第25話 ほっこりのひと時
屋敷の奥深くへの探索の途中、蓮と翔は一息つくために小さな休憩スペースに辿り着いた。ここは古の屋敷の中でもひっそりとした場所で、微かな光が差し込み、空気は柔らかく温かい。普段の高校生活では味わえない静寂が、二人にほんの少しの安らぎを与えた。
「ふぅ…やっと少し落ち着けるな」翔は膝をつき、深く息を吐く。蓮も肩の力を抜き、周囲を見渡す。古い巻物や文書の整理をしながら、二人は短い会話を交わす。戦いの連続で張り詰めていた心が、ここで少し和らぐ。
「こんな屋敷でも…休む時間が必要だな」蓮は笑みを浮かべ、翔も同意する。二人は戦いの最中でもほっこりとした時間を楽しむことで、次に訪れる試練に備える心の準備を整える。
その休憩中、巻物を整理していた蓮は、新たな手掛かりを発見する。「この符号…次に必要なアイテムの場所かもしれない」翔も興味深そうに覗き込み、二人は休憩の合間に探索計画を練る。
ほっこりとした時間は短く、屋敷の闇は決して消えない。だが、このひと時の安らぎが、二人に次の戦いへの力と冷静さをもたらす。蓮と翔は互いに信頼を確認し、再び屋敷の迷宮へと歩を進めた。
戦いの連続で疲弊した心を癒すこの時間は、二人の絆をより強固にし、次なる試練への準備を整える重要なひとときとなった。屋敷の奥深く、次の冒険が二人を待ち受けている。




