7月もあと少しで終わりだねって
暑い夏
高い空
時が流れる
生まれる遥か前から
流れる雲
追いかけていたい
見上げた青空の向こうまで
風を感じる
リアルに喉の奥つまるほど
汗がポタリ
暑い
涙なんて乾いてた
バス停で一人待ってた
ある日の日常を思い出していた
こんな風に晴れ渡ってた
見上げた空
足もとに吹くそよ風
まるで子猫みたいな
誰かさんみたいな
一緒に座って居た待ち時間
数分の間に流れる君と
自分との間の距離
なんて言ったっけな
言葉がうわの空
思いのたけが押し留められたまま
時間だけがすぎてく
高鳴る胸
心臓の鼓動
君の笑顔
さよならの意味みたいな
じゃあね……よりも
なんて言おうか
あっという間に運ばれてしまう
なんて言うか
予定時刻よりも遅れて来る
たった数秒の沈黙
君はバスに乗り込む
今日は良いやって強がった
あともう少しだけって意味もなく
青空見上げてた
君の居ないバス停
なんて言おうか
迷ったまま歩き出した
今日も学校休みだからって
そのまま気にせずに
ダラダラと蜃気楼みたいな街並み
汗をかく
喉の痛み
言葉詰まらせたまま
考える暇もない
間もなく来る夕暮れ
景色が染まる
また何処かでって分からなくなる
真夜中みたいな
終わりのない言葉を並べる
明日も晴れるのかななんて
どんな景色?
期待してるのかなぁ
君からのメッセージ
風が吹いたみたいにして
君が笑ってた
たまには泣くのもいいじゃんって
乾き果てたグラウンド
土埃
追いかけてた白いボール
まだ終わってない
校庭に響く声
今日も目指してた
忘れない夢
高く高く羽ばたいて
想い出してた
真夏の積乱雲
あの場所に
未来と行く
君との後ろ姿
7月もあと少しで終わりだねって
君が言った
なんて言うのかなぁ
知らない気持ち
気づかないフリしてた
指先が一瞬触れそうになって
躊躇う
二人歩き
校舎へと続く階段
踊り場のコンクリートの壁が
少し冷えてて
背中に感じてた
君と交わす単語の意味
暑い?
ううん
本当に?
嘘……
遠く遠く流れてた
誰かと誰かの話す声 時間
思い出す
想い出す
ずっと前から続いてる
あれからと今の時間
世界にたった一人だけしか居なかった
生まれてからの時間に
初めて君が居た
君と居た真夏の出来事
真夜中みたいな
終わりのない言葉を並べてた
最後の言葉を拾って
君へと投げかけた
帰り道
線路際の言葉
遮断機が降りる
二人立ち止まって
掻き消される音
言葉
声
じゃあね……って聞こえて
また明日って
言葉が続いてた
夕暮れ
暑くて喉の痛み
忘れそうなほど
君が口ずさむ
流行りのメロディ
真夏の風が吹いたみたいにして
汗が流れ落ちる
電車が走りすぎたあとに
遮断機が上がって
君と二人だけ
この世界に立ち止まっていた




