ミドル10 VS常夏威吹&エースの意味 中間戦闘(前半)
今回、群堂君の秘密として投げられていた設定の一つが明らかになります
GM:さて、それでは次のシーンいこうか
GM:シーンプレイヤーは群堂君、ちょうど皆がルビーとサファイアを破壊して地下二階のイベントステージがあるフロアに戻ってきたとこだね
群堂一真:1d10
DoubleCross : (1D10) → 5
藤崎優一:ダイス合計:6 (1D10 = [6])
朱硲 静菜:1D10
DoubleCross : (1D10) → 3
GM:おっけ、全員出たね
GM:このシーンから購入判定いけるよー
朱硲 静菜:それならまず応急手当キット買いたい
群堂一真:同じく応急手当キットを買う
GM:いいよ。NPCカードのテラボラ君の効果使いたいなら、補正を忘れずにね
朱硲 静菜:おっけーい
朱硲 静菜:2dx+2@10
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 10[4,10]+8[8]+2 → 20
朱硲 静菜:はぁ!?wwwwwww
GM:めっちゃええやん。無事に応急手当キット買えたよ
朱硲 静菜:2D10
DoubleCross : (2D10) → 18[8,10] → 18
朱硲 静菜:全回復ですわwwwwww
群堂一真:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 7[4,5,7] → 7
群堂一真:1足りない!!
藤崎優一:じゃあ私は手術キット購入するわー
藤崎優一:手配師使うね
藤崎優一:8dx+3
DoubleCross : (8R10+3[10]) → 10[1,1,1,4,5,6,9,10]+6[6]+3 → 19
藤崎優一:マイナス入ってるよー。買えたけど取り敢えず持っておく
群堂一真:同じく
GM:それじゃあ貴方達は水人形達がお客さん達を拘束している地下二階のイベントステージ付近で集合します
群堂一真:「とりあえずどうにかなったみたいだね」
GM:水人形達はお客さん達を拘束するのみで貴方達に襲いかかってくる気配はありません
戸張飛鳥:「お、いいね。あいつらおとなしくなってる」水人形達を見回して
群堂一真:「藤崎君、一人で全部カタをつけてくるなんてすごいね」
テラボラ・トパーズ:「おお、藤崎! お前すっげーな!!」
テラボラ・トパーズ:「ノーブル学園の主席、冬木凌ちゃんに勝ったってことだろ?」
藤崎優一:「いやー……戦闘になってたら間違いなくやられてたけどね~」
球空真:「お客さん達の解放……は、新しい混乱が起きかねないから先送りですかね?」
朱硲 静菜:「あのっ皆さん……! さっきの戦闘の後にサファイアが落ちていたのですが……どうしましょう……?」ってポケットからサファイアを取り出す
藤崎優一:「あー、そういえば僕もこれ……」
藤崎優一:ルビーの半分を出す
藤崎優一:「なんかもらいました……」
群堂涼奈:「…………この賢者の石、二つともまだ力は残ってる」
戸張飛鳥:「も、もらった……のか?」
群堂一真:「拾ったとか、奪ったとかじゃなくて?」
朱硲 静菜:「えっえ……じゃあ罠……なんですかね……!?」
テラボラ・トパーズ:「てことは……あの凌ちゃんから直々にプレゼントッ!? え? 何それクソ羨ましいんだけど……」
藤崎優一:「ごめん、テラボラ君はちょっと黙ってて」
藤崎優一:「『これあげるね』って……。悪いものではないみたいなんですけど」
藤崎優一:「『作戦の修正になるかな?』 と行ってました。プランBだとかなんとか」
GM:因みに今は迷宮化は解除されてるよ
藤崎優一:「けど、お互いにとって利になるだろうって。なので大丈夫なんじゃないでしょうか」
朱硲 静菜:「いったい何の意味があるんでしょうか……?うぅ、胃が痛いです……」
群堂一真:「お互いにとって利になる? どういうことだろうね」
群堂涼奈:「……水人形達が残ってるから、サファイアの力はまだ限定的に発動中。多分、ルビーも一緒だと思う。藤崎君、冬木凌は何か言ってなかった?」
藤崎優一:「『ドームの維持』と『ちょっとの部屋の操作』しかできないみたいです。地上が覆われてるのかな? 多分それです」
群堂涼奈:「……つまり、冬木凌の言葉を信じるなら私達は外を覆うドームへの干渉と、少しだけ部屋の操作が出来る。そして今後それが必要になるってことか」
球空真「外のドームに干渉出来るなら、逃げる事ももしかして出来るのかな……?」
冬木凌に手渡されたルビーの欠片、偶々拾ったサファイアの欠片と異なり明確な意図を持って渡されたそれを見て優一達は判断を下しかねていた。しかしそれでも真の言う様に脱出の役に立つかもしれないし、必要になる可能性は高そうだ……という事で取り敢えず優一が持っていく方向で話がまとまる。
聞き覚えのある声:「お、どうやら情報共有は終わったみたいだな?」
GM:不意に、張りのある耳に覚えのある声が響きます
朱硲 静菜:「っ!?」
常夏 威吹:貴方達が声に反応して振り返ると、赤髪をポニーテールにまとめた快活な少女……常夏威吹が仁王立ちしていました。
常夏 威吹:「よっ!」ウインクして二本指を立ててポーズを取る
テラボラ・トパーズ:「うひやぁッ!? 威吹ちゃんッ!!?」
群堂一真:「わざわざ待ってたのか? 律儀なやつだな」
常夏 威吹:「不意打ちは一瞬で終わるから趣味じゃなくてね」
群堂一真:「ああそうだな。一瞬で終わる、な」
藤崎優一:「うわあこれ固定値50以上の会話ですよ、離れましょう」
朱硲 静菜:「うう……常夏さん……」
常夏 威吹:「んで、お前ら秋と凌に勝ったんだろ? あいつらAランクでもかなり高位のやつなんだぜ。大したもんだよホント」ぱちぱち拍手を送る
藤崎優一:やだあ巻き込まれたくなあい
朱硲 静菜:よそでやってくださらないかしらー
常夏 威吹:「はっはっは! そんな怯えるんじゃねえよ。別に命までは取りゃあしねーって」
朱硲 静菜:「それでも……大切な人たちを傷つけられたくはないので……こっちも全力で行かせていただきます……!」戦闘態勢を取るよ
群堂一真:「それでお前は何をしにきた? この賢者の石のかけらでも取り返しに来たか?」
常夏 威吹:「いや、そいつはお前らの手元にあってもらわないと千春のプランBが遂行できねーからな」
朱硲 静菜:「なら、何故……」警戒しながら言うかな
常夏 威吹:「まあまあ落ち着いて。どうだい、朱硲静菜ちゃん。力ずくの強行策もちょっと飽きてきたろ?」
常夏 威吹:「……………『スカウト』、とか興味ある?」
常夏 威吹:茶目っ気を含ませた様にウインクして、静菜を見よう
朱硲 静菜:「……ふぇ?」ってポカーンとする
常夏 威吹:「まあ簡単だよ」
常夏 威吹:「あたし達と一緒に世界、変えてみないか?」
常夏 威吹:最高の笑顔で手を伸ばす
朱硲 静菜:エーーーーーーーかわいい反則ーーーーーむりぃー
GM:なんでPLにぶっ刺さってんだよww
朱硲 静菜:だってかわいいじゃん
常夏 威吹:そりゃ、可愛い女の子のロールしてるからな
群堂一真:「なるほど。そうきたか……」
常夏 威吹:「おう。意外と皆見落としがちの超直球のスカウトさ!」
群堂一真:「だってさ。どうするんだい、静菜ちゃん?」
朱硲 静菜:「……私は……今のままで十分幸せです……たとえそれが偽りの上に成り立つものであったとしても……だから自ら自分の世界を壊したいと思うほど……不幸ではないので……今は結構ですっ……!」って絞り出すように言うよ
朱硲 静菜:ちょっと迷った
常夏 威吹:「…………………………」
常夏 威吹:「うーーーーん、フラレたか」
常夏 威吹:頭をかく
常夏 威吹:「じゃあさ、『どうしてあたし達がお前を欲しがるのか』を教えるって言ったらどうだい?」
朱硲 静菜:「……え……?」って目を見開く
常夏 威吹:「知りたくはないかい?」
常夏 威吹:「どうして自分がこんな目にあわないといけないのか……? 、どうして自分を狙ってスクールアイドルが襲ってきたのか……? さ」
朱硲 静菜:「し、知りたくないわけないじゃないですか……!」
常夏 威吹:その答えに満足そうに頷く
群堂一真:『スクールアイドルが自分を狙って襲い掛かってくる』とかいうワードの破壊力よ
朱硲 静菜:ホントそれwww
朱硲 静菜:あーーーでも、どうしよーーー
GM:迷ってるね
朱硲 静菜:「知りたいです……けど……でも……それは……」
常夏 威吹:「…………………………………やっぱ、このやり方ってずるいかな?」」困っている静菜を見て苦笑しながら
朱硲 静菜:「……ずるいです……。だって知りたくないわけないじゃないですか……!どうして私がって……いつも……どうして……私はただ……普通に幸せになって……生きたいだけなのに……なんで……そんな当たり前のことが出来ない人生になっちゃったの……!」
朱硲 静菜:って最後のほうは威吹ちゃんにというより別の何かに訴えるように言うかな
常夏 威吹:静菜ちゃんの言葉を黙って聞いて、口元を釣り上げるよ
常夏 威吹:「……だよなぁ、やっぱズルいよなあ。ちょっとエレガントじゃあねえよなぁ」
常夏 威吹:「うん、分かった。教える条件、変えるよ」そう言って肩をすくめる
朱硲 静菜:「え……っ?」
常夏 威吹:「あたしに勝て」
常夏 威吹:「後ろにいるやつらも含めて、全員で束になってかかってきな」
常夏 威吹:そういって不敵な笑みを浮かべ、貴方達を見回す
球空真:「わ、私達もッ!?」
群堂涼奈:「へぇ……大した自信家……」
群堂一真:「この数を相手に余裕だな」
常夏 威吹:「そっちの方が燃えるだろ?」ニッと白い歯を見せて笑う
常夏 威吹:「もちろん、あたしが勝ったら朱硲静菜にはこっちに来てもらう」
群堂一真:「無勢に多勢で勝ってもこっちは何も楽しくないぞ。むしろ興ざめだ」
常夏 威吹:「はは、テロリスト相手の戦いに面白さを求めてどうするんだよ?」
常夏 威吹:「それにさ、あたしはあんたと戦えるってだけで結構燃えてるんだぜ?」そういって一真を見る
群堂一真:「なんだ?」
朱硲 静菜:え? 何何?
常夏 威吹:一真を見て威吹の様子が変わるね。今までの傲岸不遜な雰囲気から、落ち着いた穏やかな雰囲気になる。まるで過去を懐かしむ様な
常夏 威吹:「四年前から、あたしの憧れの人なんだよ群堂一真は」
群堂一真:「四年前、だと?」眉をぴくりと動かす
戸張飛鳥:「四年前って……確か……」
常夏 威吹:「『UGNクーデター』……世界の守護者を謳っていたUGNがたった一日にしてFHに潰された世界の大変革。そして……FH側の後詰めの切り札として、世界を一度はひっくり返した立役者……『群堂一真』」
朱硲 静菜:「……!?」
藤崎優一:「え……群堂さんが……?」
朱硲 静菜:目を見開いて群堂君のほうを見る
テラボラ・トパーズ:「マジ、かよ……?」
戸張飛鳥:「……………………」無言で目を細めている
球空真:「UGNクーデターって、あの大きな事件に……群堂先輩が関わってたって事……?」
常夏 威吹:「もう知ってるかもしれないけど、あたしは元UGNでね。あんたに倒された数多のUGNエージェント達、その中にいたんだ。この常夏威吹も」そう言って自身の胸元を指差す
群堂一真:じゃあ、静菜ちゃん達の驚きの声を受けながらも平然とこう返そう
群堂一真:「……そうか。生憎と、俺はお前のことなど覚えていない」
常夏 威吹:「ああ、それでいいさ。世界をひっくり返した様なやつが、惨めな敗北者の顔なんて覚えててもらっちゃあ困る」
朱硲 静菜:(い、一気にいろんなことがありすぎて頭が回らない……! どうしよう……!!)
GM:静菜ちゃん、それ中の人の本音じゃあ……?
朱硲 静菜:うっせーー
常夏 威吹:「でも、それでもあたしにとってはあんたは衝撃そのものだったんだよ」
群堂一真:「しかしそれなら余計にだ。俺一人でも大変だというのに、この数全員にかかってこいとは、お前ひょっとして馬鹿なのか?」
群堂一真:「利口な方だとは思っていないが、だいぶ想像を上回る馬鹿に見えてきたよ」
常夏 威吹:「失礼だな、これでもノーブルではトップ5にはいるぜ? 五天星最弱のノーブルだけど、個が弱いってワケじゃあねえさ」
常夏 威吹:「それに、この戦いはあたしの我儘だよ」
常夏 威吹:「群堂一真はあたしに見せてくれた、『世界が変わる瞬間』ってやつを。いいもんだね、あのなんとも言えない感動は」
群堂一真:「感動、か」
常夏 威吹:「その感動をもう一度感じたくて、あたしは千春と同じ道を選んだ。あたしの運命を変えて見せやがったあんたに、こうして相対するのもいいだろ?」
群堂一真:「なるほど。それは面白いな。確かに、お前の言う通りだ。『強く願えば、世界はお前の望みのままとなる』」
常夏 威吹:「さあ、御託はこのくらいにしようぜ? 早くしないと千春に叱られちまう」
群堂一真:「お前が世界を本気で変えたいと願うなら——お前の欲望の強さを俺に見せてみろ!!」剣を構える
常夏 威吹:「つーわけだ、悪いな朱硲静菜ちゃん。長々と待ってもらって!」
朱硲 静菜:頭がついていってないけどとりあえず戦闘態勢に入るよ
朱硲 静菜:「い、いえ……! よくわかりませんが全力でいきますっ! 絶対に負けませんから!」
常夏 威吹:「ああ、掛かってきな。お前が知りたい事を力ずくで聞き出すためにッ!」
常夏 威吹:「あたしは、もう一度見たいんだ。あの光景を! あたしに見せてくれるかもしれない奴も見つけた! それに付いていくだけの力も着けた! 後は……目の前の壁を越えるだけだ!!」
群堂一真の秘密1
四年前のUGNクーデターに参加していたFHのエージェント。ロードオブアビスの元部下であり、『レネゲイドの存在を世界に知らしめる』為に戦っていた。クーデターの後半、後詰めの戦力として投入されクーデターの成功に貢献する。その時の後詰めの切り札としての活躍を評価され、マスターエースの名を賜った。
常夏威吹と群堂一真に関して
UGNクーデターの際に当時UGNのエージェントだった常夏威吹と交戦し勝利している。その時の威吹は実力としても立場としても名も無き1エージェントに過ぎなかった。しかしその時にFHが、ひいては群堂一真が世界を変える瞬間を目撃した。自分の今までの常識を世界ごとぶち壊される感覚、文字通り常夏威吹はその虜になった。もう一度あの感覚を味わいたい威吹は、ノーブル学園で宮之城千春と知り合う。彼女の中に世界を変え得る人間の器を見出してエレガント♡ガールズに入り、意気投合。千春の戦いを全力で支えると誓っている。




