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花さかじいさん Ⅱ
前話の続きです。
むかーしむかし(とは言っても、登場人物が今の人間と(以下略))おじいさんとおばあさんが犬を拾いました。二人はこの犬を自分の子供のように可愛がり、犬はすくすくと成長しました。
ある日、犬がおじいさんに言いました(犬が喋る筈がないので、恐らくは長年の付き合いによるテレパシーか何か)。
「鍬と袋を担いで、おいらの背中に乗ってくれ」
おじいさんは、かわいいお前の背中に乗れるか、と断りましたが、犬がどうしてもと言うので仕方なく乗りました。
犬はことごとく潰されてしまいました。
結論:おじいさんはその後、動物愛護団体に告発されました。
動物愛護団体、暇みたいですねェ。