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ダブルクロス THE 3rd edition リプレイ キャンペーン『カシオペヤ』  作者: ソウル
第三話 星に手を伸ばすのは誰なのか
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エンディング3 瞳が見るもの

GM(ソウル):さあ、最後は藤崎君のエンディングシーン

藤崎優一:場所どこー?

GM(ソウル):事件の翌日、静菜ちゃんが戸張君から卒業したシーンの後かな

藤崎優一:はいはい

GM(ソウル):月見ヶ里の寮の藤崎君の自室だ

GM(ソウル):外は月が出ていて月光が部屋に降り注いでる

藤崎優一:ほんじゃあね、オルトロス起動するよー

GM(ソウル):そんなとこでオルトロスが起動するよ

藤崎優一:それじゃあまず、電子キーボードを打つけど少し違うキーを叩く

群堂一真:部屋の中で起動できるの?

藤崎優一:今までもやってたよ?

群堂一真:いや、なんか今唐突に部屋中に戦車があるイメージがふっと頭の中にね

藤崎優一:するとオルトロスから、電子の紐のようなものが優一に向かって伸びる

藤崎優一:首の付け根と下顎部、頭に、何かの医療器具・実験器具のように先端が『溶け込む』。

藤崎優一:「……『修正機序』。『再編(リブート)』、開始……」

藤崎優一:優一はぐっと目を閉じてそう呟く。すると、今回の事件で感じたものが、個への感情が、逸ったものが削がれていく

藤崎優一:やがて終了すると、するりと紐が抜ける

藤崎優一:「……これでいい。はあ。駄目だったな。今回は……」

藤崎優一:「こんなのじゃ、もうどこにもいけなくなるのに」

GM(ソウル):それじゃあ、君の再編が終わったちょうど後くらいだね

GM(ソウル):ピンポーン、とインターホンが鳴るよ

藤崎優一:オオン、どちら様?

藤崎優一:インターホンのカメラを覗こう

テラボラ・トパーズ:カメラには貴方が今まで見たことが無いくらいに、真剣そのものといった表情のテラボラ・トパーズが写っているよ

藤崎優一:どうしたいきなり

テラボラ・トパーズ:いつものふざけた雰囲気は微塵も感じないね

藤崎優一:「どうしたの?」

群堂一真:推しを殺された直後でまいってるんじゃない?

テラボラ・トパーズ:「……悪い、藤崎。お前を見込んで頼みがある」

藤崎優一:インターホンのマイクで聞こう

藤崎優一:んじゃ開ける

テラボラ・トパーズ:部屋に入る

朱硲静菜:まさかのテラボラ君

テラボラ・トパーズ:そして部屋の真ん中で正座するよ

藤崎優一:推し生きてるから……

藤崎優一:おうなんじゃ

テラボラ・トパーズ:「お前……昨日のアクアパレスの一件、どう思った?」

テラボラ・トパーズ:一つ一つ、言葉を選ぶ様に真剣に尋ねるよ

藤崎優一:「……彼女達は、全て覚悟と承知の上でしたことだったよね。僕は……それにどう、って、そう思うのは……上手く言えないけれど、あの場で起こったことは結果論では言えないことだったと思うよ」

テラボラ・トパーズ:「……ああ、そうだな。ちはるん(千春)達の覚悟は本物だったし、彼女達は無関係の朱硲さんに手を出すっていうやっちゃあいけない事をしたのも分かってる」

テラボラ・トパーズ:「きっと俺は当事者でありファンとして、それを受け止めなきゃいけないんだろうな」

藤崎優一:「……」

テラボラ・トパーズ:「それでもやっぱしんどかったからさっき湾岸エリアで身投げしようとしてた」

藤崎優一:「は!?」

テラボラ・トパーズ:「流石に怖かったからやめた」

藤崎優一:反射で右頬をぶつ

テラボラ・トパーズ:「へぐぼッ!?」

藤崎優一:テラボラ君の

テラボラ・トパーズ:「ぐふ……留まった! ちゃんと思い留まったし冷静になったからッ!?」

群堂一真:テラボラ君。右の頬を打たれたら……、あとはわかるね?

藤崎優一:「何想定外みたいな声出してんの。やめたんならいいけどさ……」

朱硲静菜:行動が斬新すぎるよ……

テラボラ・トパーズ:「はい、ごめんなさい」

テラボラ・トパーズ:「んで……ここからが本題なんだよ」

テラボラ・トパーズ:ずいっと詰め寄る

藤崎優一:「うん」

テラボラ・トパーズ:「思い留まった後、俺なりに事件について考えて考えて……一個、どうしても見過ごせない事があるのに気づいたんだ」

藤崎優一:「見過ごせない事?」

テラボラ・トパーズ:「……朱硲さん。俺の命の恩人の一人、朱硲静菜さん」

テラボラ・トパーズ:「エレガーの皆が言っていた事は半分も分からなかったけど、一つだけ確かだって言えるのは……『朱硲さんにとんでもない不運が迫ってる』ってことだ」

藤崎優一:「……んんん? あれ、テラボラ君ってそういうの分かるやつだったっけ……?」

テラボラ・トパーズ:「伊達にカシオペヤ一の不運男じゃねえさ」

群堂一真:不運感知センサー?

朱硲静菜:馬鹿にしてるww

群堂一真:いや、だって

テラボラ・トパーズ:そして間違ってない

群堂一真:GM公認である

朱硲静菜:テラボラ君だって日々成長してるんだよ……多分

藤崎優一:「えっと、それはどういう?」

テラボラ・トパーズ:「命の恩人が不運に押し潰されるなんざ、俺は到底見過ごせない。そう思って、朱硲さんの先輩の戸張さんに改めて連絡取ったんだよ」

藤崎優一:「うん」

テラボラ・トパーズ:「五つ星、だろ? カシオペヤの最高意思決定機関の。あそこに目付けられてるんじゃねえか」

藤崎優一:「……ああ。……そうだね。少なくとも、保有しているだけで交渉材料になる程度には」

朱硲静菜:すげぇ、普通の人ならビビりそうなのに

テラボラ・トパーズ:「そうしたら、『静菜ちゃんを助ける為に、動けるメンバーを集めてる。もし意志があるなら手を貸してくれ』って言われたんだ」

朱硲静菜:そんなこと言わんでいいわw

テラボラ・トパーズ:「球空ちゃんもそこのメンバーに入るらしい。……んで、藤崎」

テラボラ・トパーズ:「……俺と一緒に、そこに入ってくれ」深々と頭を下げる

藤崎優一:うーーーん

テラボラ・トパーズ:さあ、どうでる?

朱硲静菜:入らなくていいよ!!

藤崎優一:「……助ける、というのが、何からどう、ってのははっきりしてる?」

テラボラ・トパーズ:「根幹は五つ星の最重要計画ってのを探ること、まずは五つ星についての調査から始めるらしい」

藤崎優一:「何となく言いに来たことは途中から勘付いたんだけど。……なんだろう。静菜さんは、そこが大きければ大きい程離れようとすると思う」

テラボラ・トパーズ:「ああ、戸張さんもそう言ってた。だから……『朱硲静菜をグループに入れる事を勘定しない』ってさ」

テラボラ・トパーズ:「寧ろ、知られたくないってまで思っているらしい」

朱硲静菜:個人でもなんでも離れるときは離れるよw 大切な人であればあるほど

テラボラ・トパーズ:だからだよ

朱硲静菜:PCとしてやばいことになってる

朱硲静菜:なんとかしないとな

群堂一真:大丈夫だよ、たぶん一真は誘われないから

藤崎優一:「テラボラ君や戸張さんが動く気持ちは分かるし、僕もそれは同じだ。だけど……僕は、僕が果たしてそこにいるのが正解かどうか分からない、って思った」

朱硲静菜:誘われても入んないでしょ君

群堂一真:はいらないね

テラボラ・トパーズ:「……なら、教えてくれ」

テラボラ・トパーズ:「お前はどうしたいんだ?」

藤崎優一:「何かすごく、嫌な予感がする。戸張さん側がどうこうってことじゃなくて、僕がそこにいると何かよくないことが起こりそうな感じで」

朱硲静菜:このセリフを彼から言われるのか

藤崎優一:「協力関係、ならどうだろう」

テラボラ・トパーズ:テラボラの瞳は優一の曇りのない瞳とはまた違う。だが、見るべきものを真っ直ぐと見つめている……そんな印象を受ける目だ

藤崎優一:「どのみち僕は、静菜さんに何が起こるのかを知らなきゃいけない。友人として、出来る限りのことはしてあげたい」

朱硲静菜:今回ちゃんと友達になってPC同士仲良くできると思ったのになぁ

テラボラ・トパーズ:「…………ああ、そうだな。だけど藤崎、これはいつも不運で事件に巻き込まれたり騒動に首突っ込まさせられたりしてきた俺だから言えることだ」そこでひと呼吸置いて

テラボラ・トパーズ:「どれだけ心で強く思っていても、行動は自分から起こさないと不運ってやつは乗り越えられない。俺は選ぶぞ、だからお前も……自分が何をしたいのかを選んで欲しい」

朱硲静菜:何しれっとカッコいいこと言ってんの

朱硲静菜:乗り越えたことあるの?

テラボラ・トパーズ:推しの死を乗り越えて、少年は一つ強くなるんだよ

朱硲静菜:乗り越えてるというより慣れたんじゃね

藤崎優一:同じく

テラボラ・トパーズ:酷いな、頑張ってるんだよーーー

藤崎優一:「だから、協力関係という形にしたいんだ。もしどちらかに何かが起こっても、すぐに動けるように」

藤崎優一:「行きつく所が同じなら、それでいい。ただ、嫌な予感がしたままその方向に進むのは良くないって君なら分かるでしょ?」

朱硲静菜:テラボラ君五ツ星ってめっちゃ危険やで?? あんな恩くらいでは到底釣り合わないぞ?? そんなおぬし危機感ないのかって思っちゃったw

テラボラ・トパーズ:あんな恩=ジャーム化して死ぬところだった

テラボラ・トパーズ:「ああ、そうだな」

朱硲静菜:静菜ちゃんにとっては恩にすら感じてほしくないことだ

藤崎優一:「僕の予感を信じて欲しい。その上で、目的……願いは同じだって伝えて」

朱硲静菜:これでもれなく全員単独行動っぽいということがわかってしまったな

テラボラ・トパーズ:「ああ、大丈夫。いつも信じてるさ」

テラボラ・トパーズ:「なんだかんだで、お前は凄いやつだよ」

藤崎優一:「中途半端で悪いと思ってるけど、これはどうも変えられない。何か必要があれば、僕を使って。情報戦なら、得意分野だから」

テラボラ・トパーズ:「ああ、了解了解」

藤崎優一:「特技があって、それでどうにかできてるだけなんだけどね」

テラボラ・トパーズ:「それでもあれだろ? なんかしょっちゅう戦いで最後まで残って立ってるんだろ?」

藤崎優一:「狙われなかっただけだからあんなの……」

テラボラ・トパーズ:「ばーか、運勢ってのは雷みたいなもんだ。落ちるとこには落ちるし、落ないとこには落ない。偶に俺みたいな避雷針がいる。豪運ってのは十分誇っていいもんだよ」

藤崎優一:「豪運じゃないからね???」

藤崎優一:あれで豪運とはいわない

テラボラ・トパーズ:さて、シーンはこの辺りでいいかな? 他に話したいことある?

藤崎優一:話はないけど、いつものやっていい?

テラボラ・トパーズ:どぞ

藤崎優一:……全体であの四人の状態は公開されてるよね?

藤崎優一:表向きは死んでるけど

藤崎優一:そこらへんどう?

GM(ソウル):それをやるには情報収集判定で成功する必要があるな、群堂君が条件提示してたし

藤崎優一:するー

GM(ソウル):それじゃあ情報:FH/カシオペヤで難易度は20 侵蝕は初期値参照

藤崎優一:5dx+2

DoubleCross : (5R10+2[10]) → 9[4,4,6,6,9]+2 → 11

藤崎優一:妖精の手使用

藤崎優一:1dx+12

DoubleCross : (1R10+12[10]) → 10[10]+3[3]+12 → 25

藤崎優一:わっしょい

GM(ソウル):おお、クリティカルー

GM(ソウル):では四人の生存を確認できるよ

GM(ソウル):お見事

群堂一真:ちなみにさ藤崎くん

群堂一真:これ、静菜ちゃんに言う?

藤崎優一:はあい?

藤崎優一:言わないよ

群堂一真:うい

朱硲静菜:えーーーーー

朱硲静菜:ひどいん

藤崎優一:がんばってあたりつけて抜くことじゃ

藤崎優一:どうやって知ったことにすっかな……

GM(ソウル):FHの事後処理部隊の記録漁ってたら不審な死体償却の記録を発見。調査をすると、焼却された死体袋は空と判明するよ。

藤崎優一:ほんほん

GM(ソウル):このことから彼女達四人に関してなんらかの工作がされた可能性が高いことが判明する

藤崎優一:ふんふん

GM(ソウル):ってな具合でどうよ?

藤崎優一:おっけおっけ

藤崎優一:じゃあ群堂君のあれも組み合わせて「へー」ってなっとこう

藤崎優一:「……あれがこうで。うん。……へえー。そういう?」

藤崎優一:「やっぱり信用されてないんですねえ。まあ、されたらそれはそれで困るけど……あの人はしないでしょうし」

藤崎優一:「まあでも、ちゃんと『ヒト』ですね。うん。よかったー」

朱硲静菜:殺してたら藤崎君の群堂君への好感度どうなってた?

藤崎優一:ニコーってしてる。そのままぽちぽちしてまとめ作って、またどこかのファイルに保存よー

GM(ソウル):承知ー

GM(ソウル):このあたりでシーンエンドして大丈夫?

藤崎優一:まあそうなんーで終わりかな。多分


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