ミドル7 小さな一歩は大きな一歩
GM:さて、何も無ければ情報収集なんだけど……
GM:静菜ちゃん、それでいいかな? 良くないよね多分君は
朱硲 静菜:どーしよぉぉぉ
GM:というか、情報項目は君が持ち帰る情報で提示されるからね
朱硲 静菜:誰か相談乗って!!
GM:NPCだったら大体連絡つくよ
朱硲 静菜:うん、だろうね
朱硲 静菜:真ちゃん……!!
朱硲 静菜:あっ、張本人
GM:本人やぞ……?
藤崎優一:混乱し過ぎw
GM:流石に無理だよww
群堂一真:悩みの元凶に聞くの……?
朱硲 静菜:ちょ、とりま戸張先輩にヘルプいれる!
GM:おお、いいよ。じゃあシーンインしようか
朱硲 静菜:1D10
DoubleCross : (1D10) → 9
朱硲 静菜:高い! ちょ……これ侵蝕めっちゃ上がるんだけど!?
群堂一真:がんばれ!! 主人公!!
GM:じゃあ個別シーンだね
朱硲 静菜:あい
球空真が有力者連続襲撃事件の実行犯である、この事実に気づいた朱硲静菜は動けずにいた。大粒の涙を見せ自分に背を向けて逃げ出した真に何も言えなかった。どうすればいいのか分からず、何が出来るかも分からずただただ立ち尽くしていた。どれだけの時間が経っただろうか? 半ば無意識のうちに静菜はスマホの連絡先一覧の中から一人の少年にメッセージを飛ばしていた。その宛先は『戸張飛鳥』。」
GM:君は戸張君に連絡をとって、喫茶店で落ち合える事になったよ
朱硲 静菜:なんだかんだで頼ってしまう戸張先輩……
GM:落ち着いた雰囲気の喫茶店だね。レトロなアンティークと音楽が動揺する君の心を落ち着かせるのに一役買ってくれるだろう
朱硲 静菜:余計に心乱れそう()
朱硲 静菜:「突然呼び出してしまって申し訳ありません。ちょっと……どうすればいいのかわからなくなってしまいまして……」
戸張飛鳥:「ああ、気にする必要はないよ。動揺しているのは見てすぐに分かったからね。ほら、ハーブティーでも頼むといい」
朱硲 静菜:「えっと、ありがとうございます。あの……戸張先輩って自称正義の情報屋、ですよね?」
戸張飛鳥:「本人を前に自称って言うのは……いやまあ胡散臭さの自覚はあるけどね?」
朱硲 静菜:「まぁ……はい。すごく……」
朱硲 静菜:「……戸張先輩は正義の情報屋として私みたいに手を伸ばせる人にはみんな手を伸ばしますか……?」
戸張飛鳥:「ん、そりゃあね。だって……そっちの方がいいだろ?」
そこでひと呼吸付けると、戸張は静菜に優しい声音で続ける。
戸張飛鳥:「俺だってね? 正義の味方とか、誰でも助けるとか……そういうのが理想論ってのは分かるよ。誰にでも出来る事じゃないってこともな」
戸張飛鳥:「だけどさ、皆が思い描く理想論が叶うんだったら、それが一番良いってのは間違いないよ。そして、それに挑戦するって事も勿論悪いことじゃない」
朱硲 静菜:「それは……確かに誰かに不幸になってほしいなんて思いませんけど……私は人を救ったこともなければ人を救えるほどの度胸もまだ……ないんです」
朱硲 静菜:「……今回の事件で救えるのなら救いたい人がいるんです。でも救えなかったら自分が余計に傷つくだけなんじゃないかって、不安なんです……!」
戸張飛鳥:「なーるほどねぇ……そりゃあ確かにごもっともだ」
朱硲 静菜:「身体的にじゃなく、精神的に彼女を救えなかったら……嫌われたらきっと私は……また最初の頃の私のまま死んでしまうのかもしれないって……」
戸張飛鳥:「誰だって伸ばした手が届かなかったら苦しいし、辛い。自分の事が嫌いになるかもね……」
朱硲 静菜:「……戸張先輩はどうしろって思いますか?」
朱硲 静菜:「手を伸ばせ、そうおっしゃいますか……?」
恐る恐る、といった様に静菜は戸張に答えを求める。その縋る様な視線からは自分で決めるのが怖いという恐れがありありと伝わってきた。だからこそ、戸張は迷わずに自身の思うがままを答える。
戸張飛鳥:「そうだね……俺なら助けたいって思うけど。今回の当事者は静菜ちゃんだからねぇ」
戸張飛鳥:「君はその子に対して何を感じた? 助けてあげたいと思ったかい?」
朱硲 静菜:「そう、ですね。勿論助けられるのなら助けたいです。ですが彼女がしたことは簡単に見逃してもらえることじゃないかも……しれないんです」
戸張飛鳥:「なるほど、つまり君が救いたい人ってのは……有力者連続襲撃事件の犯人って事か。それも……ワケありの」
朱硲 静菜:「……恐らくは」
戸張飛鳥:おもむろに立ち上がって、朱硲ちゃんの頭をわしわしする
朱硲 静菜:「なっ何するんですかいきなり!!」って言って目を丸くする
戸張飛鳥:「いいじゃん、助けたいんならやってみなよ」二っと笑って
朱硲 静菜:「……! か、簡単に言ってくれますね……。だったら失敗したら戸張先輩の責任として……ひとつ、お願い事聞いてください」
戸張飛鳥:「ん? 何さ?」
朱硲 静菜:「なんでも、なんて言いませんけど。それくらいの心の余裕、ほしいんです……」
GM:失敗の責任は自動的かいw
朱硲 静菜:はっはっはww それくらいの保険無いとww
戸張飛鳥:「ああ、別にいいぜ。俺にもしてやれない事はあるけど、約束するよ」
朱硲 静菜:「寧ろ何でもしてあげるなんて言われたら気持ち悪いです……」
朱硲 静菜:「内容は、失敗したら言いますよ。……失敗したくないですけど」
戸張飛鳥:「はいはい、…………でもまあ君がその選択をしてくれて俺は嬉しいよ」そう言って今まで君が見た中で一番晴れやかな笑みを浮かべてから、席をたつ
戸張飛鳥:「……俺の信じてるものは間違ってない、それが一つ証明された気がしたからな」
朱硲 静菜:「……ありがとうございました。相談に乗ってくださって。では、私は行きます」
戸張飛鳥:「ああ、支払いは俺持ちでいいよ」
群堂一真:さりげなく奢りやがった……。戸張くん、できる!!
朱硲 静菜:「あっ、今回は割り勘です」
朱硲 静菜:「もし、成功したら戸張先輩のおごりでどこにでもついていってあげますよ」と冗談交じりに言う
戸張飛鳥:(それ、連れて行くのは俺なんじゃ……???)
朱硲 静菜:いえーす、
朱硲 静菜:財布から半分お金出して会計に出す
戸張飛鳥:「ん? そうか? まあ変に気負われてもダメか。それなら成功したら、盛大に奢らせてもらおう」
朱硲 静菜:「……戸張先輩って絶対損な役回りの人ですね……」
恐らく何気なく呟いたであろう静菜の言葉に戸張は思わず苦笑してしまう。『損な役回り』なるほど、確かに自分にぴったりだと。
戸張飛鳥:「…………自覚はあるさ」
朱硲 静菜:「意外でした……もっとその辺り気にしないと思ってました」
戸張飛鳥:「あ、ついでに最後に一個アドバイス」帰り際に
朱硲 静菜:「? なんでしょうか?」
戸張飛鳥:「自分が望む結果のためなら、使えるものはなんでも使え。それこそ、胡散臭いかもしれない飴原渡や怖いかもしれないどこぞのマスターエージェントとかな」念を押すように
朱硲 静菜:「……えぇ、そのつもりです。現に私は貴方を利用していますから」って困ったように笑うかな
戸張飛鳥:「感情だけで手札を狭めて、救いたい人を救えませんでしたってのは後悔しか残らねーからな」
戸張飛鳥:「おう、じゃあな」
朱硲 静菜:「はい、それでは」って言って藤崎君達に連絡して合流しようか
GM:このへんでシーンエンドかな
朱硲 静菜:あいあい
GM:さて、それでは次は情報収集シーンになります
朱硲 静菜:いったい私の浸食はどうなるのだろうかっ 90だよもう!
GM:まあ……必要経費と思って……
朱硲ちゃん、何かを決意したようです




