ゼウス部隊
「海野一佐?もしかしてGLZIの奴等、アトムを何処かに埋めたのかもしれませんが、どうなんでしょうか?」
「その可能性は否定出来ないが、何処に埋めたかを推定しなくちゃならん。」
「こう言う場合は消去法で行くべきです。」
「まず、日本国内の米軍基地は無いな…。アトム程の機材を大西洋から太平洋に送り出す時間的余裕はなかったはず。」
「なるほど。では海中投棄の可能性はいかがでしょう?」
「その可能性も無いな。GLZI自ら回収不可能な海中にアトムを捨てる事はしないはずだ。」
「と言う事は米国本土にGLZIはアトムを隠している事になりますが、可能性としてありそうなのは何処でしょうか?」
「てんりゅう隊とセンドウ隊がワシントンのGLZI本部を強襲した際には、アトムは既に何処かに持ち去られていた。となると、そう遠くないGLZI関連施設に移動させたのは明白だ。アトムはまだワシントンにあるだろう。」
「ほぼ答えは絞られましたね。てんりゅう隊とセンドウ隊に指示を!」
「フルヤマ中佐、聞こえるか?」
「はい。とてもクリアに聞こえます。」
「てんりゅうの最小運航人数は何人だ?」
「50人程ですが?」
「では残りのメンバーで、てんりゅう隊を増設し、センドウ隊と共にワシントン近郊のGLZI関連施設に至急向かってくれ。」
「了解しました。」
「って事だから、オカモト大尉人選を急げ。」
「ハッ。」
「センドウ三佐、次で決めましょうね!」
「分かってる。皆、装備の確認を急いで下さい。」
「海野一佐、突入準備完了しました。」
「よし。センドウ三佐、君がゼウス部隊の隊長だ。」
「ゼウス部隊?」
「てんりゅう・センドウ隊では長ったらしいからな。今後はゼウス部隊と呼ぶ。」
「ハッ。」
「ゼウス部隊154人、いいかここで始末出来なきゃゼアーには二度と戻れないと思え。センドウ隊長分かってるよな?」
「はい。分かっております。」
「目標地点の座標をインプットした者からてんりゅうを離れろ。」
「了解って、何やワシントンのど真ん中やんけ。往復4時間楽勝だな。」
「油断はするな。敵も時空密輸で最新鋭の武器兵器で武装していると見られる。絶対に気を抜くな!」
「了解!!」
「ワシントンまでは大型車5台。か。」
「ちゃんとピックアップしておきましたよ?センドウ三佐?」
「流石だな、ヤマダ曹長。前回はバスをかっぱらってポリスに追われた反省がある。今回の作戦はそんな行き当たりばったりの作戦ではない。」
「大佐に報告しろ!NEO日本海軍だ。」
「ネズミどもめ。前戦の借りは返させて貰うぞ。」




