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ダブルクロス THE 3rd edition リプレイ キャンペーン『カシオペヤ』  作者: ソウル
第三話 星に手を伸ばすのは誰なのか
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ミドル4 世界を落とす四人のアイドル

朱硲 静菜:…………シーンの展開もだけど、私達の侵蝕も結構上がってる(各自の侵蝕を見て)

群堂一真:俺は不死者持ってるから多分一番余裕あるけどな

朱硲 静菜:……あの、GM出なくちゃダメ?

GM(ソウル):それじゃあさっきのシーンの続きから、シーンプレイヤーは朱硲静菜さん(にっこり)

朱硲 静菜:1D10

DoubleCross : (1D10) → 9

朱硲 静菜:ぐあぁぁぁ

朱硲 静菜:出たくない!!!!

朱硲 静菜:出たくないっ!!!

朱硲 静菜:今のなしぃ!!!

朱硲 静菜:わたしでないいいいいい

藤崎優一:ダイス合計:8 (1D10 = [8])

藤崎優一:なしにはできんよ

群堂一真:1d10

DoubleCross : (1D10) → 9

群堂一真:高い……余裕あっても上がり過ぎるのは困るな……

朱硲 静菜:いや、出たい!!!

GM(ソウル):はい、それじゃーシーン始めるぞーー




 エレガント♡ガールズによるいきなりの重大発表。その内容は、UGNを倒し世界中の政府を陥落させ今や世界を統治している支配者FHへの宣戦布告だった。ライブの演出なのでは? と観客は困惑に包まれているが、直後に彼らはスクールアイドル達の本気を知る事になる


朱硲 静菜:いったい何をするんだ……

宮之城千春:「……こほん、では改めて。この場で私達エレガント♡ガールズはカシオペヤ……ひいてはFHへ真っ向から喧嘩を売り嘘に満ちた今の世界をひっくり返す事をここに宣言致しますわ」

GM(ソウル):ステージの上、マイクを握りしめたまま宮之城千春は不敵な笑みと共にそう告げる。その姿は、その場にいる人間全員の意識を捕まえて離さない魔性とも言うべき魅力があった。

宮之城千春:「秋! 凌! 始めてくださいな!!」

御影秋:「ええ、さあ『サファイア』! よろしくお願いします!」

冬木凌:「よぉ~し、『ルビー』! 頑張っちゃえー!!」

藤崎優一:私『真実を知る者』なんですよー。敵対する理由今はないのよなー

朱硲 静菜:私ファンぞ! てか……藤崎君、これ裏切りフラグ?

藤崎優一:流石に違うよーーー

群堂一真:「……ちっ、面倒なことになったな。だから武器を預けるのは嫌だったんだ」舌打ち

球空真:「え? え? 何、何が起きるの!?」困惑している

朱硲 静菜:「わ、わからない……!」

朱硲 静菜:こっちは群堂君のほうチラチラ見つつ反応見よう

GM(ソウル):赤き賢者の石は『ルビー』、青き賢者の石は『サファイア』とそれぞれ呼ばれる。

GM(ソウル):御影秋によって『サファイア』が、冬木凌によって『ルビー』がそれぞれ掲げられた。そしてそれに応じるように二つの賢者の石が輝きを放ち、会場を光で満たす。

朱硲 静菜:な、なんぞーーー!?

GM(ソウル):ズズンッ……!!

GM(ソウル):まるで大きな地震が起きた様な衝撃が、あなたたちを襲うだろう。

テラボラ・トパーズ:「の、のうわぁ!?」

朱硲 静菜:デッドエンド? もうルート選択間違えたの!?

群堂一真:「……なんだ、これ?」

GM(ソウル):『空間そのもの』が揺さぶられた様な衝撃が、施設全体に響く。

朱硲 静菜:「きゃぁっ!!」

球空真:「きゃあッ!?」

観客:「「「「うわああああッ!?!?」」」」

群堂一真:「これは……地震でも起こしたのか?」

GM(ソウル):明確に起きた異変、それによって初めて観客達は悲鳴を上げる。

GM(ソウル):だがしかし、忘れてはならない。

藤崎優一:え?

GM(ソウル):掲げられた賢者の石は『二つ』、まだもう一つ残っている。

朱硲 静菜:まだあるの!?

GM(ソウル):そしてイベントステージ周辺にあるプール。そこから大量の『水で出来た人型の人形』が出現する。10体や20体なんて甘い数ではない、100、200、300、……目視出来るだけでもどんどんと視界を覆い尽くしていくだろう。

藤崎優一:これが二つ目か

群堂一真:「水人形か。つまらないことをする……」

朱硲 静菜:「なに……? いったい何が起きてるの……!?」って涙目になる

朱硲 静菜:ちょ、逃げたい……! てか、皆よく逃げないね!?

GM(ソウル):観客達は目の前で起きてる事に理解が追いついていないのよ……

水人形:その数は百や二百では到底足りない。1000を優に超える大量の水人形が出現し、近くにいる客たちを拘束し始める

朱硲 静菜:「い、いやっ! こないで!」っていって抵抗する

戸張飛鳥:「静菜ちゃん、気をつけろ!」

藤崎優一:とりあえずスマホのカメラをオンにしてポケットにいれとこ

群堂一真:「戸張、ここを頼めるか?」

群堂一真:「俺は預けた武器を取りに行く。さすがにこの数相手に丸腰は厳しい」

戸張飛鳥:「ああ……だが、どうやらあの子達……まだ何かあるようだぞ?」

戸張飛鳥:そういってステージ上の四人に目をやる

群堂一真:「だから、それも含めて『頼む』って言っているんだ」

群堂一真:「どうせ俺たちはすでに後手だ。だがこの状況を治めるためには俺の攻撃力は必ず必要になる。違うか?」

戸張飛鳥:「ああ、分かった。頼んだ……って、言っている間も無いか」

群堂一真:「何?」

GM(ソウル):では一真と戸張をよそに、ステージ上では千春の話が進んでいきます。

宮之城千春:「ご安心ください、皆さん。私達の標的は『一人』だけ、無関係の皆さんに危害を加えるつもりはございませんわ」

藤崎優一:「一人……?」

朱硲 静菜:「じゃあ拘束しないでくださぃいいいい関係ないじゃないですかぁーー!!!!!」

宮之城千春:「皆さんは水人形の拘束に従っていただければ、怪我もさせないとここに誓います」

観客:千春の宣言にどよめきが広がる

朱硲 静菜:どうせ群堂君だよ

群堂一真:俺?

朱硲 静菜:生贄生贄

常夏 威吹:「へへ、んでもってあたしらの標的は……まあつっても殺す云々じゃなくって確保が目的な? あたしらの標的は……『朱硲静菜』だ!!」

朱硲 静菜:今日から改名する

球空真:「あかさこ、せな……? 嘘、でしょ?」静菜に視線を

朱硲 静菜:「えっ……?」

群堂涼奈:「これは。驚いた……ね」

群堂一真:待って、改名するがツボったwwww

朱硲 静菜:私の名前ちがうもーーーーん!!!!

宮之城千春:そしてステージ上の四人は、明確に静菜を視線を向けて笑みを浮かべるね

朱硲 静菜:やめろ!!!こわい!!!!

群堂一真:諦めろ

朱硲 静菜:ライブ中にやってほしかった!!!

GM(ソウル):ちゃんと威吹ちゃんはライブ中にサービスしてたよ!

藤崎優一:笑顔にしなさいよアイドルでしょ

群堂一真:「……ああ、くそ。戸張、作戦変更だ。朱硲静菜を連れて一緒に来い」

朱硲 静菜:私武器自前

戸張飛鳥:「っく、ああ……」頷きながら、眉間に深いシワが寄っている

朱硲 静菜:顔面蒼白

GM(ソウル):では、千春達に背を向けてあなた達はアクアパレスに預けられている自分達の武器を回収に向かいます

朱硲 静菜:「わたっ私……? なんで……? 私……何も……してない……! FHとだって直接関係なんてないのに……!」って困惑してて周りの声あんまり入ってない

群堂一真:「厳しいことを言うけど、今はそんなことを言ってられる状況じゃなさそうだ」

藤崎優一:「僕も一緒に行きます。どうしてなんだろう……」

戸張飛鳥:「っく……静菜ちゃん! 取り敢えず一緒に来てくれ!!」手を引く

朱硲 静菜:困惑したまま引かれる



GM(ソウル):まずは更衣室、そこを経由して受付の方に行こうとします。水人形達を変え潜りなんとか更衣室の扉を開きます

GM(ソウル):そこにあったのは

朱硲 静菜:なんぞ……?

GM(ソウル):大学の講義室だった

朱硲 静菜:は?

戸張飛鳥:「……は?」

朱硲 静菜:「……うぇ……?」って困惑気味だった思考から帰ってきて変な声出す

朱硲 静菜:そしてゆっくり後ずさる

球空真:「せ、静菜ッ!?」支える

朱硲 静菜:「ご、ごめん……だ、大丈夫……だよ。色々一気にあって困惑しちゃって……」って苦笑いする

群堂一真:「チッ、バロールかオルクスあたりの能力か?」

群堂涼奈:「……………ここ、うちの大学の講義室」

群堂一真:「さっきの空間の振動、アレは空間自体を作り変えるとか、そういう類の能力だったのかもしれないな」

GM(ソウル):周囲のレネゲイドを感知してみると

GM(ソウル):『部屋』単位で空間の総入れ替えが行われ、光ヶ峰大学自体が巨大な迷宮になっているとわかるよ

朱硲 静菜:サクラ迷宮?

藤崎優一:「R●BORNにそんな匣ありましたね。いずれにせよ、探さないと丸腰だ」

群堂一真:「この状況で俺の武器がある部屋を探すのはかなり難しいな」

GM(ソウル):だね、このままだと行きたい場所に行けずに余計に足止めを食らってしまう

朱硲 静菜:どうしよっかー

GM(ソウル):更に、後方からは大量の水人形が迫ってくる

朱硲 静菜:ひぇぇぇぇ

藤崎優一:「大規模に制限なしで移動したのか、あちらの能力である程度の規則性があるのか…捜しましょう。動いていないと捕まってしまうかも」

藤崎優一:「探し物は得意です。任せて下さい」

藤崎優一:とりあえず因子で講義室にマーク付けとくか!

GM(ソウル):というところでシーンエンド

GM(ソウル):さて、それじゃあ次にマスターシーンに入ろうか

群堂一真:次はマスターなのか

GM(ソウル):あ、マスター前にこの状況下でPCにかかる効果とNPCカードについて説明入れておくね

朱硲 静菜:助かるーーーー

GM(ソウル):ルビーとサファイアの二つの賢者の石により、『水人形』と『空間入れ替え』の二つが発生している。そしてそれによって幾つもの制限がPCに掛かっている。


PCに掛かっている効果

・シーンイン時に上昇する侵蝕+1

・一般アイテム、武器、防具、ヴィークル等の『常備化分』の効果を受けられず、使用出来ない。

・購入判定が行えない。


・シーンイン時に上昇した侵蝕分、HPを失う。


GM(ソウル):これらはそれぞれ上三つがルビー、一番下がサファイアによって課されている制限だね。イメージとしてはルビーの空間入れ替えによってレネゲイドが刺激させ体に負荷が掛かり、更に一般アイテム以下を隔離されてしまっている。サファイアの水人形達がPC達に襲ってくる……そんな感じでお願いします。

朱硲 静菜:了解~。HP失うのがめちゃくちゃ痛い!!

群堂一真:静菜ちゃん、ブラムだからHP消費するもんな。ちょっと侵蝕あげてでも一真代わりに情報収集とかしようか

藤崎優一:せやな

朱硲 静菜:ほんとに!? 助かる!!

GM(ソウル):んでもって君達の味方をしてくれるNPC達のカードを公開するよ~


NPCカード

・球空真《念動力(サイコキネシス)

効果:この効果はシーンに登場していなければ使えない。ダメージダイスを振る直前に宣言。攻撃力+4Dする。1シナリオ3回、一度の判定に1回まで。


・テラボラ・トパーズ《不運な日常》

効果:このカードの効果はシーンに登場していなくても発動する。

・購入判定にダイス−1個の補正が入る(デメリット)。この補正は適応しなくても構わない。

・バックトラックの際に侵蝕を−5する。この効果は購入判定の補正を一度でも適応せず判定を行っていたら使えない。


・戸張飛鳥《自称正義の情報屋》

効果:このカードの効果はシーンに登場していなくても発動する。PCの行うあらゆる判定の達成値に+2の補正を加える。


・群堂涼奈《マスターエースの姉》

効果:このカードの効果はシーンに登場していなければ使えない。判定の直前に宣言。その判定の達成値を+5する。1シーン1回まで。※このカードの効果はクライマックスシーンで変化する。




群堂一真:おおー、ありがたい

藤崎優一:テラボラ君、推しが大変な事になってるのに助けてくれるのか

朱硲 静菜:群堂君のお姉ちゃんの※って?

GM(ソウル):クライマックスの演出で効果が変わるってことだね。内容は強化だから安心していいよ

群堂一真:流石涼姉ぇ?

なんだかどえらい事になりました。ざっくりとまとめると……

・エレガント♡ガールズがFHに宣戦布告。

・エレガント♡ガールズ、二つの賢者の石『ルビー』と『サファイア』を使い『光ヶ峰大学内の空間を入れ替え』と『大量の水人形出現』を起こす。

・エレガント♡ガールズは標的を『朱硲静菜ただ一人』と宣言。


・PC達の武器等は全てアクアパレスに預けてあるので回収しなければならないが、ルビーの空間入れ替えによってそれが出来ない。

・ルビーとサファイアによってPC達には様々なデバフが掛かっている。

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