共通エンディング 分水嶺
GM:貴方たちはエレガント♡ガールズとの死闘の末に、辛くも勝利する
GM:そして隔離棟の遺産『幻想の翠石』のケースの前には四人の少女が倒れこみ、または膝をついているよ
藤崎優一:まだ突破はされてない感じ?
GM:だね、解析は続いているけどまだ時間がかかるだろうなって印象
藤崎優一:まだかかるんだ
群堂一真:「さて、あとは事後処理だけだが……」
朱硲静菜:「……彼女たちは……どうなるのでしょうか……」って群堂君に聞くよ
群堂一真:「FHに知られたら無事じゃすまないだろうね」
藤崎優一:それじゃあとりあえずデバイスは機械の声かなんかで止めとける?
GM:てか、デバイス外せばオッケー
群堂一真:タッピングオンエアで今のやり取りを隠しておきたいけどいいかな?
GM:戦闘のってこと? いいよ
群堂一真:そしてFHがどれくらい知ってるか把握する。タッピングオンエアで
GM:FHが把握してるのは『エレガント♡ガールズの敗北』以外は大体把握しているだろうね
藤崎優一:んじゃ外す
群堂一真:「さて、まだ任務は下っていないが、俺の仕事はここでお前たちを殺すこと、になるだろうな。どうせ??こいつらの反逆はもうFHの知るところだしな」
GM:まあ先程秋が叫んだ通り、『朱硲静菜』という交渉材料も『幻想の翠石』も無い彼女達がFHに対して無力で殺される以外に道はないだろうね
群堂一真:静菜ちゃんの反応をちらりと見る
朱硲静菜:「そう……ですよね……」そういって下を俯いて少しだけ考える
群堂一真:「静菜ちゃんは、それは嫌かい?」
朱硲静菜:「私は……彼女たちを殺したいとは思えません。色々と思うところはもちろんあります。ですが……それでも、私は彼女たちにここで終わってほしくないんです。……すみません、我儘……ですよね」
群堂一真:「それはFHを敵に回しても、かい? 自分が交渉材料にされそうになったのに、まったく君って子は」
戸張飛鳥:「…………………」静菜の返答をみて、無言で千春達の傷の応急処置を始める
朱硲静菜:「うぅ……すみません……FHを敵に回す……そう、ですよね。ですが……私が何もしなくても何をしても……どうせ五つ星に目をつけられているのなら……自分のやりたいようにやってみたいじゃないですか……!」
朱硲静菜:「……というのが私の今の気持ちです。群堂さんは……どうしますか」
朱硲静菜:って群堂君の目を見ながらも今にも泣きそうな顔をしている
群堂一真:「静菜ちゃんの気持ちはわかる。だけどこの場にいるのは俺たちだけじゃない。君の決断の報いを受けるのは、君一人じゃないってことさ」真や凉ねえ、テラボラ君たちを見ながら
藤崎優一:「……戸張さん。貴方の片目の遺産で、彼女らを見ることはできますか」
戸張飛鳥:「……そうだね、最も色濃くみえるのはマスターエースに斬られるところだな」
藤崎優一:「……色濃く? 他にあるんですか?」
戸張飛鳥:「……なあ、俺が彼女達が生き残る手段を提示したとして、君達は乗る覚悟はあるかい?」
戸張飛鳥:とりあえず三人を見るかな
朱硲静菜:「そう……ですよね。これは私の決断です。当然皆さんが付き合う必要はありません……なので、この場ですぐに彼女たちを殺したいという方がいれば……私は戦わなければなりません。ですがもし……目をつむってくださるのなら……そっとこの場から去ってください」そこでいったんセリフをとぎり戸張先輩のほうを見て「私は戸張先輩の提案を聞きたいです」
藤崎優一:「僕はあります。生きる意志を見せたなら、生きていてほしい。今更輝きを消させるほど僕は浅くあれない……」
藤崎優一:ルビーの片欠けを握り込む
群堂一真:「……………………」
藤崎優一:「……群堂さん。貴方は、彼女達にどう揺さぶられましたか。貴方は彼女達の中に何を見ましたか」
藤崎優一:「貴方の内に訊ねたいのです。ここに。確かに脈打つ貴方の心に」
群堂一真:「俺は彼女たちから確かに、世界を変えたいという強い意志を見た。だけど俺たちに負けた」
藤崎優一:指先で左胸に触れる
群堂一真:「彼女たちは願いにすべてを賭けた。比喩じゃなく、すべてをね。ならばそれが敗れた時の結末は、すべてを失う。それ以外に何があるんだ?」
朱硲静菜:「……周りのことは何も考えず、群堂さんは彼女たちを消すべきだと……そう考えているということです……か?」って聞くよ
群堂一真:「ああ。だけど……一つだけ、妥協してやってもいい」宮之城の喉元に剣を突きつける
群堂一真:「選べよ、宮之城千春。お前一人が命さえ差し出せば、他の三人は見逃してやってもいい」
宮之城千春:「……………………」
群堂一真:「それが俺がお前に与えてやれる最大限の慈悲だ」
宮之城千春:「呆れましたね、マスターエース」
群堂一真:「何だと?」
宮之城千春:「私を、まさか自分の仲間の事を欠片も理解していないリーダーだとでも思っているのですか?」
群堂一真:「他の奴らが仮面を使った時に驚いていた奴が言えた台詞か?」
宮之城千春:「ふふ、かもしれません。ですが、幼馴染は伊達ではありませんよ」
宮之城千春:「彼女達は、私が死ねば破滅へ突き進むでしょうね。それこそ、暴走して……何の関係もない人を巻き込むことも辞さないかもしれませんわ」
宮之城千春:「それを見過ごして、自分だけ楽に死ぬのが……慈悲? 笑わせないでください」
群堂一真:「ならばなんだ? 俺がお前を殺す前に、お前がこいつらを楽にしてやるか?」
宮之城千春:「それこそ笑止ですね。私は『朱硲静菜を《仲間》として迎え入れた時点で、交渉材料に出来ない』程の甘ったれなんですよ?」
朱硲静菜:これは群堂君に処される
朱硲静菜:じゃあそんな会話をしている二人の間に入って千春ちゃんを守るように立つかなぁ。群堂君を真っすぐ見てるけどその目はもはや泣いてる
宮之城千春:「……朱硲さん、何故私のことを庇うのですか?」
群堂一真:「静菜ちゃん」
朱硲静菜:「……え? 私言いませんでしたっけ……?」って千春ちゃんに向かって意外そうに聞く
宮之城千春:「……?」心底不思議そうに静菜を見返す
朱硲静菜:「私、貴方達のファンで、憧れていて……昔からすっごく元気をもらってたんです。そんな人たちに死んでほしいなんて……思えるわけないじゃないですか」って泣きながら少し笑ってすぐ群堂君の方へ向き直る
宮之城千春:「……………………………ッ」
群堂一真:「全く君はどこまでも優しくて……そして、甘いんだね」
戸張飛鳥:「やれやれ、話し合いは平行線だな。マスターエース」
群堂一真:「そうみたいだな」
戸張飛鳥:「因みにだが、俺と球空ちゃん、後テラボラくんは静菜ちゃんの肩を持つぞ?」
戸張飛鳥:「あとは……涼奈さんだな?」
群堂涼奈:「かず君」
群堂一真:「…………なんだよ、凉ねえ」
群堂涼奈:「なんか、面白いね」
群堂一真:「俺は何も面白くない」
群堂涼奈:「ここにいる全員、結構なエゴイスト」
藤崎優一:「戸張さん。その手段の内容を教えてもらえませんか」
藤崎優一:「このままじゃ何も判断ができない。考えが詰まったままです」
戸張飛鳥:「『ドクター』って名前出せば、伝わるよな?」藤崎くんに
藤崎優一:「ナノマシンデバイスの時の、彼女ですか」
戸張飛鳥:「ああ、彼女はこの街じゃあ頭一つ抜けた最高の医師だ。てことは、イコール世界最高の医師ってことになる。そして、FHとは無関係だって公言してるらしい」
戸張飛鳥:「ドクターは《どんな患者でも、人間であれば必ず助けてみせる》そう言ってたんだろ?」
藤崎優一:「……この街でFHとは無関係と?」
藤崎優一:あ~~
戸張飛鳥:「彼女はFHに対して対等な立場が取れる何者かってことだ」
藤崎優一:「そうですね。…………お二人の決着次第、ですが」
群堂涼奈:「対峙してるけど、多分個の強さではかず君が一番だよね?」
群堂一真:「だろうな」凉ねえに
群堂涼奈:「でも、抱いている願いの強さが決して朱硲さん達が劣っているわけじゃない」
群堂涼奈:「で、この場合優先されるのは個の強さよりも願いの強さだと思うんだ」
群堂一真:「俺がよく言っているアレか? 『強く願えば世界はお前の望みのままとなる』って」
群堂涼奈:「願い同士のぶつかり合い、それに勝った方の言い分を飲む。それしかないんじゃない?」
群堂涼奈:「でも、かず君との純粋な武力勝負は朱硲さんに不利」
群堂涼奈:静菜を見る
群堂一真:まあプレイヤー同士のPVPとかぶっちゃけ不毛だし
GM:それな
GM:まあわかりやすく、達成値勝負だね
朱硲静菜:涼奈さんの視線にびくってなりながらも何も言わない
群堂涼奈:「武力の条件を対等にするために……私が朱硲さんの代理になるよ」
朱硲静菜:「……へ?」と少し気が抜けた返事をする
群堂涼奈:「というわけで、私に任せてくれる?」静菜の頭を撫でよう
群堂一真:「……凉ねえ」
群堂涼奈:「なに?」
群堂一真:「凉ねえがここまで肩入れするとは思ってなかったよ」
群堂涼奈:「肩入れ、は違うかな」
朱硲静菜:「……どうして……」
群堂一真:「じゃあ何?」
群堂涼奈:「かず君がどれくらい成長したか、見せて欲しいから……正直、宮之城千春達にはそこまで興味はない」
群堂一真:「そうか。なら……俺も本気で行くよ」
群堂涼奈:これしかこいつら納得しねえだろッ!!!
群堂涼奈:条件は任意の攻撃判定の達成値勝負。侵蝕はクライマックスの最終を参照
群堂涼奈:エフェクト使用は自由、ここで上昇下分はとくに気にする必要はないよ
群堂一真:おk。ならこっちはいつものコンボを使う
群堂涼奈:それとも静菜ちゃんが代わるかい?
群堂涼奈:君が群堂一真を退ける、それでも成り立つしね
朱硲静菜:達成値高くないしなーーー
群堂涼奈:「……でも、朱硲さんが『かず君に勝ちたい、想いを貫きたい』って言うなら………………………………譲る」
朱硲静菜:まぁ、ここまで言ってる涼奈さんの横やりする気にはなれないものはあるなーうーんどうしよう
朱硲静菜:あーーーーーーーーー
朱硲静菜:そんなこと言われたらやりたくなるけど……達成値あげらんねぇー
朱硲静菜:……やるだけやってみるかー
GM:お、いいね
藤崎優一:優一は目を瞑る。完全不干渉を宣言しておくよ。
朱硲静菜:お先にどうぞ
群堂涼奈:「………………かず君、私が出るまでもないかも」静菜に視線を
群堂一真:エフェクトはC:ノイマン4、アームズリンク5、マルチウェポン7
朱硲静菜:クライマックスの最終って?
朱硲静菜:あぁなる
群堂一真:13dx+6@7
DoubleCross : (13R10+6[7]) → 10[2,2,2,4,5,5,7,7,8,9,9,10,10]+10[1,3,6,7,8,8,9]+10[1,5,5,9]+6[6]+6 → 42
朱硲静菜:マイナー 赫き猟銃LV3、メジャー コンセ:ブラムLV4、滅びの一矢LV7、小さな塵LV7、ブラッドバーンLV5 マスヴィジョンLV5
朱硲静菜:いらないけど侵蝕上下しないならいいかなって
朱硲静菜:18dx+2@7
DoubleCross : (18R10+2[7]) → 10[1,1,2,3,3,3,3,3,4,4,4,5,6,6,6,7,7,9]+10[1,9,9]+10[5,9]+5[5]+2 → 37
朱硲静菜:まぁだよねー
群堂一真:「……俺の勝ち、だね」
藤崎優一:目を開ける
朱硲静菜:まぁ、静菜ちゃんはとりあえずぶっ飛ばされるかね。そのあと千春ちゃんたちがどうなるか
朱硲静菜:「……ッやっぱりまだ……届きません……ね」
朱硲静菜:そういって膝をつく
群堂涼奈:「勝負あり、だね」
群堂一真:「凉ねえ。球空ちゃんやテラボラ君たちを外に連れていってくれ」
群堂涼奈:「ん。分かったよ」
藤崎優一:「?? どうするにしろ。零か四か。それをはっきりしてくださいね」
群堂涼奈:連れて行くよ
藤崎優一:あ、藤崎くんは残るよ
朱硲静菜:出てかないよー
群堂一真:「静菜ちゃん。よく見ておくといい」
宮之城千春:「……」無言で立ち上がる
群堂一真:「これが俺だ。マスターエースの名の意味だ」そう言って剣を二本構えると、四人の胸元を切り
つける
群堂一真:鮮血が飛び、四人はその場に倒れ込むよ
朱硲静菜:「……ッ」
群堂一真:さて、何が起こるやら
GM:千春が倒れ、既に意識を失ったまま倒れているほか三人からもまた鮮血が飛ぶよ
群堂一真:静菜ちゃんを見つめる
朱硲静菜:放心状態かなー
群堂一真:その姿は返り血にまみれ、かつて「お茶でもどうですか」と三文芝居でナンパしてきたアホの面影はどこにもない
朱硲静菜:その描写いる?wwww
群堂一真:「……藤崎君」
藤崎優一:一生の黒歴史やん
藤崎優一:「はい、なんですか?」
群堂一真:「静菜ちゃんについてあげていてくれ」
群堂一真:「あと戸張。後始末、手伝え」
朱硲静菜:「……私は……」って群堂君に呼びかける
藤崎優一:「??これから何を?」
群堂一真:「……別に。ただこれを『片づける』だけさ」
群堂一真:「大学の施設にいつまでも生ごみを置いておくわけにもいかないだろう?」
藤崎優一:「ああ。それなら、僕がやっていても問題ないですよね?」
朱硲静菜:「群堂さんを『優しい』といったことを覆す気はありません。『やさしさ』と『願い』は両立しないときもあります……先ほどの彼女たちのように。……ですが」そこで言葉を区切る
群堂一真:「なんだい?」
藤崎優一:「戸張さんは静菜さんについていてあげてください。今の僕では、どうにもなれませんから……」
戸張飛鳥:「いや、それは藤崎君、君が頼むよ」そういって千春達の方へ背を向ける
朱硲静菜:「……群堂さんを『悪』のように仕立ててしまったことは本当に申し訳なく思います。……貴方のやったことは正しいと思います。私が甘いのは重々承知……ですので」
群堂一真:「生憎だけどね、こんな生ごみでもSランクのオーヴァードだったものなんだ。おいそれとFH以外に渡せるものじゃない」
戸張飛鳥:群堂君の方の手伝いに
群堂一真:「朱硲静菜。お前が何かを気に病む必要はない。元よりこれが、俺の『仕事』だ」
朱硲静菜:「私は周りに迷惑をかけてしまう。それは……私の身勝手で、です。……それが今回身にしみてわかりました。……もう、これ以上群堂さんや藤崎さん……ほかの皆さんをこんな窮地に立たせるわけにはいきません」
朱硲静菜:「……今まで、ありがとうございました。私は……一人でも、強くなってこの『甘さ』を実現できるようになります」そういって弱弱しく笑って扉へ向かう
群堂一真:「藤崎優一」
群堂一真:冷たい声で呼びかけるよ
群堂一真:「つまらないことを考えているならやめておいたほうがいい。確かにFHの敵の廃除は俺の仕事だが、別に俺だってやたらと他人を傷つけるのが好きなわけじゃない」
藤崎優一:「?」
群堂一真:「君にここで何かをされると面倒なんだよ。こっちの段取りが狂う」
藤崎優一:「いえ。そうですか。……それなら。僕にできるかどうか、分からないですけれど」
藤崎優一:静菜ちゃんの方に行くよ
群堂一真:じゃあ去ったのを確認してから戸張君に何か耳打ちする
藤崎優一:柔らかくて優しく微笑むけれど、静菜ちゃんには少し機械的に見えるかな
朱硲静菜:また個別長くなるね★
今回のエンディングは少し特殊な形になります