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プロローグ

「いっ…痛たたたた」


落ちて来た、男女数人の内、1人の少女が砂の上に落ちた際に、何かに頭をぶつけたのか頭を摩りながら起き上がる


その少女の容姿は、明るい茶色の髪を腰まで伸ばし、その長い髪を青い水晶の様な物が付いた紐で一つに纏めている


顔は、大きな髪と同じ色の瞳、小さな鼻に、みずみずしい小さな唇から覗く犬歯、元気っ子と言った顔立ちをしていて体型は発展途上と言った所

服装は、少女の背格好では大きすぎると言わざるを得ない程に長い地面スレスレまで伸びたマフラーに

動き易い半袖シャツにその上には胸当ての様な鎧

眩しい太ももが見えるジーンズの様な短パン姿で、右の太とにはナイフが装備されていた


「大丈夫かい?エミリア怪我は?」


「大丈夫ですか?エミリアさんお怪我はありませんか?大変!手から血が出てますよ!今治療しますから」


「ったく、ダラシねーなぁ、エミリアは、こんな転移魔法陣如きで着地失敗するなんてドジだなぁ」


そんなエミリアと呼ばれる少女に、一緒に黒い穴から落ちてきた数人の男女、

その容姿をエミリアに声をかけた順で説明すると

1人は、男性で金の装飾が入った白銀の鎧を見にまとい、

背中まで伸ばした金髪に、優しげな青い瞳で端正な顔立ちで異性からの求愛は絶えないであろうと思われる、

腰のベルトには鎧と同じく金の装飾と青い大きな水晶が付いた剣が入った鞘が下げられていた、そんな勇者の様な出で立ちの青年はエミリアに優しげに手を差し出し、


エミリアの傍に、金の装飾が入った大きな杖を持ち、

膝まで届くかと思われる青い髪は毛先の方で小さく纏められ、瞳は髪の色と同じ青、鼻は小さくみずみずしい桜色の唇、

服装は、金の装飾が入ったシスター服で服の上からでもわかる、丸みのある俗に言うと出る所は出て締まる所は締まった出で立ちで、

そのシスターは、小さく何事かを言葉にすると、その手が輝き、エミリアへとかざし


もう1人は、金の装飾が細部に入った黒いコートを羽織り、黒いシャツ黒いズボン、両手には禍々しい様な黒いオーラをまとった本と禍々しい様な黒い大きな水晶が付いた長い杖を持った筋肉質な男性、

顔立ちは紅い短髪に紅い瞳、頬に大きな傷と言った一見、顔だけみると魔法使いに見えない魔法使いの男性が、バカにした様な瞳で腕を組んで、エミリアをみつめている



「なによぉ!、ドジって言ったな!グレイ、あたしはドジじゃないもん!と言うかなんでみんなあの遺跡からワープしたのに普通に着地してんのさっ!おかしいよ!、それとユウジ、ナタリア、ありがとう、助かったよ」


「いやいや気にしないで良いよ、みんな無事で何よりさっ」


「そうですよぉ、気にしないでください」


「チッ…まぁいつもの事だからなぁ」


「いつもの事言うなぁぁぁ!」


少女の治療がひと段落つき、男女は自分達が置かれた状況を整理始める


「それより、ココはいったいどこなんだろうか?ココは…まだ魔王の闇の遺跡の中なのかな?」

ユウジと呼ばれた金髪の剣士が最初呟く


「分からん、魔王を倒した後、城の兵士達が遺跡に幾度の無く調査した筈なのだが…その時にはなにも無かったらしい」


「恐らく…だが、ユウジが魔王の王座の横に有った水晶に触れた事がココに来る鍵になった…とは思うんだが…」

筋肉質な男性、グレイが考える様な仕草をしつつ辺りを見渡しながら答える


「ココにユウジさんの故郷の世界に帰るヒントがあるのでしょうか?」


ナタリアと呼ばれるシスター服の女性は手を祈る様に前で組み答える


「うーん、分かんないわ、でもなんか闇の遺跡の中にしては、なんか神々しい場所よね?」


元気少女、シーフの様な出で立ちの少女は小さく首を傾げると、お手上げの様なポーズでそう答える


「確かにな、とりあえず周辺を調べてみようか?」


「そうですねぇ…あ、アレはっ!!皆さんアレ見て下さい!」

シスター服の女性が驚いた様な声を上げ海岸から森林を指差す


「どうしたんだい?ナタリア……アレは!」


「オイオイ…マジかよ」


「…嘘…アレって…」


「「「「世界樹マリーナ!?」」」」


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