表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/50

第3話 迷宮の廊下

屋敷の奥へと進む蓮と翔は、異常に入り組んだ廊下に出くわした。行き止まりと曲がり角が複雑に絡み合い、まるで意図的に迷わせるかのような構造だ。蓮は間取り図と天井の木目を照らし合わせながら、慎重に進む。


「ここ…どうしてこんなに行き止まりが多いんだ?」蓮が呟くと、翔は静かに手を差し伸べる。「影に注意しろ。迷路に潜む異形がいるはずだ。」二人は呼吸を合わせ、影縛りや風翔脚を駆使して進む。


突然、廊下の一角に異様な影が浮かび上がる。蓮は瞬時に影斬りを放ち、影を貫いた。だが影は消えることなく、霧のように散らばり、次の動きに備えているかのようだった。翔は風翔脚で廊下の先を飛び、罠を見極めながら二人を導く。


廊下の壁には、古い絵画がいくつも掛けられていた。風景画や人物画は一見普通だが、蓮は視線を細かく走らせ、微かに動く影や不自然な描線を感じ取る。「この絵…生きてる?」蓮は小さく呟いた。翔も頷き、慎重に足を進める。


やがて二人は、間取り図に記されていない隠し扉を発見する。扉を押すと、床下に通じる狭い階段が現れた。古の因習がこの屋敷に残した迷宮の奥深く、未知の空間への入り口だ。


蓮と翔は互いに視線を合わせ、静かに頷く。この廊下を抜ける先には、さらなる謎と危険が待ち受けていることを、二人は直感で理解していた。闇の中、屋敷全体が二人の動きをじっと見守るように静まり返る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ