桜坂バー夢ひとつ
桜坂 人情バー 楽しい思い出を作りながら、夢は今夜もひとつ、消えていった。
夢が消え、想い出がひとつ増えた
此処は 那覇市 桜坂 人情バー。
夜な夜な 国際通りから、影を消して歩いてくる、庶民の男の隠れ家が、この狭いエリアに点在する。
どのバーも、一見では、入りづらいのが桜坂 男 人情バー。
男 人情バーにボッタクリの店はない。
那覇 桜坂でも、札幌 ススキのでも・博多 春吉でも ボッタクリの店はない。数千円持参すれば、日付が変わるくらいまで、飲んで歌って喋って、賑やかに過ごせる。
運がよければ、それ以上のサプライズが待ち受けているかも知れない。
要は、タイミングである。
歌が上手い必要もなく万札を飛ばす必要もなく、必要以上に飾らず、本音で楽しめば好い。
ぼくのやり方は、誰かが歌った歌手の
他の有名な歌を選ぶ。スローメロディー系を選ぶようにしている、これはぼくの好み。
誰でも知っているような恋歌を選曲する。知らない歌を選曲するのは、4、5曲歌った後である。
かぶる歌手を歌えば、70%くらいの確率で、先にこの歌手のカラオケをした男は、「M 歌手 好きですか?」
とひと声をかけてくる。
「M歌手の あの歌も好いですね?」
と会話をスタートさせる。
この年齢にもなれば、2、3分話せば、相手の人情や好き嫌い話くらいは分かる。ぼくが気に入った男なら、男がぼくに興味をもっと持つよう、会話を転がしていく。
この時、マスターや他の客は、舞台の助演者である。
ぼくとヒーローあるいはヒローインが舞台を盛り上げていくための助演者。
相手の好意は左手に現れる。
ぼくの右脚は相手の左脚に接触させてある。
右脚にもっと力を入れ接触濃度を加速すべきか止めるかは、10秒で判断する。
判断が加速なら、右手を活用する。
この時は判断済だから迷わず、しかし、ソフトにスローに動かしていく。
ぼくの右手が男の左手の指と指の間に接触させる。ゆっくりゆっくり。
男が左手をカウンターの上においたママなら、マスターのじ助演を待つ。
マスターが二人の距離に納得し、黙認するようなら、今夜の新しい想い出が動き始める。
相手の現状により
複数のアクセスパスがある。
那覇在単身なら、この男の部屋に誘われる。
内地からの観光客であれば、ホテルの部屋に誘われる。
那覇市以外のウチナンチューなら、ぼくの家に同行できるか?尋ねてくる。
どのアクセスパスも、共通のゴールへ 野性であり、竿ケツ玉狙いである。綺麗に言えば、ワンナイトラブである。
基本的考えは、野生同士、減るモノじゃない、チャンスとタイミング、明日はない、あるのは今夜だけ、残り短い余命、桜坂ワンワンナイトラブでしょ。
ぼくはこの男と明日会わないことを体験上、承知している。
この男も同様に明日以降死んでもぼくと会わないことを承知している。
一期一会?
それじゃない。
人間界の見栄張ルールが不要な野生界では本脳のママ動く。
M汁が欲しけりゃ女に、Z汁が嗅ぎたければ男へ動くだけ。ぼくは脳梗塞発症後、野生へリハビリ転生した。
人情酒場 桜坂バー。
ぼくは店を出て、2つ隣のGバーへ移動。もちろん、男もついてくる。
ぼくも男も、あの店にあれ以上長居をしても、御愛想は増額しない。
そういう時は店を変えるのがぼくの桜坂でのマナー。
もう一軒寄れば、桜坂に小銭を落とせる。客は店のことを、店は客のことを想って、楽しみ楽しませるのが桜坂の昭和の頃からのしきたり。
ぼく好し客好し店好しが、永く続く習性。
ぼくは推しマスターがいる店に足を向けた。
この店では、ぼくにとって、カラオケはマジカラオケである。
推しマスターをカラオケで引き寄せ誘いたい。長く観察してきて、マスターの気持ちはカラオケで揺れ動くと推測した。
先の店から付いてきた客を無視し、ぼくは推しマスターに集中する。
カウンター横の客が、右脚を摩る。
左手は右脚を乗り越えて、ぼくのファスナーに届いた。ファスナーを開けようと右手も近づいてきた。
両手でファスナーを操作されれば、1分もしないうちに、青パンツがズボンの隙間から見えた。推しマスターは瞬時に起こっていることを認識した。
先の客はファスナーを全開し、蛍光色の青パンツに興奮したのか、ぼくのズボンを下そうとする。
容易にズボンは下ろされ、蛍光色の青パンツがくっきり天井からのスピットライトで浮かび上がった。蛍光色の青パンツのなかの柱が、より柱らしくなったのに気づいた。
推しマスターは微笑みを浮かべぼくの下半身を凝視していた。
先の客は、蛍光色青パンツに顔を近づけ、柱を口で引っ張り出そうとしてきた。柱は自らパンツから抜け出し、客の生温かい口に吸われていった。
推しマスターがカウンターを挟んで、ぼくの正面に動いてきた。カウンター越しに上から薄くなった客の頭髪を見て、ちょっと移動して、蛍光色の青パンツと柱を見やすい位置に微調整移動した。
と同時に、カウンターに出っ張った腹を載せ、ぼくにキスを求めてきた。
ぼくは立ち上がった。ズボンがズリおりた。上半身をカウンターこ越しに伸ばし、推しマスターとキスした。推しマスターの口の中に舌を挿入した。
舌は絡みあった。
お互いに飲んでいた緑茶とさんピンの味がした。
ぼくの柱は8割以上、客の口に吸い込まれていた。
推しマスターはキスに満足すると、カウンターを回り、客席に出てきた。
ぼくらに近づくと、推しマスターは客に軽いキスをして、しゃがむと、ぼくの柱というより玉を口に含んだ。含んでは出して、玉と柱を交互になめつくした。
ぼくの玉と柱が、唾液でベロベロになった。
推しマスターは柱にターゲットをしぼり、上唇下唇舌の3つを使って柱の根本をせめてきた。
ぼくは、「うっと」小声を漏らして、推しマスターの口の中で果てた。
推しマスターは、「ごく」という大きな音をたて飲み込んだ。
推しマスターはカウンターをまわって戻り、暖かいおしぼりを、ぼくに渡した。
ぼくは柱を丁寧にふいた。
推しマスターはお茶を一杯飲み切った。
ぼくは白濁を飲みきられた、嬉しかった。気持ち良かった。
ぼくも推しマスターの白濁を飲みたくなった。その想いが、まだぼくの柱に残っていた。ぼくが、カウンター内に回ろうとすると、推しマスターは今夜はダメと拒否した。ぼくは理由を理解できなかった?
推しマスターから見て、年齢、顔、体型、雰囲気、全てOkの男であるはず。
だから、キスをし、ぼくの柱と玉を舐め尽くし、精飲したマスターである。
宿題がぼくの肩に一つ残った。
推し、雄w、推し、うしなんちゅーを若くした、桜坂人情酒場のマスター。
桜坂 人情バーを 魏贔屓に