坂本大介暗殺事件
「そうか。センドウ三佐。色々苦労をかけるな。」
「他の4人もしっかり英語をマスターして慣れない環境で健闘していますよ。」
「それは驚きだな。この短期間で。」
「そんな事より、大和と武蔵はいつTSPしたんですか?」
「俺達が日本に帰国した頃にはもういなかったよ。」
「そこまではGLZIも分かっているんですがね。」
「呉に行ってみたらどうだ?大和と武蔵の母港は広島の呉だからな。」
「それは良い事を聞きました。早速行ってみます。」
こうしてGLZIから出張で来ていたセンドウ三佐は、広島県の呉に向かった。
「サクラギ二佐?我々もゼアーに戻る為に全力を尽くそう。」
「こんな老いぼれがゼアーに戻ったところで、生きる道がありますか?私はディスでの暮らしに満足しています。それに艦長はGLZIを信用し過ぎです。彼等が我々をゼアーに戻してくれる保証なんてありませんよ?よーくお考えになられて、隊員達の為に最善を尽くして下さい。」
「サクラギ二佐…。」
その頃東京では…。
「号外、号外だよ!坂本龍馬の隠し子坂本大介射殺(警視庁発表)だってよ!」
「エノモトさんいきなり射殺なんて、いくらなんでもやりすぎでは?」
「海野一佐、これを見ろ!」
「これは、アヘン!?清国からの輸入品でしょうか?」
「それだけじゃねぇ。武器・弾薬が出るわ出るわ。大介の本性は闇の武器商人って事だ。」
「結果としては生きて捕まえたかったんだが、警官隊と銃撃戦になってな。最悪の結果になってしまった。すまん。」
「自分にわびられても困ります。海援隊が密輸を繰り返し、アヘンにまで手を出していたとなれば、仕方ありません。」
「サイトウ警部を呼べ!」
「はっ!」
「誰ですか?」
「サイトウハジメ新選組元3番隊組長。」
「あ、はい。で何か?」
「入ります。」
「エノモト閣下例の話でしょうか?」
「ああ、頼む。」
「例の話?」
「広島県警の本山敬三警部補が大和と武蔵がブルーライトに包まれて消えたと言う話です。大した話ではありませんが。」
「それはいつ頃の話でしょうか?」
「1890年1月31日の夕方6時頃だと記憶しています。」
「ありがとうございます。参考になります。」
「サイトウ警部、もう下がって良いぞ。」
「御意。」
「と言うかサイトウさん警部になられたんですね。流石出世頭!」
「もう60手前なのに元気ビンビンだよ。」
「で、坂本大介の他に死者は?」
「警官隊3人と行方不明だった坂本鉄太郎が死亡しました。」
「すみません。俺達のせいで。」
「海野一佐、君は元の世界に戻る事だけを考えなさい。いいね?」
「はい…。」




