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昔話  作者: 原雄一
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はだかの王さま

 むかーしむかし(とは(以下略))新しい服が好きな王様がいました。王様は服を何着も持っており、みんなに見せびらかすため、一日に何度も着替えました。

 

 ある日、王様のお城に二人の大ウソツキがやってきました(王様はウソツキとは知らず、いい人だと思っている)。

 その二人は、世界一珍しい布を織る機織りだと言います。

「それはどんな布だ?」

「王様のような利口な人には、とてもきれいな布に見えますが、馬鹿には見えない不思議な布です」

 王様は大層気に入り、作ってもらうことにしました。


 数日後、ウソツキたちはその布を使った服を完成させました。でも、誰にも見えません。しかし、王様も家来たちも、馬鹿者にはなりたくないので口々にほめたたえます。

「ようし、じゃあ今度の行進ではこれを着よう」

 王様は言いました。


 そして行進の日。王様は見えない服を着て行進に行きました。


 王様は、警察に露出狂として逮捕されました。



 結論:善悪には、王も平民も関係ない。冷静な判断で嘘を見破ることによって、道は見えてくる。

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