表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダブルクロス THE 3rd edition リプレイ キャンペーン『カシオペヤ』  作者: ソウル
第五話 星を裁くのは誰なのか
119/125

共通エンディング ダイヤ

クライマックス戦闘が終わり、共通エンディングとなる。無事に五つ星正規構成員、剣城聖羅を撃破し外装リアクターを使用予定だった機械大剣Ωも破壊できた。


GMソウル:じゃあ貴方達が聖羅を撃破すると同時に、その部屋に真が駆けつけるよ

球空真:「皆さん! 大丈夫ですか!」若干服に返り血などの汚れはあるが、本人に怪我は無い様子だ

朱硲 静菜:すげぇな

球空真:この子の得意なの、殲滅戦だからな

朱硲 静菜:じゃあ真の声を聞いてゆっくりと立ち上がって「う……ん……? あれ……真……? はっ! ま、真! 無事!? ……うん、無事だね! 私達の方は……」って言いながら剣城さんが倒れているのを見て「うん。終わったよ。──私達、勝ったんだよ……!」

球空真:「そっか……良かった……。こっちもね、一人も逃がさずに全滅させたよ!」

群堂一真:「それはそれですごいね」

朱硲 静菜:郡堂君より強い()

群堂一真:まあ思う

剣城聖羅:「ぐ……まさか……私の部下達も全滅させるなんて、ね……」よろよろと立ち上がる

朱硲 静菜:ってか青髪の女の子は何しに来たんだろ。絶対この後なんかあるよ

朱硲 静菜:「……まだ、戦いますか?」

剣城聖羅:「っく、私は、まだ生きてる……わ」

剣城聖羅:君達に敵対する意志は瞳から消えていないね

GMソウル:とはいえ戦える力も残っていないのも明白だろう

群堂一真:とりあえず外装リアクターを使えないようにしたい

GMソウル:外装リアクターは聖羅が持ってるけど、破壊は出来ないやつだね。とはいえ使おうとしていた機械大剣Ωの方が戦闘で大破してしまっているよ

群堂一真:じゃあ回収だけしとこうか

GMソウル:おk、まあその前に会話イベ挟むんだけどね。藤崎君と戦闘前にほぼ話せなかったから

藤崎優一:じゃあ、剣城さんに近付こうか

藤崎優一:いつもの優しい雰囲気が失せた無表情で、剣城さんの腕を掴んで無理矢理上体を上向かせる。

剣城聖羅:「……あら、随分と感情的ね? 藤崎優一?」

藤崎優一:その目はぼんやりと青白く発光しているよ。

藤崎優一:「許さない相手ならこんなものですよ」

藤崎優一:「……貴方が何かを探るのは、リエゾンロードの命令ですか」

剣城聖羅:「それは彼女を巻き込んで作戦を決行したからかしら?」

藤崎優一:「そうですね」

剣城聖羅:「ふふ、自覚があるのは嬉しいわ。地に足付いたこの星を生きる人間のくせに、いつまでも自分が輪の外から眺める観測者を気取っていられるのも、腹が立つから」

藤崎優一:「貴方達が変革を容認するのも、リエゾンロードの計画だから?」

剣城聖羅:「もちろん」

藤崎優一:「ならば何故、他のリエゾンロード、その腹心の名が出るのでしょう」

剣城聖羅:「いい加減無知を装うのはやめればいいのに。貴方達が辿り着いたキーワードがイコールでないことは、貴方が一番よく理解るんじゃない?」


当然、二人が話しているキーワードとは情報収集で出てきた『記録者』である。


藤崎優一:「……そう。そこまで辿り着いたんですね」

藤崎優一:ぱっと剣城さんの手を離す

剣城聖羅:「夕音様の言う通りね、今の貴方は毒にも薬にも成り得ない。ある意味私と近しい半端者だわ。だって、未熟過ぎるもの」

剣城聖羅:「ねえ、気付いてる? 貴方が私に向ける怒り、軽蔑、そういった感情って貴方達が最も排斥しなければいけないものなのよ?」

藤崎優一:「……? ああ、そう見えましたか」

藤崎優一:「熟していたら、僕はここにはいない。だが、熟していなくとも『僕』はそういうものです。区切りはついた、許しはしなくても、それで波が立つことはありませんよ」

藤崎優一:ここらへんでリアクター回収するか?

剣城聖羅:「……そう、ああやっぱり私は貴方達のことが嫌いだ……わ……ッ!?」そう言った瞬間、聖羅の胸を背後から出現した氷柱が貫く

藤崎優一:「!」

朱硲 静菜:あぁーーーー。ロリーーーー


リアクションはいいけど、その絶叫はなんなんだPL


郡堂一真:なんかぶっ刺さった!

剣城聖羅:「が……っは……」

藤崎優一:オルクスの能力でレネゲイドの出現を辿ろう

群堂一真:一真も後ろを振り向くよ

GMソウル:ああ、そんなことをするまでもないよ

?????:「ああ、ダメだね。喋り過ぎ……」

朱硲 静菜:「ッ!! 剣城さん……ッ!」って言って彼女の処置を行おうとするか

?????:部屋の奥の暗がりから声が聞こえてくる。そして足音がゆっくりと貴方達に近づいてくる。

剣城聖羅:「が……ダイ、ヤ……。ごめんな、さい……感情的に、なり過ぎ……て……」その言葉と共に彼女の体が内側から大爆発を起こし、炎に飲まれるよ

群堂一真:まあフルボーグならあるとは思った。裏切り防止装置的なのが


ごめん、そういうの搭載してないわ聖羅ちゃん。マジでぶっ壊されたから爆発しただけだ。


朱硲 静菜:「……ッ!! そ、そんな……ッ!」

?????:そして声の主が貴方達の前に姿を現す、五つ星の一角”ダイヤ”のコードネームを持つ者

郡堂涼奈:「……全く、困ったもんだ」

朱硲 静菜:だろーなーとは思ってたけど!

郡堂涼奈:現れたのは貴方達と共にプールに遊びに行った郡堂一真の実の姉、郡堂涼奈だった。艶やかなクリーム色の長髪、気だるげな目元、スレンダーながらも女子大生として大人の色香を感じさせるプロポーション。その全てが貴方達には見覚えがあるというのに、その”圧”だけは未知のものだ。

群堂一真:「……姉さん?」

朱硲 静菜:やっぱ郡堂君を推薦したのって……

郡堂涼奈:大正解

GMソウル:なんなら聖羅ちゃんと一緒に推した

群堂一真:二人揃って人を見る目なさすぎない?

藤崎優一:自分で言っちゃったよ

群堂一真:人に言われるくらいなら自分で言うわ!!

郡堂涼奈:「やっほ、かず君。仕事で会う予定は特に無かったんだけどね、聖羅ちゃんのストッパー外れちゃってたから仕方なく」そう言って炎上する中から外装リアクターを拾い上げる

群堂一真:「……姉さん。それは、俺たちが回収しにきたんだ。色々と聞きたいことはあるけど、とりあえず……それ、置いてってくれないかな?」

郡堂涼奈:「大丈夫大丈夫、私達も外装リアクターを使ってもらう予定だった聖羅ちゃんと機械大剣Ωがダメになっちゃったからこれはもう用済みなんだ」

郡堂涼奈:「寧ろ、存在しているだけでいつこっちが用意した盤上にヒビを入れられるか分からない危険アイテム」

群堂一真:「……じゃあ、いいだろ。元の開発者に返したって、問題ないと思うけど? あの人は、物騒な使い方なんて絶対しないよ」

郡堂涼奈:「フレイヤ・ノルシュタインでしょ? あれで五つ星に迫る力を持ってるから、渡したら渡したで面倒臭い。だから……これは無力化させる」そう言って全身の冷気を籠めて、外装リアクターを握りしめる

郡堂涼奈:サラマンダーの冷気の力、『究極のゼロ(アブソリュート・ゼロ)』。それによってレネゲイドの活動を強制停止させる。

群堂一真:「……球空ちゃんでも出来なかったのに、ずいぶんと簡単にやるんだね」

郡堂涼奈:「うん、これでもうこれは使えな………………………ん?」

郡堂涼奈:そこで初めて、郡堂涼奈の表情に疑問が生じた

郡堂涼奈:「……これ、偽物だ」そういって外装リアクターを真っ二つに割る

群堂一真:「…………………は?」

朱硲 静菜:ロリが持っていったんだ!!

群堂一真:これ以上聖羅ちゃんの株を下げるのはやめて差し上げろ!!

群堂一真:俺、本格的にあの子が不憫に思えてきた……

朱硲 静菜:出し抜かれまくってるーー

郡堂涼奈:「やられたな……。聖羅ちゃんが騙されたか、誰かに出し抜かれたか……」

朱硲 静菜:「郡堂涼奈さん……。まさか貴方がそちら側だったなんて……。いえ、今はそんなことを言っている場合ではない、ですね。貴方も、私の邪魔をするんですね。なら、貴方は私の『敵』です。……けど」って言って郡堂君の事を見る

群堂一真:「まあ、俺も困惑はしてるよ。正直、夢にも思ってなかったし」中の人も含めてな!!


実際ここでの困惑した郡堂一真のPL、赤月の反応は中々の見ものだった。因みに朱硲静菜のPL、閃琥はプール回での異常に強い涼奈のNPCカードを見て薄っすら勘付いていたらしいが。


郡堂涼奈:「私に立ち向かいたいのなら、好きにすればいいけど。あんまりおすすめはしないかな? 私は……ぶっちゃけリエゾンロードの夕音にも勝ってるから」そういって彼女が全てを凍てつかせるようなワーディングを展開すると、貴方達全員が立っていることすら出来なくなる。

群堂一真:なあ、たとえばこれ、意志で振って高い目だせば、ぎりぎり立ってられる、くらいの演出できない?

GMソウル:いや、無理だね。文字通り、格が違う。夕音さんのワーディングを受けた一真君ですら、更に上を感じるほどだ。

朱硲 静菜:「ッ! これは……ッ!」

群堂一真:じゃあ「ぐ、こ、これが姉さんの本気か。……確かに、その言葉に、飾りはなさそうだね」と膝をついて、剣を支えにどうにかその場にとどまる。

球空真:「ぅ、嘘……涼奈さん……こんなに……強い……!?」

藤崎優一:「……見事なものですね」

郡堂涼奈:「さて、外装リアクターがダメなら私はせめて別の可能性を持ち帰らないといけない。夕音が願う、世界を破滅から救うために出来る可能性を」そう言って動けない球空真をお姫様抱っこで抱えるよ

球空真:「ぇ……ちょ、ちょっと!?」

群堂一真:手を伸ばそうとするけど、ワーディングで体が凍り付いて動かない

朱硲 静菜:まさかの! ヒロイン!!

朱硲 静菜:「真!!」って言って手を伸ばそうとするけどむーりー

球空真:「お……おろしてください! 私は、貴方と一緒にいくつもりなんて……!?」

郡堂涼奈:「ごめんね、別にどうしても貴方じゃないといけないって理由はないんだけど。それでも今この場では貴方が一番妥当だから。大丈夫、別に痛い事とかはしない予定だから」

朱硲 静菜:予定()

藤崎優一:まあ下手に突いて能力発動させてもね?

朱硲 静菜:寧ろ世界破滅させそうな力やけどな!

GMソウル:お前ら、ヒロインに対する言葉かよそれ!!

朱硲 静菜:だって!!!!

朱硲 静菜:ぶっちゃけPCより強いし!!!

藤崎優一:うん

群堂一真:「ま、待ってくれ姉さん……いや…………球空ちゃんを放せ、群堂涼奈!!」と、荒い口調で言うよ。体は動かないが、それでも目には敵意がらんらんと滾っている

郡堂涼奈:「やだ」きっぱりと

朱硲 静菜:シ、シスコン男が姉に逆らった……!?

藤崎優一:おお、シスコンを脱した

郡堂涼奈:「んじゃ、氷は二時間くらいで溶けると思うから……それまで頭を冷やして反省会しててね?」そういって真を抱えて入り口から出ていく

群堂一真:「なら……」無理矢理に体を動かそうと体内のレネゲイドを暴走させ、電気を体に流して氷を解かそうとするが、何もできない。歯噛みして悔しがって、それしかできずにその場に抑え込まれる

球空真:「静菜ーーーーーーーッ!!!!」

朱硲 静菜:「郡堂涼奈さん! 真をどうするつもりですかッ!?」

GMソウル:静菜ちゃんの叫びに答える声は無いね

朱硲 静菜:真が応えてくれた()

GMソウル:ではシーンエンド

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ