辺りで大丈夫。このあと球空ちゃんとも話します!!
群堂一真:同じく
GM:ではその後貴方は球空真を呼び出します
朱硲 静菜:球空ちゃんは学校が違うので喫茶店あたりにでも呼びます
GM:貴方からの突然の呼び出しを受け、彼女は息を切らせながらその場に現れるよ
球空真:「はぁ……ッはぁ……静菜……!!」
球空真:必死に走って来たのが分かる
朱硲 静菜:「この度はほんっっとうにご迷惑をおかけしましたっ!!!」って他のお客に迷惑にならない声でいう
朱硲 静菜:「ご、ごめんね。でも、何もそんなに全速力で来なくても……!」
球空真:「そりゃあ、来るよ……。だって私に一方的にメールを送り付けて着拒にしたっきり音沙汰無しだったんだもの」
球空真:「心配するなって言う方が無理だよ」
朱硲 静菜:「うっ、そ、それは面目次第もございません……。その、えっと今回色々ありまして」
球空真:「それはなんとなくわかるよ、雰囲気的にね。なんか殻一つ破れた感じがする」
朱硲 静菜:「……私、自分の欲望を決めたの」
球空真:「欲望?」
朱硲 静菜:「五つ星をぶっ潰して、おねえ……夕音さんに全部真実を吐いてもらう。もう、知らないままでいたくないの」って他の客に聞かれない声で言う
球空真:「…………京都に行ったんだよね、そこで静菜は何を知ったの?」
朱硲 静菜:「話せば長くなるんだけど……」って言って京都で知った事を話す
朱硲 静菜:藤崎君のこと以外ね
球空真:「……………………………驚いた」
球空真:「…………うん、本当に驚いた。私も新しいシンドローム保持者って呼ばれてて特殊な立ち位置にいる自覚は最近してるけど、静菜は私以上だね」
朱硲 静菜:「私も。でもね、それよりも……腹が立った!」
球空真:「うわ……なんか、ここまで怒ってる静菜初めて見たかも」
朱硲 静菜:「人生で一番怒ってるからね。真も五つ星に利用されるかもしれないし潰せば一石二鳥だし」
球空真:「え? 私も静菜が戦う理由に入ってるの?」目を丸くして
朱硲 静菜:「えっ酷い!真は私の親友だよ!?当り前じゃない!」
球空真:「……あはは。そっか、自覚無いんだね、静菜」嬉しそうに笑う
朱硲 静菜:「えっ、何か面白いこと言ったかな……!?」
球空真:「うん、貴方のそういう鈍感で素直な所はやっぱり好きだなぁ」
球空真:「私が五つ星に腹が立っている理由、静菜と全く一緒だよ?」
球空真:そういって少しだけ悪戯っぽく笑うかな
朱硲 静菜:「え、真も怒ってたんだ……。……あのね、真」
朱硲 静菜:「私、これから今まで以上に危険な事、するの。一瞬でも気を抜けばそれこそ簡単に死んじゃうようなことを」
球空真:「うん、知ってる」
朱硲 静菜:「だから……ね。真」って言って真剣な面持ちで球空ちゃんを見据える
朱硲 静菜:「一緒に戦ってほしいの。私には、真が必要だから」
球空真:「………………………………………ああ」
球空真:ホロリ、と真の蒼い瞳から一粒の涙が零れる
球空真:それを皮切りに次々ととめどなく涙がこぼれていく
球空真:「……ありがとう。ようやく、静菜の口からその言葉が聞けた」
朱硲 静菜:「……うん。ようやく私理解したよ。私は一人じゃ何にもできないけど……みんなとなら戦える。だから待たせてごめんね」
球空真:「ううん、私の力……貴方の為なら全てを掛けて振るうよ。その想いに一片の曇りも無い。だから、安心して欲しい……貴方を五つ星の、朱硲夕音の思う通りになんてさせないから」
球空真:「静菜の人生は静菜のものだから。絶対に、これ以上侵させやしない」
朱硲 静菜:「ありがとう。真がいれば……仲間がいれば私はなんだってできる。五つ星だって絶対倒せるって思うよ」
球空真:「うん、信じてくれてありがとう。……だから静菜には伝えておくね」
球空真:「静菜がカシオペヤを留守にしている間に、私達が知り得たことを」
朱硲 静菜:「えっ?」
球空真:「戸張さんがね、調査を重ねてカシオペヤにいる五つ星の一角を突き止めたの。その拠点の一つにも潜り込んできたんだよ?」
球空真:「でもその五つ星について分かったのは名前と五つ星内での称号だけ、でもここから更に深い所へ探りをいれられるかもしれない」
朱硲 静菜:「な、なんて危ないことを……!」
朱硲 静菜:「でも、ナイスだよ!ありがとう」
球空真:「…………彼女の名前は『剣城聖羅』、五つ星正規構成員で『スペード』の称号を持った十七歳の女の子よ」
球空真:「きっと、彼女が朱硲夕音に繋がる次の手掛かりになると思う」
朱硲 静菜:「わかった。調べてみるね。ありがとう。やっぱり真は頼りになるね」
球空真:「調べてみるね、じゃないでしょ? 一緒に戦うなら……調べようね」
球空真:「でしょ?」
朱硲 静菜:「あはは。そうだった。うん、一緒に調べよう!それで五つ星に届く刃に一緒になろうね」
球空真:「勿論……!」
GM:シーンエンド