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老若女女にモテまくり!

 レズビアーヌの女王様の命令に従い、夜のお相手をするコトになってしまったアカサタでありましたが…

 実際には、夜も昼も関係なく相手をさせられてしまいます。おかげで、女王様は大事なお仕事である政務せいむも、そっちのけ。完全に中毒です。


 一方、アカサタは、周りを女の人に囲まれて、大モテです。なにしろ、この世界には、ほとんど男がいないのです。女王様のお相手をするかたわら、暇を見ては、他の女の人にも手を出しまくりです。

 老若男女ろうにゃくなんにょならぬ、老若女女ろうにゃくにょにょにモテにモテまくりながら、アカサタは思いました。

「ガハハハ!ガハハハ!ここは、この世の天国か!理想郷か!」


 その間、赤ん坊のローズは、お屋敷に預けっぱなし。

 メイドさんが、親代わりになって面倒を見てくれています。


 そんな風にして、数年が過ぎていきました。


         *


 お屋敷で暮らすローズも、もう6歳。

 相変わらずアカサタは、あっちへフラフラこっちへフラフラ、若い子から年配の人まで、女性と遊び歩きながら好き勝手し放題ほうだいに暮らし続けています。


 そうしている間に、アカサタは女の人を喜ばせるのが大の得意だというコトがわかってきました。

 この特技を使って生きていくだけでも、一生困るコトはないでしょう。


 さすがの女王様も、最近はおとなしくなり、アカサタに相手を頼む回数も減ってきていました。代わりに、女王様の娘にも指導するように頼まれます。レズビアーヌのお姫様であり、次の女王様になるお方です。

「こういうコトは初めてなの。よろしくお願いしますね、アカサタさん」

「はい、どうぞ、私めにおまかせください」と、アカサタは丁寧に答えます。


 さらに、アカサタは、他の女性たちに貸し出され、おもちゃのように扱われます。

「わらわの命令が聞けぬ者には、アカサタを貸し出さぬぞ!」

 そう言って、女王様は他の女の人たちをおどすのです。この効果は絶大でした。なにしろ、アカサタは女の人を気持ちよくさせるのが大の得意!アカサタに楽しませてもらおうと、政財界の大物たちは、女王様の命令を何でも「はい!はい!」と素直に聞くのでした。

 こうして、レズビアーヌの女王様は、政治手腕を振るいます。


 さすがのアカサタも、これには参ってしまいました。

「やれやれ、最初は楽しいと思っていたが、これは思ったよりも大変だぞ。どうにかしなければ…」

 そうして、ついに、女王様に申し出ます。

「もっと、他の男どもを相手にしたくはございませんか?世界は広いものです。女王様が知らぬ素晴らしい男たちが、まだまだたくさんおりますぞ」

 アカサタの進言に、レズビアーヌの女王様も考えます。

「確かに。男1人がこれほどまでに、わらわを喜ばせてくれたのだから、10人いれば10倍。100人いれば100倍の快楽が味わえるはず」

 女王様はそう思い、“新しい男たちを連れてくる”という任務をアカサタに与えます。

 こうして、アカサタは再び、男だけの世界ウッホモランドへと旅立っていきました。

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