第16話 絵画の呪縛
隠し通路を抜け、蓮と翔は再び広間へと足を踏み入れる。壁には古びた絵画が並び、微かに揺れる影が二人を睨むように存在している。蓮は目を凝らし、絵画に描かれた人物や風景の異常を探す。
「この絵…何かが封じられている」蓮は小声で呟く。翔も頷き、影縛りと風翔脚を駆使して周囲の警戒を強める。壁の影が微かにうごめき、絵画の中の人物が生きているかのように視線を動かす。
突然、絵画の中から影が飛び出し、二人に襲いかかる。蓮は影斬りで迎撃し、翔は風翔脚で壁や天井を駆けながら異形の攻撃をかわす。異形は生き物のように二人を取り囲むが、連携した動きで攻撃を封じる。
蓮は巻物を手に取り、絵画に刻まれた暗号を解析する。そこには過去の因習の痕跡や屋敷内の隠し部屋の位置が示されており、次の行動の手掛かりとなる。翔も符号を確認しながら、影の動きを監視する。
戦いの最中、床下の影が再び動き、異形が追加で現れる。蓮は影斬りで迎撃しつつ、翔は風翔脚で移動しながら異形の動きを牽制する。二人の連携は完璧で、影縛りと巻物の知識を活用しながら進む道を確保する。
戦闘が落ち着いた後、蓮は深呼吸し、翔に囁く。「この屋敷、絵画が全てを見守っているようだ」翔も頷き、二人は互いに信頼を確認し合いながら、次の隠し部屋へと歩を進めた。絵画の呪縛は消えず、屋敷全体が二人を試すかのように静かに息を潜めている。




