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幕末自衛隊NEO~the end of EDO to self defense force~  作者: 佐久間五十六


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ロサンゼルス級原子力潜水艦

 「よく米国が認めましたね?プルトニウムとウランの輸出を。」

 「この時代の米国も流石にプルトニウムとウランで日本が原子力潜水艦を作った等とは夢にも思うまい。」

 「皮肉にもてんりゅうの設計図は、ゼアーの米国海軍戦略原子力潜水艦ロサンゼルス級と同じ様な仕様になっている。」

 「そんな物何処から手に入れたんですか?」

 「軍事機密のやりとりは日米両政府の暗黙の了解だった。新型の潜水艦を作る参考にロサンゼルス級の設計図を見せて貰えないかと交渉したら、米国の将校達はこのロス級原潜の設計図をくれたんだ。」

 「最初はそりゃ、俺も断ったさ。こんなデカイ軍事機密を受け取れないと。そしたら彼等はこう言うんだ。こんな設計図は米国じゃ1ドルにもならねぇ。言い値で構わないと言われて500ドルで売ってくれた。その設計図が役に立つなんて皮肉だな。本来はシーウルフの設計図が欲しかったんだが、流石にそれは断られた。」

 20年かけて作り上げた原子力潜水艦てんりゅうは、センドウ隊(セイノ一尉、ヤマダ曹長、ヤノ二曹、ヒリュウ士長)元GLZI潜入班を乗せて、ディス歴1890年10月10日横須賀港を出港した。

 「フルヤマ中佐?ワシントンにはいつ頃到着予定ですか?」

 「年内にはつけると思いますが…。」

 「そうですか。安全航行でお願いします。」

 「了解しました。」

 「敵艦隊を察知しても、絶対に攻撃はしないで下さい。」

 「了解しました。」

 「まぁ、てんりゅうの潜水深度なら敵も攻撃は出来ないでしょう。」

 「センドウ隊は上陸したらGLZIに向かう。アトムを破壊し、GLZIの時空テロを阻むんだ。」

 「了解しました。」

 「ミラージュ・アトムもそこにあるはずだ。手榴弾を多めに準備しておくように。」

 「GLZIを潰したら、そこからは全速力でここを去り、大西洋で待機中のてんりゅうと合流する。コールサインは"クタバレ"だ。」

 「了解。」

 「上陸してからはタクシーで移動する。それはまぁ、許容範囲としてもGLZIを破壊したら後は追われる身。合流までの移動が鍵になるだろう。」

 「センドウ三佐、その移動方法はリスクが高すぎます。それにこんなアーミーな格好してたら、即ネタバレっすよ?」

 「そんなリスクを背負ってでも、GLZIは潰さねばならん。」

 「車の手配なら、うちのクルーにさせましょうか?」

 「良いんですか、フルヤマ中佐?」

 「車の手配ならそれくらい楽勝ですよ。」

 機転の利いたフルヤマ中佐の判断でノーガードだった移動の問題はクリアした。

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