表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
昔話  作者: 原雄一
13/37

わらしべ長者 Ⅱ

 むかーしむかし(とは(以下略))若者は、観音様のお告げの通り、一本のわらしべを大切にしていました。アブがうるさかったので、それをわらしべの先で縛り、小枝に結びつけました。

 小さな男の子がそれをほしがるので、若者は気前良くあげました。すると、その子のお母さんがお礼にとミカンを三つくれました。

 若者がミカンを抱えて歩いて行くと、立派な身なりの娘が、道端にしゃがんでいました。聞けば、のどが渇いて死にそうなのだとか。

 若者は、先程もらったミカンを三つともあげました。

 娘はお礼に、きれいな絹の反物をくれました。

 若者が反物を抱えて歩いて行くと、倒れた馬と侍とその家来が見えました。どうやら乗っていた馬が突然倒れてしまったようです。

 若者は馬がかわいそうになり、なんとか自分の手で葬ってあげたいと思いました。交渉すると、侍は反物と引き換えに馬をくれました。

 若者は観音様に、どうかこの馬を助けてあげてください、と祈りました。すると、何と馬が生き返り、ヒヒンと鳴きました。

 若者はもろ手を挙げて喜びました。

 馬を引っ張っていくと、一軒の豪邸がありました。どうやら引越しをするらしく、家主があわただしく動いていました。

 家主は若者と馬を見て、言いました。

「おお、何と立派な馬だろう。どうだろう、私の家と取り換えてくれないか」

 若者がびっくりしていると、家主は付け足しました。

「実は外国に行くことになって、もうここには戻ってこないんだ。家だけじゃない。田んぼも畑もあげるから、どうか譲ってくれ」

 若者は喜んで、馬をあげました。

「とうとう、わらしべが家や畑になったぞ」


 しかし何日かしあと、大きな地震が起こりました。

 若者の家は倒潰し、残ったのは畑にあった数本のわらしべだけでした。



 結論:若者よ、いいではないか。一本だったわらしべが、数本になったのだ。それだけでも得をしたと思わなくては。あ、バカ、早まるな。おい待て、そんなところにロープをかけて何を……

 わらしべシリーズはこれで終わりです。


 そろそろネタが枯渇してきた……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ