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昔話  作者: 原雄一
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三匹のヤギのがらがらどん

 そもそも題名が意味不明。

 むかーしむかし(とは(以下略))三匹のヤギが住んでいました。

 彼らは山の牧場に草を食べに出かけましたが、その途中には大きな谷があって、その上には不安定な橋がかかっていました。さらに、橋の下にはトロールという死神がいて、そいつに捕まると食べられてしまいます。死神なのにヤギを食べるとはどういう事でしょうね。

 三匹のヤギは、小さい順に橋を渡る事にしました。

 いちばん小さいヤギが渡ります。

「待て、吾がお主を食べてやる」

 トロールが言いました。

「とんでもない。僕なんて小さくておいしくないよ。あとからもっとでっかいのが来るからそい――」

「問答無用!」

 ちびヤギはトロールに食べられてしまいました。


 次に、中ヤギが渡ります。

「待て、吾がお主も食べてやる」

「とんでもない、さっきのちびヤギでおなかがいっぱいだろう。僕なんか食ってもおいしいと感じないのじゃあ――」

「問答無用!」

 中ヤギも食べられてしまいました。


 最後に渡るのは大ヤギです。

「待て、吾がお主も食べてやる」

「ははは、君なんかに僕が食べられるわけないじゃないギャー!」

 大ヤギは足を踏み外し、橋から落ちてしまいました。その死体はあとでトロールが貪り食ったそうです。


 こうして、トロールは三匹のヤギを食べる事ができ、満腹満腹。



 結論:昔話だからと言って、いつもハッピーエンドとは限らない。そもそも昔話だって、相手側からすればバッドエンドなわけだから、その立場が反転しただけなのである。

 原作は残酷描写のオンパレードです。

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