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幕末自衛隊NEO~the end of EDO to self defense force~  作者: 佐久間五十六


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最新のデカイ船

 「ナミノ二士起きろ!」

 「どうしたんすか?ナグラ一士?」

 「交代の時間だ。」

 「はぁ、またすか?」

 二人はもうかれこれ二週間交代で見張りをしている。見張りをする事で彼等は生計を立てている為だ。トリタニ士長とトミタ一士が見つけた最初の獲物は、二人のごろつきであった。横須賀周辺の増員は当分無いらしい。トミタ一士がクルーサーチに出掛けている間は、ベースキャンプからは離れられない。ベースキャンプがごろつきに荒らされては駄目だからである。

 「ナミノ二士とナグラ一士の事は艦長に報告しなくて良いんですか?」

 「まぁ、時を見て報告するよ。」

 4人体制になったのは、つい一週間前の事である。1866年11月下旬の事であった。

 「ナミノ二士、ナグラ一士、貴様らがいなければ、こんな効率の良いクルーサーチは出来ていない。」

 「ありがとうございます。(けっ。たかが海士長の分際で偉そうに。でも今はこいつに従うしか策は無さそうだ。)」

 町のごろつきだったナミノ二士とナグラ一士を改心させたのは、他ならぬトリタニ士長である。どうせ、艦長の事だ。横須賀に派遣した俺達より、今いる50人の相手で手一杯だと考えた。士長の分際で勝手にやっちゃ駄目なんだろうけど、そうは言っても、ナミノ二士とナグラ一士の腕っぷしを無視する事は出来ない。給与も与え食事も与えた。身銭は切ったが、休み時間の拡大により、無理無く任務にあたれる。

 ナミノカツオ二等海士は、ごろつきナグラの舎弟でケンカはまずまず強い。トリタニ士長の誘いで海上自衛隊に復帰した。ナグラミチオ一等海士は、192㎝の体格を活かしたケンカ屋で、一本背負いが得意技である。彼もナミノ二士と同時期にトリタニ士長の誘いで海上自衛隊に復帰した。二人の存在は、事後報告となりトリタニ士長は上長のキサキ三曹から厳重注意を受けた。だがその事は艦長にまで達する事は無かった。

 「士長?良いんですか?」

 「何が?」

 「ごろつきナグラと舎弟のナミノが自衛隊にいることですよ?」

 「お主ら記憶喪失か?お前らは立派な海上自衛官だぞ?大丈夫だ。責任は俺がとる。」

 「たまには格好良いっすね?」

 「たまには、が余計だ。」

 「士長?そう言うのをナルシストって言うんですよ?」

 「まぁ、実際俺格好良いし。」

 「男も女も見た目より中身っすよ。」

 「良い事言うじゃないか。トミタ一士。」

 「しかし、勇気あるよ。トリタニ士長は。あんなでかいナグラ一士に物怖じしないんだから。まぁ、そんな事は関係無いか。」

 「ま、お前らも正式にきりざめクルーの仲間だな。」

 「きりざめクルーってどういう事すか?」

 「それも忘れちゃったの?イージス型護衛艦きりざめ、俺達のhomeだ。なぁに、きりざめを見たら思い出すよ。」

 「俺達の任務は横須賀に迷い込んだ仲間を見つけ出して江戸の晴海埠頭にいるイージス型護衛艦きりざめに案内する事である。そしてはぐれた仲間を全員回収し、2022年の東京に戻る事それが我々の最終的な目標だ。」

 「そういやぁ二人の歳は?」

 「自分が22歳で、ナミノ二士が19歳です。」

 「なんだ。そんなに若いなら、まだまだ活躍する可能性が大いにあるじゃないか?」

 とまぁ、こうして横須賀待機チームは4人となり一丸となった。

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