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幕末自衛隊NEO~the end of EDO to self defense force~  作者: 佐久間五十六


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イスラエル

 「平和って大事だよな…何てのは鬼弁だ。兵器産業を潰さない事には戦争は無くならない。」

 「いきなりどうしたんですか、マチルダ士長?」

 「そう思わないか、マツノ二士?」

 「確かに我が国も国家防衛の名の元に兵器に多額の費用を投じています。平和憲法を唄っておきながら。」

 「これからはAI(人工知能)の時代だ。兵器産業はますます膨れ上がる一方だ。」

 「実際もうロシアのウクライナ侵攻でもAIを使った無人兵器の投入が見られていますもんね…。」

 「本当に困ったものだ。それよりそのビラに書いてある情報はガセネタじゃないよな、マツノ二士?」

 「はい、どうやら我々は幕末にTSPしてしまった様です。」

 「晴海埠頭か…。この辺りだな?」

 「はい。あれ、きりざめじゃないですか?」

 「とりあえず中に入ろう。」

 「マチルダ士長とマツノ二士?」

 「艦長、一体これはどういう事ですか?」

 「見ての通りクルーがまだ全員揃ってないんだ。呉や京都と言った遠距離から来る仲間(クルー)もいる。」

 「皆、マチルダ士長とマツノ二士が戻って来たぞ!」

 「お前らは近距離でラッキーだったな。」

 マチルダ・メイ海士長(WAVE)は、ドイツの名門マチルダ家の出身で、母メアリーと日本人の父タケシの子でタケシは、根っからの江戸っ子であった。名門の出身者とは言え、日本で育ったメイはドイツ語もろくに話せず、希望していたドイツ海軍への入隊は出来なかった。ドイツ系日本人のメイは、その容姿から差別を受けていた。名門とは言え、ユダヤ系の家系と言う事もあり、マチルダ家は永らく迫害を受けてきた。それを見かねた外交官で在独駐在員であったタケシが日本ならユダヤ人でも迫害は受けないであろうと、メアリーとメイを日本に住まわせる事にした。勿論、メイの幼き頃の話である。そこでメイは日本人国籍を取得。海上自衛隊に入隊する運びとなった。

 ディールの上手いユダヤ人は、金持ちが多く、他人種から疎まれた。世界中から迫害を受けてきたユダヤ人はいつしか帰る国を無くした。ユダヤ人はシオニズム運動を展開、パレスチナ人を締め出しユダヤ人の正統な国家を樹立。その国の名をイスラエルと言う。あまりにも強引な手法でイスラエルを建国してしまったが為に、イスラエルは中東諸国と4回戦争をした。だが、強力な米国の支援を受けたイスラエルは4戦全勝出来たが、パレスチナ人やアラブ系の人々との確執は根深いものがある。

 中東一の軍事力を持ったイスラエルに行く事も考えたマチルダ・メイであったが、より平和な日本の海上自衛隊に入隊したのは正解であった?かどうかは、メイが知っている。日本とイスラエルの関係はゼアーでは良かったが、ディスでどうなるかは分からない。一方マツノシンゴ二等海士は海上自衛隊随一の変態である。いかがわしいDVDをきりざめに持ち込もうとして没収されたなんてのは、ざらであり持ち込めたPCでいかがわしいDVDを製作し、1枚500円で同僚に販売していたのがばれて、停職をくらったりと、まぁ、全く懲りていない。だが、流石に次はないと言った危機感だけはある。

 「下士官や士官のカムバックが急務だな?」

 「士長以下の頭数は揃ってます。」

 「まぁ、こればかりは、運命に身を任せるしかない。引き続き隊員の収集にあたってくれ。」

 「分かりました。」

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