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7月もあと少しで終わりだねって

作者: すみいちろ
掲載日:2026/07/26






暑い夏

高い空

時が流れる 

生まれる遥か前から

流れる雲

追いかけていたい

見上げた青空の向こうまで

風を感じる


リアルに喉の奥つまるほど

汗がポタリ

暑い

涙なんて乾いてた

バス停で一人待ってた


ある日の日常を思い出していた

こんな風に晴れ渡ってた

見上げた空

足もとに吹くそよ風

まるで子猫みたいな

誰かさんみたいな


一緒に座って居た待ち時間

数分の間に流れる君と

自分との間の距離

なんて言ったっけな

言葉がうわの空

思いのたけが押し留められたまま

時間だけがすぎてく

高鳴る胸

心臓の鼓動

君の笑顔


さよならの意味みたいな

じゃあね……よりも

なんて言おうか

あっという間に運ばれてしまう

なんて言うか

予定時刻よりも遅れて来る

たった数秒の沈黙

君はバスに乗り込む


今日は良いやって強がった

あともう少しだけって意味もなく

青空見上げてた

君の居ないバス停

なんて言おうか

迷ったまま歩き出した

今日も学校休みだからって

そのまま気にせずに

ダラダラと蜃気楼みたいな街並み

汗をかく

喉の痛み

言葉詰まらせたまま

考える暇もない

間もなく来る夕暮れ

景色が染まる

また何処かでって分からなくなる

真夜中みたいな

終わりのない言葉を並べる


明日も晴れるのかななんて

どんな景色?

期待してるのかなぁ

君からのメッセージ

風が吹いたみたいにして

君が笑ってた 


たまには泣くのもいいじゃんって

乾き果てたグラウンド

土埃

追いかけてた白いボール

まだ終わってない

校庭に響く声

今日も目指してた

忘れない夢

高く高く羽ばたいて

想い出してた

真夏の積乱雲

あの場所に

未来と行く 

君との後ろ姿


7月もあと少しで終わりだねって

君が言った

なんて言うのかなぁ

知らない気持ち

気づかないフリしてた

指先が一瞬触れそうになって

躊躇う

二人歩き

校舎へと続く階段

踊り場のコンクリートの壁が

少し冷えてて

背中に感じてた

君と交わす単語の意味


暑い?

ううん

本当に?

嘘……


遠く遠く流れてた

誰かと誰かの話す声 時間


思い出す

想い出す

ずっと前から続いてる

あれからと今の時間

世界にたった一人だけしか居なかった

生まれてからの時間に

初めて君が居た

君と居た真夏の出来事


真夜中みたいな

終わりのない言葉を並べてた

最後の言葉を拾って

君へと投げかけた

帰り道

線路際の言葉

遮断機が降りる

二人立ち止まって

掻き消される音

言葉


じゃあね……って聞こえて

また明日って

言葉が続いてた

夕暮れ

暑くて喉の痛み

忘れそうなほど

君が口ずさむ

流行りのメロディ

真夏の風が吹いたみたいにして

汗が流れ落ちる

電車が走りすぎたあとに

遮断機が上がって


君と二人だけ

この世界に立ち止まっていた






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― 新着の感想 ―
なんだろう、なんか懐かしい感じですね。 昔のすみさんの詩作品ぽい、けど、今のすみさんの作品達らしさもあって。 変な話し、昔のすみさんと今のすみさんのコラボ作品のようだなとか思いました。 そして、なにげ…
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