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ダブルクロス THE 3rd edition リプレイ キャンペーン『カシオペヤ』  作者: ソウル
第五話 星を裁くのは誰なのか
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個別エンディング2 メルヴィス

GMソウル:じゃあ次、藤崎君だね

藤崎優一:はいよ

GMソウル:というわけで、静菜ちゃんと同じく涼奈を探しても手掛かりが掴めなかったという所からだね。場面的には月見ヶ里の寮の近くかな?

GMソウル:聖羅のいたセーフハウスが暴走電波の出所でもあったらしく、貴方達や涼奈の大暴れでその機能は完全に沈黙したらしい。そのこともあり、貴方のオルトロスはいつも以上に好調なのが分かるだろう。

藤崎優一:「良かった。あの人の腕は本物だった。……頑張ったね、僕達」

オルトロス:ならその呟きに対して、オルトロスから肯定の意志を感じることが出来るだろうね。貴方達の間のリンクもより強まっていることを感じる。

オルトロス:そしてその意志の中で、僅かに微かに言語化されたものが貴方の頭に響く

オルトロス:『………………………………悪クハ、無カッタ』

藤崎優一:「!」

藤崎優一:その声にオルトロスの方を振り向くよ

藤崎優一:「……メル……」

オルトロス:『……………………………オ疲レ様』またか細い声が、君の頭に響く

藤崎優一:「……うん。……ありがとう、メル。よかった……」

藤崎優一:少し震える手でオルトロスを撫でるよ。

オルトロス:『馬鹿ネ。ホント』

オルトロス:そこで声は聞こえなくなる

オルトロス:それでも確かに、彼女との繋がりが強まっているのを感じるだろうね。

藤崎優一:じゃあ調査を仕方ないが切り上げ、部屋に戻るかな

朱硲 静菜:え? これ初? オルトロスってかメルヴィスちゃん喋ったのこれ初!?

GMソウル:イエス

GMソウル:OK、じゃあ君が部屋に戻ろうと歩き出した所で正面から見慣れない青髪の女の子が近づいてくるよ

藤崎優一:あ、幼女だ

GMソウル:うん、12歳くらいの幼女。もっと幼いかも

群堂一真:お、さっきのマスターシーンの子か

青髪の女の子:「ふんふん~、ふんふんふ~ん」

朱硲 静菜:藤崎君死なないで……!!

青髪の女の子:彼女は鼻歌を歌いながら、手に持った何かで手遊びをしている。

藤崎優一:何で手遊びしてるんだい

青髪の女の子:それを見た貴方は目を疑うだろう、何故ならそれは行方不明になった外装リアクターだからだ

群堂一真:外装リアクター?

藤崎優一:ああ、はい

藤崎優一:「っ、ねえ、君」声掛ける

青髪の女の子:「やっほう、こんにちわ」手を挙げて貴方に挨拶をする

藤崎優一:「うん、こんにちは。君の持ってるそれ……何かの部品かな? どこで拾ったの?」

青髪の女の子:「うん、そろそろ介入が必要な頃合いかなって思ってね。五つ星正規構成員スペードから盗み取った」

藤崎優一:「……無関係じゃなさそうだね。介入って、何のことかな」

青髪の女の子:「『記録者』としてのお仕事さ~」

藤崎優一:「……大胆なことをするんですね」

青髪の女の子:「正当防衛正当防衛、こんなゲテモノぶつけられたらこっちも参るからね~」

青髪の女の子:「で、上手い事リサイクル出来る方法無いかな~って今考えてたんだけど特に浮かばなくってね~」

藤崎優一:「はあ」

青髪の女の子:「というわけで、呉羽はこうすることに決めたのです」そう言うと彼女の影が立体化し、大口を開けた怪物の姿になる

藤崎優一:ウロボロスかな?

青髪の女の子:「ぽーい」その影の怪物に外装リアクターを放り投げる

GMソウル:むしゃむしゃむしゃ

青髪の女の子:「はーい、じゃあぺッしましょう~」影の怪物が何かを吐き出す。それは外装リアクターではあったが、籠められていたレネゲイドの力は最早一切感じられない。

藤崎優一:「そうするのはいいですけど、何故僕に見せたんです?」

青髪の女の子:「うん、藤崎優一君に話がある。だから呉羽は話を分かりやすくするために、見せたのです」

藤崎優一:「あ、はい。そういうことですか」

雨宮呉羽:「改めて、初めまして。雨宮呉羽というのです。この街には記録者の仕事で来ました」

雨宮呉羽:ぺこりと頭を下げる

藤崎優一:「はい、はじめまして。藤崎優一です」

藤崎優一:同じように

雨宮呉羽:「単刀直入に言いますが、リエゾンロード朱硲夕音と彼女が率いるクラン、五つ星構成員を皆殺しにするのに手を貸していただけますか?」

雨宮呉羽:12歳程の外見とは裏腹に物騒なこと言うね

藤崎優一:「残念ながら情報の共有くらいしかできないかと。僕は関わりすぎています」

藤崎優一:「事情の共有をしていただけるなら、また話は変わってきますが」

雨宮呉羽:「なるほどなるほど~。まあ呉羽が大方予想してた通りのご回答ですね、ありがとうございます」一礼

藤崎優一:「まあ、そういうものですし」

雨宮呉羽:「じゃあまた後日、事情説明を行いましょう。今日はスペードの起こした事件の対応で疲れてるでしょう? 休息も大事な仕事です」

雨宮呉羽:「呉羽はそのへんの対応力もある優秀な記録者ですので」

藤崎優一:「そうですね、ありがとうございます」

雨宮呉羽:「ああ、じゃあ連絡先の交換だけしちゃいましょう」そう言ってスマホを取り出す

藤崎優一:「そうですね」

藤崎優一:ラインでも交換しとくか

雨宮呉羽:おk

雨宮呉羽:「ああ、因みに呉羽の記録者の中でのコードネームは”神無月”というのです。好きに呼んでもらっていいですよ」

雨宮呉羽:「それでは一旦さよならです。そちらのオルトロスちゃんの方も好調なようでなによりです。では」そう言って去っていく

藤崎優一:「はい、それでは」

GMソウル:こっちからはこれ以上特に無いよ


藤崎優一:じゃあいつものやるよ

朱硲 静菜:お、いつものあれか!

藤崎優一:部屋で事件の記録を打ち込み、データを作る。ただし今回はいつものとは別に追加された文面がある。

藤崎優一:[カシオペア、記録者を捕捉]

藤崎優一:[記録者“神無月”と合流。照合求める。]

藤崎優一:これらを追加して保存、送信するよ

GMソウル:それじゃあ、今回は珍しくすぐに返事が返ってくる。それは神無月こと雨宮呉羽についての簡素なプロフィールデータと『照合一致』の四文字だった。

藤崎優一:プロフ今見れる?

GMソウル:オーケー、あとで作るわ

藤崎優一:はい

GMソウル:シーンエンド

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