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幕末自衛隊NEO~the end of EDO to self defense force~  作者: 佐久間五十六


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永倉新八から貰った5両

 「ヒリュウ士長何か騒がしいっすね?」

 「そうだなヒムラ一士。」

 「火事だ!」

 「おい、今は西暦何年の何月何日だ?」

 「こんな時に?1866年12月6日。師走の京都だよ?そんな事より早く逃げた方がよろしいですよ?御浪人。」

 「幕末ですよ?ヒリュウ士長、どうしますか?」

 「どうやらTSPしちまったみたいだな。消火の責任者は京都見廻り組や新選組にある。とは言えここは火を消すのが先決。早く火を消すぞ!」

 「はい。ヒリュウ士長!」

 ザッザッザッザッ。

 「お、お主等は?」

 「新選組二番隊組長永倉新八以下50名である。消火の指揮をとる。」

 「私はヒリュウでこっちはヒムラ。お主等の傘下に入る。」

 「風は北東に向いている。風下にある京の町に延焼させない為には、今しか猶予はない。急ごう。」

 「急げ!急げ!(つーかバケツリレー方式かよ?)」

 「消火確認!」

 「そう言えばまだ挨拶をしていなかったな。旅のお人。」

 「ヒリュウ海士長です。こちらがヒムラ一士です。詳しい事は話せませんが気まぐれで助けた迄です。」

 「それはありがたかった。何か礼をさせてくれぬか?」

 「うーん、5両くれないか?」

 「は?」

 「金だよ。江戸に行きたいんだ。それとも、その腰にさしている名刀でも構わないが?」

 「少し待ってろ。用意してやる。生憎この腰にさしている名刀は多くの人の血を吸っている。やめときな。」

 30分後…。

 「経理のヤマザキに無理を言わせた5両だ。」

 「ありがとうございます。流石新選組。」

 「では、自分達はこれで失礼する。」

 「ヒリュウ士長、やるじゃないすか?でも何で江戸なんですか?」

 「江戸に行けば何か見つかるだろ?それに幕末の京都は危険すぎる。急いで江戸に向かうぞ?」

 「はい。」

 一方江戸晴海埠頭のきりざめでは…。

 「カイドウ三佐、無茶ですよ。」

 「武力で天下統一何て、何考えてんですか?」

 「センドウ三佐、カイドウ三佐を独房にいれろ。他にもそんな野心の有る者は即下船してもらうからな。」

 「とりあえず、カイドウ三佐は一週間の謹慎処分と言う事にする。」

 「艦長、データベースによると、ヒリュウ士長とヒムラ一士です。」

 「通せ。」

 「京都から来たとか?大変だったな?」

 「いえ、大した事はありません。」

 「聞けば京都では、大火があったという話だが?」

 「はい。消火の手伝いはしました。」

 「で、礼に金をもらい船賃にあてたのか?」

 「どうりで綺麗な顔をしている様だな。」

 「新選組二番隊組長永倉新八の部隊と一緒に消火にあたりました。で、その礼をしたいと言うので、金が入り用だと答えると5両を握り締めて我々の元にやって来たんです。」

 (本来なら過去を勝手に改ざんするなと怒るべき所なのだろうが、事情が事情だ。しかたあるまい。ここは不問にしよう。)

 「この間来たクルーも新選組副長土方歳三に世話になったと言うし、もうこの歪みは矯正不可能だな。」

 だからこそ、俺は己の正義によるスタンダードしか、行動基準が無い。よって、今後は何が起きようとも、己の正義に従う。それに従えないクルーの安全の補償迄は出来ない。下船も許可する。何故なら束縛する理由が無いからだ。自分に忠実なクルーとだけ2022年に戻るぞと、心に誓った海野一佐であった。そのかわり自分に付いて来るクルーには全力サポートを誓った。その為の設備や装備がきりざめにはある。自分は何も適当にクルーの職種を割り振ってはいない。炊事、看護、医療、戦闘。其々をバランス良く配置するのをタブレット端末で割り振っている。一緒に2022年に戻りたいのなら、逆らわない方が身の為である。脅しでも何でもなく。

 

 

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