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昔話  作者: 原雄一
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ジャックと豆の木 Ⅰ

 むかーしむかし(とは(以下略))ジャックという少年が、お母さんと二人で暮らしていました。パンも買えないほどに貧乏でしたが、実はジャックにはへそくりがありました。これは詐欺稼業でためたものです。ジャックの本業は詐欺師だったのです。

 しかし家計は火の車。家庭た牝牛を売ることにしました。

 ジャックが街に牝牛を売りに行く途中、不思議なおじさんに会いました。

「この豆は天までつるが伸びる不思な豆だよ。その牝牛と取り換えておくれ」

 なんだか面白そうなので、ジャックは豆と牝牛を取り換えました。


 家に帰るとジャックは、へそくりから少しのお金を出して、牝牛の代わりにこの代金をもらってきたと言いました。お母さんは喜んで、買い物に行きました。

 それを見計らってジャックは、豆を庭に埋めました。


 ところが、一日経っても、二日経っても、五日経っても、一週間経っても、一カ月経っても、一年経っても、十年経っても豆は木になりませんでした。

 ジャックはあのおじさんにだまされたのです。



 結論:悪事は今、お前の許に戻ってきたんだよジャック。……あ、バカ待て、詐欺師が騙されちゃ生きてる意味がないって? バカなことはやめろ。あ、おいこら、なんだなんだ、屋上から飛び降りる? だから早まるな…あ―――!

 なんか最近、結論のところでよく死んでますねェ。

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