オープニング2 深淵との邂逅
GM:では次、郡堂君
GM:郡堂君、思いっきり前回シメられてるよね
赤月:だよねー
GM:多分返答ミスれば物理的に首が飛ぶ状況だから、気を付けてね☆
閃琥:こっわwww
GM:君のお姉ちゃん怖いよ
群堂一真:1d10
DoubleCross : (1D10) → 5
GM:郡堂一真は突如として現れたリエゾンロードである朱硲夕音に『命令違反』を指摘され、粛清を受けた
GM:そしてそのまま息絶えるかと思いきや、彼女は貴方を回収した
GM:そして目覚めると貴方は窓もドアもない、ただただ広い部屋にいた
群堂一真:「知らない天井、だな」
GM:その部屋には無数のモニターが浮かんでおり、そこにカシオペヤのあらゆる場所の映像が映し出されている
朱硲夕音:「あら、ようやく目覚めたのね?」
群堂一真:「よし、もう一回寝るか」
朱硲夕音:貴方が寝ようとすると、貴方の腕が一本吹き飛びます
群堂一真:「……なんだよ、物騒だな」
朱硲夕音:「全く、せっかく生かしておいてあげているのに。私を前にしてまた眠ろうなんて不敬よ? これでも私、忙しいのだから」
朱硲夕音:そう言って雪の様に白い髪に青い瞳を持った女性は笑う
群堂一真:「不敬って言われても、こっちはお前の名前すら知らないんでね」
朱硲夕音:「ああ、そう。やっぱり気絶してて聞こえてなかったのね。じゃあ改めて名乗ってあげるわね」
朱硲夕音:「リエゾンロードの一人にして、カシオペヤの頂点”五つ星”を纏める者……学園長の朱硲夕音よ」
朱硲夕音:「貴方の上司で、朱硲静奈の姉……って名乗った方が通りがいいかしら?」
群堂一真:「これはまた、ずいぶんと大物が出て…………は?」
群堂一真:「静菜ちゃんの、姉貴!?」
朱硲夕音:「ええ、そうよ?」
朱硲夕音:「彼女はリエゾンロードの妹よ」
群堂一真:「というか、学園長!?」
朱硲夕音:「勿論、だってこのカシオペヤはFHが纏める街よ? だったらリエゾンロードが治めているのは道理でしょう?」
群堂一真:「いや、そこに驚いているんじゃない」
群堂一真:「静菜ちゃんの姉がリエゾンロードで学園長っていうところに驚いているんだ」
朱硲夕音:「あの子は何も知らないわよ、本当に『ただ姉に言われたからカシオペヤに来た』っていうだけだから」
群堂一真:「つまり、あの子に関するいろんな謎にはお前が絡んでるってことか?」
朱硲夕音:「まあそうね……貴方が把握していることもしていないことも大体全部は私が黒幕ね?」
群堂一真:「それで、俺をどうするんだ?」
朱硲夕音:「ええ、ようやく状況の整理が終わったのね。助かるわ」
朱硲夕音:「はっきり言って、貴方は命令違反で粛清して処分して終わりにしようと思ってたの」
朱硲夕音:「『朱硲静奈の友達になれ』っていう、五つ星直々の命令に背いたわけだし」
群堂一真:「お前、実はただのシスコンなのか?」
朱硲夕音:「あの子は可愛いわよ? でもそれはそれよ。あの子の友達になるように貴方に命じたのは『朱硲静奈を一人にさせないため』だったのよ? とはいえ人選ミスだったのは認めるけど」
群堂一真:「割とまじめに、どういう理由で俺を選んだのか教えてくれ」
朱硲夕音:「正直、あそこまで人とのコミュニケーションが出来ないとは思わなかったわ。これでも教育者なのだから、個人面談の実施を真剣に検討したのよ?」
朱硲夕音:「元々推薦があったこと、貴方の戦闘能力自体はこのカシオペヤでも随一だったこと。いざという時に朱硲静奈を守れると思ったのだけどね」
群堂一真:「誰だその馬鹿!?」
朱硲夕音:「尚推薦者からは直々の謝罪を既に受けているわ。貴方を殺さなかったのはそれが理由ね」
群堂一真:「で、殺さない代わりに俺にどうしろと?」
朱硲夕音:「ええ、そうね。お願いしたいのは『五つ星の裏切者の排除』よ」
群堂一真:「結局、これまでとそう大して変わらないな」
朱硲夕音:「前々から腹の探り合いはしていたのだけどね、五つ星の正規構成員である”カルロス・四葉・リード”が私を裏切っている可能性が高いことが判明したの」
群堂一真:この名前、一真は知ってる?
朱硲夕音:知らないと思う
群堂一真:「わかった。詳しいことを聞かせてもらおう」
朱硲夕音:「ええ、彼のコードネームは”クローバー”、彼はカシオペヤへの生徒及び研究機関その他の誘致を主に担当しているの。その関係で日本の京都に腰を据えていたのだけど、どうも最近勝手に動いているみたいでね。いよいよ私の寝首を掻く準備を始めたとみているわ」
群堂一真:「そんな簡単に取れる首でもなさそうだがな」
朱硲夕音:「ええ、千回やって千回私が勝つでしょうけどカシオペヤでの仕事を蔑ろにするわけにはいかないのよ」
群堂一真:「学園長様ってのもの大変だな。わかったよ。とりあえず京都に行けばいいんだな?」
朱硲夕音:「ええ、そうよ。別に現地協力者とかは好きに調達してちょうだい」
群堂一真:「了解した。ちょうど、いい機会だ。少し今はこの町にいるのが息苦しかったからな」
朱硲夕音:「ところで、貴方自分の武器が無いことを忘れてないかしら? さっき私が貴方の心臓と一緒に木っ端微塵にしたけど?」
群堂一真:「忘れていた」
朱硲夕音:「素手でいく?」
朱硲 静菜:あほなの??w
群堂一真:「……代わりの武器、くれ」
朱硲夕音:「ええ、予想していたわ。ふふふ、どうしようもないお馬鹿さんね」
朱硲夕音:貴方の目の前に何本もの機械剣が出現する
群堂一真:「助かる。遠慮なくもらっていくぞ」
朱硲夕音:「この街の最新技術で創られたものよ、勿論貴方への首輪の役割も担っているからよろしくね」
群堂一真:「首輪?」
朱硲夕音:「つまり、貴方の現在位置や話してることその他のデータは全て私が閲覧できるってこと」
群堂一真:「GPSつきか」
朱硲夕音:「他にも色々と仕組んであるわ。貴方はちゃんと伝えておいた方が扱いやすそうだし」
群堂一真:「剣としての性能が元通りなら他は気にしない」
朱硲夕音:「そこはカシオペヤを信じなさい」
群堂一真:具体的に言うと1本につき固定値18あればいい
朱硲夕音:あるよ
群堂一真:「わかった」
朱硲夕音:「それじゃあ、私はホントに他の仕事をやらなきゃいけないから」そう言って貴方の身体をポンと押す
群堂一真:押されたらどうなるの?
GM:それだけでどんな能力、どんな科学を使ったのかは検討もつかないが。貴方はカシオペヤの玄関口である空港のロビーに立っていた。
GM:シーンエンド




