ミドル8 VSルビー&冬木凌
GM:それじゃあ次のシーン
藤崎優一:ダイス合計:10 (1D10 = [10])
GM:藤崎くんの単独だね
藤崎優一:はーい
GM:じゃあ案の定、迷宮化の影響で侵蝕上がって更に水人形達に襲われてHPが減るよ
藤崎優一:「ぶくぶく……」一瞬水没状態で息が続かなくなったかな……?
GM:さて、それでは貴方は『ルビー』を破壊するために冬木凌が陣取る『防具・ヴィークル・一般アイテム保管庫』に向かいます
GM:そしてそこに行くためには水人形を潜り抜け、そして迷宮化によって敵に都合良く弄りまわされる部屋を超えなければなりません
藤崎優一:一人で突破て割とえぐいな
GM:そりゃ、PC分断すること前提でNPCカード作ったからな。まあ、流石に一人で行くとは思わなかったけど
GM:進みやすい様に部屋を一時的に固定するため、『RCの難易度14』の判定をしてもらいます
藤崎優一:「通信も通じないか…。仕方ない。集中、集中……」
GM:イメージとしては賢者の石の力に干渉する感じ
藤崎優一:おっけ
GM:勿論エフェクトは使える
藤崎優一:了解、それじゃあ必要最低限のC:サラマンダー3+焦熱の弾丸5でクリ値下げて振るよ
群堂一真:藤崎君もそこそこ侵蝕キツイね?
藤崎優一:12dx@7+8
DoubleCross : (12R10+8[7]) → 10[1,1,1,2,3,4,5,6,6,6,8,9]+10[2,10]+1[1]+8 → 29
藤崎優一:よっしゃ
GM:一発成功か。上等上等、じゃあ演出どうぞー
藤崎優一:静かに呼吸を整え、因子と熱の『動き』に精神を集中させる
藤崎優一:オルクスのRCの基本、『動きの操作』だ
藤崎優一:「……『止まれ』」
藤崎優一:賢者の石によって揺らいだ因子が全て、水を打ったように静止する
GM:了解、では君の因子によって強制的に止められた部屋達、一時的に成立した『道』を通って貴方は奥に進んでいくよ
藤崎優一:ひーいそげー
GM:そして迷宮の最奥部、『防具・ヴィークル・一般アイテム保管庫』に到着する
藤崎優一:ああそっか、迷宮の核があるからそりゃ最奥よね……
GM:そこは巨大な倉庫の様な場所だった。高く積まれた木箱、棚に並べられたアイテム、壁に掛けられた服、見本市の様に陳列する数多のヴィークル
GM:そして木箱の上に、そんな無機質な空間には不釣り合いな華の様な少女腰掛けていた。クリーム色と灰色を混ぜた様な独特の髪色をしたポニーテールが揺れている。
冬木凌:「るんるんる~んるんるんる~ん♪」
冬木凌:小鳥の鳴き声の様なハミングで鼻歌を歌いながら、足をぱたぱたとしている。彼女の名は『冬木凌』、エレガント♡ガールズのメンバーにしてルビーの力でこの迷宮化を引き起こしている張本人だ。
藤崎優一:「冬木凌さんですね」
冬木凌:「はぁい、そうだよぉー」
冬木凌:天真爛漫、無邪気、そんな言葉が似合うような笑顔と共に甘ったるい声で返事が返ってくる
藤崎優一:「貴方方の持つ賢者の石、その片割れの機能を停止させに来ました。——とはいえ、貴方には承知の事とは思いますが」
冬木凌:「えへへ~そうだねぇ、私の演算では大体8割くらいの確率でここまで辿り着くだろうな~って思ってたからね~」
冬木凌:ぴょん、とまるで羽のような身軽さで木箱の上から飛び降りる
冬木凌:そしてドレスの裾をつまみ礼をしようとして……今自分が水着を着ているのを思い出した様に苦笑する
朱硲 静菜:かっわいい
冬木凌:エネミーがPLにぶっ刺さってる
群堂一真:……やっぱ水着、千春ちゃんの趣味なのでは?
藤崎優一:「ご丁寧にありがとうございます。思っていた程より評は高かったようですね」
冬木凌:「まぁね~、ほら最近朱硲さんの周りで色々な人が集まってきているでしょ?」
冬木凌:「マスターエースを始め高位のオーヴァード、珍しい測定不能、それに君やテラボラ・トパーズ君みたいな子もね」
冬木凌:「だからね、きっと私のとこにたどり着けるだろうな~って思ったの」
藤崎優一:「なるほど。平均計算で八割なら納得ですね」
冬木凌:「うん、君達とっても凄いと思うよぉ?」
冬木凌:にこにこ笑顔で答えるよ
藤崎優一:「そうですね。そちら側はSランクが二人、Aも二人とくればそうでしょう。ふふ、僕も少しだけ鼻が高いですね。……もっとも僕はただの腰巾着のようなものなんですけど」
藤崎優一:そう
藤崎優一:一人なのである!!
冬木凌:「むう、ダメだよ! 自分のことをそんなに悪く言っちゃ!」
群堂一真:おい、敵に怒られてるぞ?
冬木凌:「きっと朱硲さんも君のこと、とっても頼りにしてると思うよ?」
朱硲 静菜:いないと死ぬ
朱硲 静菜:真面目に
藤崎優一:「……そうですね。そうだといいなあ」
冬木凌:凌は藤崎君の自嘲を叱りつける様に言うよ
冬木凌:「うん、友達は信じてあげないと!」ぎゅっと両の拳を握ってガッツポーズをする
冬木凌:「そして友達が困っている時は助けてあげる!」
藤崎優一:「……僕もそうありたいと思ってます。貴方が宮之城さんに対しても、そうでありたいと思うように」
冬木凌:「うんうん、分かってくれたみたいでお姉さん嬉しいよ~」そういって朗らかに微笑む
冬木凌:「私もね、千春ちゃんが本気で『やりたい』って決めたことだから全力で『がんばれ』って応援してるもん」
どこか毒気の抜かれる凌の態度、年上が年下に対してする当然の事の様に彼女は自分の自嘲を叱りつけた。そして迷いも、悲痛な想いも、まるで感じさせぬ『当たり前のこと』の様に宮之城千春の”FHへの宣戦布告”を応援すると言う。これは交渉でも取引でも駆け引きでも探り合いでも何でもない、思わずといった様に藤崎優一は凌に訪ねていた。
藤崎優一:「……貴方達の言う『正しい世界』というのは、どのようなことなのでしょうか?」
冬木凌:「うん? ああ、千春ちゃんが言ってたことだね?」
朱硲 静菜:藤崎君ことによっては裏切りそう……
藤崎優一:だって真実を知る者だし(フェードアウト)
冬木凌:「それは……うん、私の口から言うよりも千春ちゃんに聞いてあげて欲しいかな?」
冬木凌:「多分ね、そっちの方があの子の想い、伝わると思うんだ」
冬木凌:そう言う凌の表情はとても穏やかだ。とても今から戦う相手には見えないだろう。それでも……。
藤崎優一:「……そうですか。それでは……」
冬木凌:「うん、そろそろ始めよっか?」そういってどこからかルビーを取り出す
藤崎優一:「貴方に敵対する感情はありませんが。それでも、その賢者の石は止めなければならない。僕もオルクスですからね。巻き込まれたら間違いなく『ただでは済まない』のは分かります。だから一人で来たんです」
冬木凌:「えへへ、私はノイマンだから制御方法とか被害とかは演算出来るからね~、その忌避は正しいと思うよ~」
冬木凌:そしてやはり冬木凌は当たり前に様に殺意も敵意も無く、それでいて避けては通れぬ敵として構えるよ
冬木凌:「おっほん! じゃあ、ノーブル学園生徒会会計にしてエレガント♡ガールズの衣装担当! 冬木凌、張り切って頑張りま~す!」
群堂一真:衣装担当この子だったーー!
朱硲 静菜:秋ちゃん、この子のおもちゃになってない……?
群堂一真:衣装関係のネタの元凶だろ……
藤崎優一:「こちらこそ……いきます」
GM:では凌との対決になります
GM:判定方法は先ほどと一緒、任意の攻撃判定で達成値30以上を出してください
GM:失敗した場合はリザレクトしてのリトライだね
藤崎優一:OK
GM:頑張れー
群堂一真:頑張れ
藤崎優一:コンボはさっきの判定と一緒で。クリ値下げて振るよー
藤崎優一:12dx@7+8
DoubleCross : (12R10+8[7]) → 10[1,3,4,4,4,4,5,7,7,8,9,9]+10[5,6,6,8,9]+10[2,8]+10[10]+5[5]+8 → 53
GM:すげえwww
藤崎優一:わあーーい達成値53ーー
朱硲 静菜:やったぜ
群堂一真:意外と皆出目回るな
GM:あっさり超えやがった! では演出どうぞw
藤崎優一:では小さな火の玉を複数個出現させ、軌道を不定にして凌の方に飛ばす。
冬木凌:「おっとお、でも私も千春ちゃんにここを任されたんだもん! これくらい撃ち落としちゃうもん!!」手の甲から血の糸を伸ばし、火の玉を撃ち落としていく
藤崎優一:そちらに意識を向けさせた瞬間に、手の中の賢者の石が氷の針に貫かれているかな
冬木凌:「…………あれ?」
冬木凌:手元を見ると、ルビーが真っ二つに割れている
冬木凌:「ああ~ん! 割れちゃったぁ~!!」
冬木凌:くたぁ、とへたりこむ
藤崎優一:「あはは……細かな操作は、僕も得意なので」
冬木凌:「あうう、多分年下の子に出し抜かれちゃったー!」
冬木凌:「ううん……困っちゃったなぁ。こんな綺麗に割れちゃったら『大学を覆ってるドームの維持』と、『ちょっとの部屋の操作』くらいしかできないよぅ」肩を落とす
群堂一真:あ、まだ一応力は残ってはいるのか
GM:うん、でももう大規模な使い方はできないね
藤崎優一:「……聞きそびれていたのですが、FHに宣戦したということは、それへの反抗勢力……UGN等は貴方に関わっていますか?」
冬木凌:「え? 私?」ひょこっと首をあげる
藤崎優一:「貴方というか、エレガント♡ガールズが……ですね」
冬木凌:「ううん、違うよー。確かに威吹ちゃんは元UGNのエージェントだったみたいだけど、とっくの昔に縁を切ったんだってー。UGNは特に私達に関わってないよー」あっけらかんと答える
藤崎優一:「……そうですか。ありがとうございます」
冬木凌:「私と秋ちゃん、千春ちゃんは幼馴染だったんだけど昔っからフリーランスだったからその辺は気にしたことないなぁ」
冬木凌:「うーん、でも困ったなぁこれじゃあ朱硲さんを捕まえるのに支障出ちゃいそう」割れたルビーを見ながら
藤崎優一:「なるほど。……僕はこれ以上する気はないですけど、どうしますか?」
藤崎優一:ガチ戦闘になったら負けるねこれね
冬木凌:「……………うん、しょうがない。千春ちゃんの言ってた『プランB』ってやつに変更しよう!」
群堂一真:でた、『プランB』
朱硲 静菜:反撃に出たら作戦切り替えられるやつー
冬木凌:「はい、これあげるね」割れたルビーの片方を渡す
藤崎優一:「え?」
藤崎優一:思わず素直に受け取る
群堂一真:俺らもらってないのに!!
GM:因みに君達の方は床に落ちてるよ
群堂一真:もらえばデミクリスタルくらいの効果はあるかもしれんやん
朱硲 静菜:普通に拾うわwww
朱硲 静菜:静菜ちゃんぽっけに入れるわwwww
朱硲 静菜:後でみんなで共有やな
藤崎優一:そんな、道端で綺麗な石拾ったみたいな
朱硲 静菜:私近くにいたし私拾って後で群堂君たちに報告するぜ
藤崎優一:てか、マジでどういうことなの
冬木凌:「うん、これで多分千春ちゃんの作戦の修正にはなるかな?」
藤崎優一:「この半分、僕が持っててもいいやつなんですか?」
冬木凌:「うん、別に悪い効果は無いよ。それに多分、お互いにとっても利になると思うな」
藤崎優一:「さっきの『プランB』ってやつですか……?」
冬木凌:「うん、そんなとこ!」
藤崎優一:「なるほど……?」
冬木凌:「あーあー、千春ちゃんに負けちゃった事、謝らないとなぁー。怒ってほっぺたつねったりしないかなぁ? まあいっか!」
冬木凌:「それじゃあ私は逃げるけど、どうする? 追ってくる?」
藤崎優一:「僕は……いえ。僕も、皆の所に戻ります」
藤崎優一:深追いはしないぞー
冬木凌:「うん、じゃあお互いに友達のところに戻って体勢を整えよっか!」
藤崎優一:うーん清々しい
朱硲 静菜:すっがすがしー
藤崎優一:「はい。……それでは」
冬木凌:「じゃあねー! 最後に勝つのは、私達だからねー!」ぶんぶんと手を振る
藤崎優一:ちょっとだけ首を捻りながらも手を振り返そう
藤崎優一:うーん???
GM:素直か!
群堂一真:この二人、敵同士……だよね?
GM:そうだよ
朱硲 静菜:らしいぜ
藤崎優一:そうだね?
藤崎優一:凌さんにP:好意のN:疑問(?)でロイス取るよ
GM:なんで疑問なんだ!!
藤崎優一:敵なんだよね…? ってことでひとつ
GM:だって、特に悪意も殺意も無いしなぁ
GM:そしてルビーの破壊と『防具・ヴィークル・一般アイテム保管庫』の開放によって、PCに課されていた全てのデバフギミックが解除されます。
GM:このシーン以降は自由にシーンに出入り出来るし、購入判定も可能、そして常備化しているものを使用出来ます。
藤崎優一:やったぜ
『プランB』という気になる言葉と共に譲り渡されたルビーの半分、思わず受け取ってしまった優一は一先ず静菜達との合流に向かう。なにはともあれ、情報の整理が必要だった。
エレガント♡ガールズ メンバー紹介
冬木凌
18歳。ノーブル学園生徒会会計にしてエレガント♡ガールズの衣装担当。ボリューム満点な紺色の長髪をポニーテールにまとめて、ふわふわのフリルが付いた可愛らしい水着を着こなすゆるふわ系美少女。エレガント♡ガールズの衣装は全て彼女のデザインであり、既にカシオペヤ内外でデザイナーとして高い評価を得ている。宮之城千春、御影秋とは幼馴染であり特に千春には秋共々どこまでも付いていくと決めている。実はエレガント♡ガールズどころか、ノーブル学園の成績主席であり学業においては生真面目の秋、生徒会長の千春ですら昔から一度も勝ったことがない。……因みに常夏威吹の成績は下から数えた方が早い為、テスト前によく泣きつかれる。




