シーズン1 第1話 新屋敷の影
霧島蓮は古びた間取り図を手に、街外れの屋敷へと足を運んだ。風がざわめき、屋敷の周囲の木々が微かに揺れる。古い木造の外観は、一見普通の家屋に見えたが、どこか違和感を覚える配置の窓や扉が、蓮の直感を刺激する。間取り図と実際の屋敷を照らし合わせながら、蓮は異常な点を一つ一つ確認していく。
「ここ…どうして廊下が行き止まりになるんだ?」蓮は小声でつぶやいた。影がひそやかに動き、風の音の奥で微かにざわめく気配がする。蓮は忍者の勘を頼りに、影斬りを準備。闇に潜む異形の存在を探る。
屋敷の玄関をくぐると、そこには埃と古木の匂いが漂い、過去の時間の痕跡が壁に刻まれていた。翔が静かに足音を忍ばせながら後ろから現れ、屋敷の外周を確認。蓮は影斬りを放ち、異様な影の正体を突き止める。刹那、影は霧のように消え、次の異常を予感させた。
間取り図には記されていない隠し部屋の入り口を見つけ、二人は慎重に探索を続ける。壁にかかる奇妙な絵画、床下の微かな振動、屋敷全体に漂う不穏な空気。蓮の胸中に、この屋敷が単なる古屋敷ではなく、過去の因習や異形の痕跡を宿していることを確信させた。
やがて蓮は、絵画の中の風景が微かに動いていることに気づく。まるで生き物のように目が光る。翔と視線を合わせ、静かに頷き合う。これが、長い戦いの始まりであることを、二人は暗黙のうちに理解していた。




