『世界からの迫害と追放』・・・『詩の群れ』から
『世界からの迫害と追放』・・・『詩の群れ』から
㈠
完璧なる無冠の色彩というものが、世界から迫害されているらしいな。
何だって、え?
そうなんだ、事実なんだ、しかし、我々はそれを支持するだろう。
そうか、つまり、守るってんだな。
㈡
だって、それらは、我々を色彩的に救ってくれたじゃないか。
そうか、伝来物の様に、迫害と追放を、我々が消失させるんだ。
あのリズム感、俺もお前も、忘れはしまい、だろうだ。
そうだ、無冠の色彩とは、まさに、賞を持たない、放浪人のようなものだからさ。
㈢
世界からの迫害と追放、俺は許さないな、そして、俺は迫害され追放されても、生きていくよ。
そうか、無冠の色彩を守るため、追放者を救うんだろ、だろうだ。