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幕末自衛隊NEO~the end of EDO to self defense force~  作者: 佐久間五十六


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ガキ共

 モリイズミセイヤ一等海士は、高卒入隊でまだ青臭さが残る。もう一人はトミタエイキ二等海士。高卒入隊でモリイズミ一士の1学年後輩である。彼等は横須賀で確保された。

 自衛隊では、個人の自由を著しく制約する必要がある為、年齢のわりには高額な給与と福利厚生が保証されている。最も給与は階級により異なるのだが…。

 日本政府は昨今増税を止む無しとしてまで、防衛費用の増額を政策として決定したのであるが、毎年上げられる防衛費用の約90%は、人件費であり、中々装備を拡充出来ていなかった。ロシアのウクライナ侵攻により、防衛費用を対GDP比2%に引き上げる必要になったのが現状である。任期制自衛官は毎年定員割れをおこし、非任期制自衛官(三曹以上の自衛官)の充足率は100%オーバーである。

 「あ、トリタニ士長?」

 「お前達いつ来た?」

 「つい先程です。LINEしたんですけどスマホがつながらなくて。」

 「江戸は分かるよな?」

 「東京の事ですよね?」

 「ああ。ちなみに俺は三曹に昇格した。驚くなよ?今は1867年4月中頃だ。」

 「え?2022年じゃなくて幕末ですか?」

 「その通りだ。」

 「この横須賀から江戸晴海埠頭に行ってもらう。ナミノ二士?」

 「はい!」

 「モリイズミ一士とトミタ二士をいつものコースでよろしくお願いする。」

 「分かりました。」

 「晴海埠頭に何があるんですか?」

 「イージス護衛艦きりざめだ。行けば分かる。」

 「スマホもろくにつながんないのに大丈夫かな?」

 「迷わない為にナミノ二士がいる。」

 「今、きりざめって言いましたよね?」

 「そうか。お前達教育隊での教育課程を終えたばかりか。」

 「きりざめに乗って直ぐ観艦式があるって聞いて喜んでたのはつい最近の事と記憶していましたが…。」

 「ナミノは階級こそ一番低いが、横須賀-晴海埠頭間の往復を10回以上こなしてるプロフェッショナルだ。しっかり指示に従え。いいな。」

 「じゃあ、そろそろ行くか、ガキ共?」

 「口は悪いがきりざめに着くまでの辛抱だ。仲良くしてくれ。」

 「トリタニ三曹御世話になりました。」

 「何言ってる?そう遠くない未来に横須賀部隊もきりざめに合流する。そうしたら、お前達任期制自衛官のおもりだ。」

 「あっそうすか…。」

 「ナミノ二士後は頼んだぞ?」

 「御意。」

 こうしてモリイズミ一士とトミタ二士はきりざめの元へ送られた。

 「あ!きりざめだ。」

 「おう!ナミノ二士、この二人も…。」

 「はい。横須賀から来ました。バカ、海野艦長だぞ。敬礼しろ!」

 「ナミノ二士、もう戻って良いぞ。」

 「はい!」

 「モリイズミ一士とトミタ二士、おかえり。艦内の案内は受けたかな?」

 「いえ、まだです。」

 「私が案内しよう。」

 「え?艦長自ら任期制自衛官の指導を?」

 「生憎手が空いてるのは、艦長の私位なんだ。分からない事はきちんと質問する様に。」

 「はい!ありがとうございます。」

 (ここで良い印象を与えておけば、今後何かとやりやすくなる。)

 「って言う感じだ。君達任期制自衛官は食堂、風呂、トイレ、寝室だけ分かってれば充分だ。」

 「はい!(え…。)」

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