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誰も知らない、私の三国志  作者: 龍ノ珠
プロローグ
3/10

パーティー



会場はガヤガヤと賑わっている。

こういうところは、日本も中国も変わらないんだな、と、つくづく思う。


そう、それは、いわゆる



仮装パーティー



というやつだ。

言い方を変えれば、コスプレである。



だが、アニメのコスプレではないぞ?



漢服を着ての立食パーティーである。



日中の学生の交流イベントである。



あたりを見回すと様々な格好をしている学生がいる。


「あ!あれは、冕服!すごいな、皇帝の格好をする人がいるなんて!」

独特な帽子を被ってる。


「あれって、前見にくくないんだろうかね?ジャラジャラと邪魔じゃない?」


言われてみるとそうかもしれない。

目の前を装飾品がジャラジャラしてたらちょっと邪魔な気もする。



「お隣は、お妃様かしら?真っ赤でとても華やかね。」


隣にいる女性は割と体格の良い人のようだ。なんと言っても、妖艶な様子が見受けられる。


「あんたにはあの衣装は無理だね。重さで潰されちゃうんじゃない?」

そう言って麗奈がからかってくる。


そんな麗奈は、宮廷の女官と言うのだろうか、派手すぎず、地味すぎず、彼女の闊達さをより引き出すような曲裾袍に身を包んでいる。



「え、私そんなにやわじゃないよ?」

そう言ってはみるものの、深淵のご令嬢よろしく、薄手の絹でヒラヒラしている服装である。



「やっぱ、あんたにはあのごつい衣装は似合わないよ。」

そういって、私の上着を引っ張った。









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