意味の取り方
あるところにお坊さんがいました。
そのお坊さんはとても位の高いおぼうさんでした。
あるお百姓はそのお坊さんに、「あなたはなぜ位が高いのですか」と聞きました。
するとお坊さんは、「煩悩を捨てたからからかもしれません」と言いました。
そこでお百姓は、「あなたの宗教はくそだ」と言いました。
そしてそれだけにとどまらず、お百姓はさらに、仏の存在まで否定し始めました。
するとお坊さんは怒りました。
起こったお坊さんにお百姓は更にこう言いました。
「あなたにも怒るんですね。もし修行をさらにして、さらに煩悩を捨てたら、今の私のことも許してくれたのでしょうか?でも、自分の宗教を馬鹿にされて黙っているなんて、まるで自分の宗教に誇りを持ってないみたいです。ものは考えようですね」
お坊さんは黙ってしまいました。