防衛医科大学校
ハラダタカヒサ一等海尉は防衛医科大学校出身で、医師国家資格を持っているきりざめ最先任の医官(軍医)である。
タカハシヒロアキ二等海尉は、ハラダ一尉の後輩で、同じく医師国家資格を持っている防衛医科大学校出身の医官である。ハラダ一尉とタカハシ二尉ら複数名の医官がきりざめ隊員の健康を保っている。
「おい、タカハシ?生きとるか?」
「は、はい。生きております!」
「ここはどこだ?」
「林と海しかありませんので、何とも言えませんが…。」
「少し歩いてみるか?」
「は、はい。」
「何を緊張している?普段通りで良いぞ?」
「現場は初出動なので…。」
「何を言っているんだ?幹部候補生課程と部隊実習で航海なぞさんざんに慣れとるやろ?」
「タカハシ二尉、ハラダ一尉探しましたよ!」
「イベ三曹?」
「はい。驚かないで下さいね?ここは幕末の横須賀です‼」
「それはそうと海野艦長は?」
「江戸晴海埠頭におられます。」
「で、イベ三曹が晴海埠頭までエスコートしてくれる訳?」
「勿論です。それが自分の任務ですから。」
「しかし、防衛医科大学校ってどのくらい勉強したら、入れるんですか?」
「そうだな…でも東大や京大位の学力があれば入れると思うよ?ただ定員が男子60名女子20名と狭き門だから何より運の力も必要かもね。」
「俺やタカハシ二尉は、運が強かっただけかもな。それに入ってから周りのレベルが高くて、授業についていくのが大変だよ。一応夏休みや冬休み春休みとあるけど、部活や同好会があって休みはほぼないと、思ってもらっても良い。」
「へぇー。学費とか生活費は防衛大学校みたいな感じですか?」
「そうそう。Allフリーだよ。学費も飯代も水道光熱費は勿論、毎月約12万円の学生手当てと、6月と12月は、ボーナスも出る。ま、全部日本国民の税金だけどな。」
「お金のない貧乏人でもワンチャンあるんすね?」
「とは言え、6年間厳しい団体生活だがな。」
「それに加え難関の医師国家資格を取得するまでは、自衛隊の階級も貰えない。ただ受かれば二尉と言う高い位が与えられる。遊んではいられないって事だな。」
「防衛医科大学校より防衛大学校を目指す方が無難だな。」
「自分の様な下ッ派には縁のない話ですね。」
「これからの努力次第だろ?上に行けるか行けないかは?」
「あ、あの艦きりざめだな。」
「ええ。隣にあるのが戦艦大和と戦艦武蔵です。」
「何ぃ!?どうなってんだ?」
「ようこそNEO幕末へ。」




