施設で教育される毎日。そして、奴隷として売られていった先
女の子に生まれて、アカサタは幸せでした。
なにしろ、周りはみんな女の子!施設の職員さんも、みんな女の人!女性の裸も、見放題です!お風呂に入る時や、一緒に着替える時など、ジロジロと興味津々(きょうみしんしん)で観察しまくります。
ベタベタと、わざとらしく体を触ったりしても、文句を言われたりもしません。
この施設では、将来、大金持ちの資産家たちに売られていく奴隷を育てるのが目的となっていました。
子供の頃から、厳しい教育を受け、理想の奴隷に作り上げられるのです。ご主人様の命じるありとあらゆる命令に、即剤に対応できるようにならなければなりません。
料理・洗濯・掃除といった身の回りの世話はもちろんのこと、夜のお楽しみもこなす必要があります。雇い主が命じれば、どのような命令にも従わなければならないのです。
そのため、施設では、過酷な修業が課せられます。
そんな厳しい修行にアカサタが耐えられたのも、周りがみんな女の子で、裸も見放題、体も触り放題だったからでした。
もう1つ、アカサタがこの施設に留まっている理由がありました。
それは、“性教育の授業”です。ご主人様を満足させるために、様々な性のテクニックを叩き込まれるのです。それも、実践つきで!
軽いボディタッチから、抱擁、キスの仕方、セックスのやり方まで、一緒に暮らしている施設の女の子や女性の先生を相手に、実際に試しながら教えてもらえるのです。
この時間がなければ、飽きっぽいアカサタのこと、とっくの昔に逃げ出してしまっていたことでしょう。
こうして、女の子に生まれたアカサタは“ジェーン”という名前のまま少女時代を過ごします。
その過程で、女性の奴隷として必要な数多くの能力を身につけ、ついに奴隷として出荷される日を迎えたのでした。
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ジェーンことアカサタは、14歳になっていました。15歳の誕生日まで、もう少しというある日。奴隷市場に出品され、競売にかけられます。
「どこに売られていくのだろう?どんなご主人様かな~?やさしい人ならいいな。そうでなければ、さっさと逃げ出してやろう」
そんな風に考えるアカサタ。
幸い、この世界でのアカサタは、かなり見た目もよく、なかなかの体つきもしています。100人いれば、その内の80人とか90人が、「かわいい!」と言ってくれるタイプの女の子です。
おかげで、奴隷市場では、結構な高値で売れました。施設を管理している女性もホクホク顔です。施設にも、たくさんの仲介料が入るからでした。
これまで長い年月を使い、手塩にかけて育ててきた大切な商品です。「どうにかして、元を取れるだけの金額以上で売れて欲しい」と望むのが人の心情というもの。
「よくやったわ!ジェーン!雇われ先でも問題を起こさず、しっかりやるのよ!」と、施設長の女性にも声をかけられます。
「はい。わかりました。施設長様」とおしとやかに答えるアカサタ。けれども、心の中では全く別のコトを考えています。
「気に入らない野郎なら、すぐに逃げ出すか、ブチ倒してくれるわ!」などと物騒な考えでいっぱいなのでした。
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それから、馬車に揺られて、大きなお屋敷へと運ばれていくアカサタ。
そこで待っていたのは、チビでデブで頭の禿げたイヤらしい笑いをする男でした。全身から変な臭いもプンプンします。どうやら、この男がこの屋敷の主人、アカサタの雇い主のようです。
決して“極悪人”といった感じではありませんが、誰が会っても、あまりいい印象は持たないでしょう。
アカサタも、一発で嫌な気持ちになりました。
「ケッ!なんだ、コイツは!こんな奴が、このオレのご主人様かよ!ヘドが出る!」と、心の中で叫びましたが、言葉にはしません。
表面上はおしとやかに振る舞って、黙々と家事などの細かい業務をこなします。
「まあ、いきなり暴れるのもよくないだろう。もうちょっと我慢するか…」
そう思い、粛々と作業を続けるのです。
けれども、夜になって、怒りが爆発します。
さっそく、ムチャな命令をくだされたからです。
「さあ、ここで裸になって。それから、ワシがこの下を通ったら、おしっこをするのじゃ。遠慮は要らん。盛大にシャ~っとやってくれたまえ!」と、チビでデブで頭が禿げていて変な臭いのする男は言いました。
見ると、何人もの裸の女性が、金属製の網の上に座らされています。和式のトイレで踏ん張っている時の格好です。
金属製の網の下は、別の部屋になっており、ご主人様はこの下を歩き回りながら、天然自然のおしっこシャワーを浴びるのが、大の楽しみなのでした。
「こんなコトやってられるか!!」と、大声で怒りまくる奴隷のジェーンことアカサタ。いきなり、雇い主に反抗してしまいます。
さて、一体、この後どうなってしまうのでしょうか?




