てんりゅう隊とセンドウ隊
「原子力潜水艦て、こんなに快適なんですね?」
「まぁ、なんて言ったってロサンゼルス級原子力潜水艦ですもんね。」
「旅行に行くんじゃねぇぞ。」
「まぁ、良いじゃないですか?」
「フルヤマ中佐?」
「この時代に潜水艦なんて、てんりゅうの他にはないんですから?今からピリピリしてたら、大事な作戦で集中力を欠きますよ?私はディスの人間ですから、ゼアーから来た人達には、元の世界に戻って貰いたいのです。」
「俺達は流人だからな。」
「そうではありません。」
「じゃあ何なんだ?」
「センドウ三佐、落ち着いて下さい。仲間割れしている場合ではありませんよ?」
「私はただ、ゼアーの人達の幸せを祈っているのです。」
「自分達は邪魔ではないのか?」
「邪魔?いえ、てんりゅうの様な素晴らしい潜水艦を与えてくれて感謝しています。」
「自分の勘違いだったな。すまん。」
「センドウ三佐、上陸してからの工程を確認しましょう!」
「おう!」
「米国東海岸到着後、NYまでお連れします。ニューヨークに到着後は、10人のてんりゅう隊が車を用意します。その車でワシントンを目指します。GLZI本部に到着後はセンドウ隊が突入します。周囲の護衛はてんりゅう隊が行うので、センドウ隊は目的に集中して下さい。与えられる時間は10分。部隊は一目散にアトムを破壊し撤収します。」
「10分だな?分かった、それでケリをつける。」
「この作戦に二度目はありません。良いですね?」
「了解。」
「恐らく中には戦闘員は居ないはずです。」
「もし、GLZIに戦闘員が居たらどうする?」
「その場合はてんりゅう隊が援護します。ですから、迷わず地下二階に向かって下さい。爆弾のタイマーは10分にセットしてあります。」
「それでケリをつけるのが10分なのか?」
「センドウ隊、てんりゅう隊全員を回収しドカン。時空兵器アトムはこの世から無くなります。」
「と、まぁペーパー上の作戦は実に天晴れなのですが、GLZIの中枢には絶対何かの防衛対策はしているはずです。」
「そうだよな…。数的不利って事もあるだろうし。」
「ご武運を!」
「頼むぜ。二度目はないからな。ワンチャンで仕留めないと。」
「センドウ三佐、後10日で到着します。準備を急ぎましょう。」
「おう。」
「おい、セイノ一尉?そのコンパクトな小銃は新兵器?」
「はい。20式と言う最新式の小銃です。」
「よし、俺はその20式小銃を使おう。」




